父を撃った12の銃弾 (下) (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2023年5月9日発売)
3.85
  • (2)
  • (7)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 75
感想 : 12
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784167920487

みんなの感想まとめ

過去と現在が交錯し、未来への希望を描き出す物語が展開されます。特に父の過去を描く連作短編形式の「銃弾」の章は秀逸で、心を揺さぶるエピソードが続きます。自然描写が豊かで、アメリカの大自然が印象的なシーン...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 祝文庫化

    【書評】『父を撃った12の銃弾』ハンナ・ティンティ著、松本剛史訳 心に残る文芸ミステリー - 産経ニュース(2021/4/4)
    https://www.sankei.com/article/20210404-6FBASMIWNRNH3OGAYBFCA6PU5A/

    「父を撃った12の銃弾」書評 完成度高い各章つながり佳境へ|好書好日(朝⽇新聞掲載:2021年04月17日)
    https://book.asahi.com/article/14331989

    【今週はこれを読め! ミステリー編】世にも美しい犯罪小説『父を撃った12の銃弾』 - 杉江松恋|WEB本の雑誌(2021年4月27日)
    https://www.webdoku.jp/newshz/sugie/2021/04/27/180542.html

    文春文庫『父を撃った12の銃弾 下』ハンナ・ティンティ 松本剛史 | 文庫 - 文藝春秋BOOKS
    https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167920487

  • 同系統の「ザリガニの鳴くところ」に引けを取らない傑作。何と言っても父の過去が描かれる、連作短編のような12の「銃弾」の章が秀逸。特に「#7、8、9」以降のエピソードは劇的で心揺さぶられた。最後「銃弾#12」で娘視点の現在パートと繋がる構成も見事。アメリカの大自然と相まって印象的なシーンがたくさんあり、もし映像化されるようなことがあれば絶対見たいと思った。

  • ハンナ・ティンティ初読。ずっと読みたかった作品。文庫化を待った甲斐があった!

    物語は娘ルーの成長が描かれる現在の章と、父ホーリーが初めて撃たれた時から現在に至るまでの章の二つが交互に語られる。
    ルーの章は、ティーンならではの苦悩、恋愛が描かれ、所謂ヤングアダルト小説のよう。
    一方ホーリーの章は、どこかで手を引いて真面目に暮らしたいと思いつつも、ついついヤバイ仕事に手を染めてしまう、ハードボイルド風小説を味わうことができる。
    どちらの章も良いが、特にホーリーの章は一つ一つの完成度が高い。そして毎回、痛い目にあう笑

    出版された時期的に「ザリガニの鳴くところ」と比較されそうだが、「ザリガニ・・・」ほど過酷な運命ではなく、どちらかと言うと「拳銃使いの娘」に似ているか。テイスト的にも。

    欲を言えば、ある意味第3の主役である母リリーの出番がもう少しあれば良かった。美しく、気高く、強い母をもう少し堪能したかった(それはそれで彼女との別れのシーンが辛くなるが。。。)。

    想像どおり、読み終えたくないほど大変楽しい読書時間でしたので、ぜひ次作の邦訳もお願いします!

  • 日本よりアメリカの方が国土が25倍も大きいから自然描写が多いんだということを訳者あとがきで読んで、納得した。でも想像も共感もできないからいまいち世界に入り込めない。

    よかったシーン
    自分のこぶしと北極星を使って目指すべきところを探せたところ。

    ホーリーという男
    本当にクソ人間

    疑問点
    帯にあるようにクライムサスペンスなの?

    他に思うこと
    英語で読んだら、詩的な美しさを楽しめたと思う。
    鯨の文学的位置が分からないから重要なシーンで出てきてもピンと来ない。

  • 文庫化にて再読。

  • 2026/4/5購入
    2026/5/20読了

  • 原題 THE TWELVE LIVES OF SAMUEL HAWLEY

    Life can only be understood backwards,

    人生は後ろ向きにしか理解できないが、

    過去の回想と現在進行形の物語が紡ぎ出す、未来。最終章でルーが撃ち上げる先に待ち受けるものはなんなのか。明るく、または暗く、あるいはぼんやりと、読み手の立ち位置によって違ってくると思います。いずれにせよ、ホーリーは解放されるんじゃないかなぁ。ルーはもう大丈夫。

    前を向いてしか生きられない、のです。

    but it must be lived forwards.
    -Søren Kierkegaard

  • 記録

  • 12発は撃たれすぎ。野球で言うと2023年最もデットボールを受けたのが阪神近本選手の12回です。

  • ルーの両親が共に生き抜いた歴史が語られ、母の死の謎が明かされる。
    父の身体に刻まれた傷痕の因縁が、父娘に迫る。
    ホーリーは、亡くなった妻への思い。ホーリーの娘を大切にする気持ちとルーの父親に対する思い。銃弾がそれらの思いを明らかにする。
    アメリカらしい家族の絆の物語になっている。
    しかし個人的には、ホーリーに、完全には共感できない。

  • 【父の身体には、12の弾傷が刻まれていた――】少女ルーが生まれる前、両親はどのように生きてきたのか。父の身体に刻まれた弾傷の謎とは。その因縁がついに父娘に忍び寄り……。

全11件中 1 - 11件を表示

ハンナ・ティンティの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×