舞風のごとく (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2023年6月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784167920524

作品紹介・あらすじ

少年剣士たちの友情と成長を描く青春時代小説シリーズ。

小舞六万石が大火に見舞われた。山河豊かで災害も少ない土地で、城下の半分に迫る町が焼け落ちたことで、人々は混乱に陥る。

筆頭家老の後嗣である樫井透馬は、執政会議で一刻も早く救済策を講じることを主張するが、前例主義に凝り固まった藩の上層部は有効な策を講じることができない。
苛立ちが募る透馬は、少年の頃から剣を通じて身分を超えた友情をはぐくみ、今は側近として取り立てている新里正近、山坂半四郎と共に人々の救済に乗り出す。

一方で透馬たちが独自に動くうち、この大火事がただの失火ではないのではないか、という疑いが芽生える。
さらに藩政の主導権を巡る政争も巻き起こり……。

『火群のごとく』『飛雲のごとく』に続く第三弾にして、感動の完結篇!

文庫解説・細谷正充

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

友情と成長をテーマにした物語は、少年剣士たちの絆が試される災害と政争の中で展開されます。大火災に見舞われた小舞の町で、筆頭家老の後嗣である透馬は、剣を通じて築いた友情を胸に、仲間の正近や半四郎と共に人...

感想・レビュー・書評

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  • 相変わらずの3人の剣士たちの会話が面白い。七尾の姪の千代が重要な立場で出てきて意外だった。正近はいつの間にか『弥生』という娘と結婚しそして別れていた。初めての子が流れ、正近が別の女性に心を奪われている事に気づき心を病んでいたのだ。小舞は大火災に見舞われ多くの死人や怪我人が出た。透馬たち3人は被害状況を把握する為に自ら町中を駆け廻る。果たしてこの火災には黒幕の気配が。真犯人、ちょっと驚かされました。まさか、そこに行き着くとは。

  • 災害時の悲惨さ、政の良し悪し、人々の思い、これをまんべんなく経ての真犯人。遣り切れないです。だからこそかもしれませんが、友情が眩し過ぎます。どんな立場、関係になっても、相手を信じる力と敬う心が溢れていて、尊くて苦しい(笑)。大人になったからこそ、しがらみ中で生きて行かなくてはならないのに、それでも、思う通りに進めていく力を、これからも蓄えていくだろう、力強い感じがいいです。

  • この3人の会話は、痛快というか、読んでいて気持ちが良い。物語の内容は、結構深刻だけど、3人のやり取りがトリオ漫才みたいで、なんかホッとする。

  • まさかの黒幕
    切ない

  • 【理想と現実のはざまで青年は成長する――好評シリーズ第三弾!】小舞藩が大火に見舞われ、人々は混乱に陥る。救済は進まず、筆頭家老後嗣の樫井透馬は、側近の新里正近らと共に独自の動きに出る。

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著者プロフィール

あさの あつこ:1954(昭和29)年、岡山県生れ。青山学院大学文学部卒業。小学校講師ののち、作家デビュー。『バッテリー』で野間児童文芸賞、『バッテリーII』で日本児童文学者協会賞、『バッテリーI~VI』で小学館児童出版文化賞、『たまゆら』で島清恋愛文学賞を受賞。著書は『福音の少年』『No.6』シリーズ、『弥勒の月』『アーセナルにおいでよ』など多数。

「2025年 『あなただけの物語のために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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