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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784167920500
作品紹介・あらすじ
疫病よ、退散!
晴明が呪を唱え
博雅は笛を吹く――
傑作・快作ぞろい
シリーズ第17弾!
不思議な童子の群が都にあらわれ、青疱瘡(あおもがさ)が広がる「野僮游光(やどうゆうこう)」、赤舞瘡(あかぼうそう)から逃れようとする非情な左大臣を描く番外編「秘帖・陰陽師 赤死病の仮面」、蟬丸の悲恋が明かされる中編「蘇莫者」など全八話。物語の神に選ばれた作家は言う、「物語りは永遠に終らない」(「あとがき」より)。尽きぬ着想、広がる想像、大人気シリーズ第17巻!!
みんなの感想まとめ
多彩な物語が織りなす平安時代の幻想的な世界が楽しめる作品です。全八話から成るこの第17巻では、陰陽師安倍晴明と源博雅の活躍が描かれ、特に蝉丸の悲恋が明らかになる中編が印象的です。これまでの巻とは異なり...
感想・レビュー・書評
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陰陽師安倍晴明と源博雅の活躍を描く陰陽師シリーズ第17弾。
8編からなる、美しく、哀しいお話、どこまでも尽きない想像力を味わいました。
これまでは、1冊に10数編の作品が収められていることが多かったですが、レギュラーキャラの蝉丸の悲恋が明かされる中編が収められており、いつもよりボリューム感はないものの、蝉丸の悲しい過去を味わうことができて、読みごたえがありました。
また、今回は、メインの二人が出てこない番外編にあたる作品もあり、それでもやはり「陰陽師」の世界であることが感じられました。
さらに、いくつかの作品から、これまで以上に博雅の人柄が色濃く映し出されていたように感じ、とても魅力的でした。
今回も清明と博雅の一連のやり取りは健在で安心して読めました。
やはり、この作品の魅力の一つは、平安時代の雰囲気を安心して味わえることではないかと思う今日この頃です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私の癒し本。お久しぶり。
この天地にある万象、楽の音、人、人ならざらぬモノ……それらに心を寄せてはいつもほろほろ涙を流す博雅。それに加えて今回は博雅の激アツな側面や、自身が気づかぬまま「罪」となってしまった彼の無垢さなど、いつもとは少し違う立ち位置の彼が垣間見られた。
また私は『源氏物語』に描かれる唐の文化や物などに興味を持っているので、今回は『源氏物語』の時代設定ともいわれる醍醐・村上朝辺りの唐と関係する人物や物などがたくさん登場したのは嬉しかったな。
今作にはいつもの「晴明、博雅、時々道満&露子姫」作品に加えてエドガー・アラン・ポーの短編『赤き死の仮面』に材をとった「秘帖・陰陽師 赤死病の仮面」と、「邦楽維新 Collaboration」のために書き下ろされた「蘇莫者」が収録されている。
晴明も博雅も登場しない「秘帖・陰陽師 赤死病の仮面」はすごく怖かった。
赤舞瘡という踊り狂いながら死んでしまう流行り病から逃れようとする非情な左大臣が描かれてるのだ。
主な登場人物は、晴明の様相に似せた不気味な陰陽師と藤原道長の身分を模した満長(みちなが)。
読みはじめたときは、うっかり「満長」を「道長」だと読み違えてしまい、いやだ、違う違う、この「道長」は『陰陽師』に登場する愛嬌たっぷりの道長とは別人だよ、呪いや祟りを恐れて晴明にあれやこれや助けを求める、あの道長じゃないよとショックを受けてしまった。でもよく見たら「満長」……
虚の王となった満長の目の前に広がる光景を想像したらぞわぞわと背筋が凍る。恐ろしくて堪らない。
「蘇莫者」では蝉丸の悲恋が明かされる。主な登場人物は、蝉丸、敦実親王、藤原能子、そして博雅。蝉丸、敦実親王、博雅が揃うということは問題の根元は音楽ですよね。
「文芸であれ、音楽であれ、どのみちも、つきつめてゆくと、人はいずれかで鬼に出会わずにはおかぬものなのだが……」
晴明は博雅に言う。
「おまえは特別じゃ」
「おまえは、よい漢だということさ」
今回の収録作品には、消えぬ憎しみに人が生きたまま鬼となってしまったり、そんな彼らが抱く感情や傲慢さ、愚かさを前にした者が何もできない無念さに苛まれたり……
なんとも無力感に包まれる読後感のものも数作品あった。ほっこりする物語ももちろんあったのだけど、ため息をつきたくなる……そういう作品の方が、なぜかしばらく頭から離れないんだよなぁ。 -
【疫病を退散させる晴明の活躍を描く】青疱瘡の謎「野僮游光」、赤舞瘡の恐怖「秘帖・陰陽師 赤死病の仮面」、丸の悲恋「蘇莫者」など傑作満載、シリーズ第17巻。
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ちょっと特別感のある巻/麩枕:深夜、笛を吹きながらそぞろ歩く博雅についてくるものと朱雀門の鬼の素性/野僮游光:道を通るあやしきものと青疱瘡/いそざき:伝澄和尚の母が被った鬼の面が外せない/読人しらず:博雅《人の生き方に、上手、下手があって、たまるものですか!》/腐草螢と為る:兼家さん、今度は道満に呪われた?/跳ねる暙㕞踊る針:涸れそうな井戸と曲芸/秘帖・陰陽師赤死病の仮面:いつものとは違う作品/蘇莫者(そまくしゃ):蝉丸のもとに通うもの、博雅暗殺計画、蘇莫者という舞。
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久しぶりに陰陽師を読みましたが、寝る前に一日一話のペースが心地よく、他の巻も買って見ようかと思いました。
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久し振りの陰陽師文庫化嬉しい、という定期。やっぱりあと10年後も100年後も陰陽師シリーズの続きが…博雅激推し晴明を…読みてえよ…。
「麩枕」唐代の皇帝と妖狐の異類婚姻譚。博雅マジ自然。そして明かされる朱雀門の葉双の鬼の正体。うーん、ロマンだ…。
「野僮游光」コロナ禍前に書かれたはずなのに、なんか予言めいてないか…???すごい…。
「いそざき」なんか初期の陰陽師っぽいオチだと思う。通わなくなった夫への恨みよ…。
「読人しらず」博雅マジ自然(定期)そりゃ晴明もメロるて。そして在原業平がここで出るか…やっぱ陰陽師面白いわ…。
「腐草螢と為る」結局噓も真も、言う人と言い方だよねっていう…。それもまた"呪"…。
「跳ねるかみかき踊る針」(”かみかき”の漢字が…出ねえ…)多分ここからタイトルの伏線回収。しかし平和な陰陽師って感じで好きだな。久し振りの賀茂保憲様登場。あの最後かっさらってくマイペースぶりがたまらない。
「秘帖・陰陽師 赤死病の仮面」ご存知、ポーの同タイトル作品のオマージュ。そりゃこれは晴明と博雅の物語じゃないわな…。
「蘇莫者」蝉丸殿登場回はだいたい神回って決まってんだ。敦実親王と蝉丸のエピソードが…まさかこうなるとは…(驚嘆)珍しく博雅アンチが沸いてるな。博雅…マジで罪なよい漢…。 -
シリーズも既に17作目とのこと。
相変わらずの晴明と博雅と道満のやり取りに、クスリとさせられたり、う〜んと唸らされたり。
やはりこのシリーズ、好きですね。
一編だけ、晴明たちの登場しない番外編が収録されているのですが、いつもの調子で読んでいたら、怖くなってしまって、ちょっと参りましたけど(^^;;
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いつも晴明の庭で季節をゆったりと描写してからの入りが少なくて残念。そこから「ゆこう」「ゆこう」となって不思議な魑魅魍魎の世界が広がる流れが好きなんだけど…。
あとがきで漫画の話をされてたけど、私は岡野玲子さんの「陰陽師」の方が好きだなぁ。 -
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今回は割と博雅回。
露子ちゃんも道満のおじさまもちょっと出ます。
朱雀門の鬼、葉二の持ち主の話がやっと出る。
いつものやんごとない感じよりも、現代よりにやや砕けた感じの巻。読みやすくはある。 -
盛り沢山だったけど、やっぱり博雅はいい漢だ、に行き着く(笑)
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安心感あり
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ちょっと、平安時代に行って来ました(^。^)
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2024年2月22日購入。
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『秘帖・陰陽師 赤死病の仮面』がいつもの二人が登場しない別ものの陰陽師ものでおどろおどろしい雰囲気でした。
『麩枕』でようやく葉二の鬼の由来がようやく明かされましたが唐の時代まで遡る物語でびっくり。
『読人しらず』で涙して太薫を慌てさせる博雅の純粋さに心打たれました。生きていることがそのまま歌、か。やはり博雅の自然さはすごいです。 -
陰陽師どこまで読んだか忘れたので遡り読書3冊目。多分この巻から読んでない、と思う。
相変わらずサクッと読めながらも幻想的で大好きな作品
『秘帖・陰陽師 赤死病の仮面』面白かったけど、何の説明もなく始まったので、陰陽師の地続きの世界線か!?と動揺した
全く別の世界線で良かった。展開としては凄く好みの話。
『蘇莫者』は博雅が狙われる話か?とワクワクしながら読んだけど、そこまでピンチになる訳ではなかった。相変わらず笛の力が凄すぎる。舞台のための書き下ろしと聞いて納得。多分Netflixのアニメ陰陽師の後半はこの話膨らませたものなのかな -
晴明と博雅のコンビの話は若干マンネリ気味かも。それはそれでいいのだが、今回は「秘帖・陰陽師 赤死病の仮面」など若干違う作品が入りアクセントになっている。
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前半はいつもよりサクサクと読み進める感じで、後半にかけてひとつの話により重みが出てくる感じがした
秘帖・陰陽師 赤死病の仮面は番外編ということでまた違った面白さもあり、不気味さがまとわりつく感じがした
蘇莫者もボリュームもあり、息を詰めながらすぐに読んでしまった
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