- 文藝春秋 (2023年6月7日発売)
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感想 : 19件
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784167920579
作品紹介・あらすじ
初々しい恋の始まり。
だが、この後まさかの嫁姑問題勃発――。
カバーを飾るのは、フランソワ・ジェラールの『プシュケとアモル』。
王の娘プシュケの美貌は天界にまで鳴り響き、美の女神ヴィーナスの怒りを買う。
女神は息子アモルに命じてプシュケを不幸の底へと落とそうとしたが、
アモルはたちまちプシュケに恋してしまい……。
「怖い絵」シリーズなどで大人気の絵画エッセイの名手が
西洋絵画に潜む人気ドラマを描き出す人気シリーズの第3弾。
知的でスリリングな刺激にみちた17篇を収録。
ダヴィッド『マラーの死』、ミケランジェロ『デルフォイの巫女』、
レンブラント『エマオの晩餐』、ドガ『ベレッリ家の肖像』、
ブリューゲル『悪女フリート』、ゴヤ『マドリード、1808年5月2日』など、
名画31点をすべてカラーで掲載。
みんなの感想まとめ
絵画の背後にある物語や歴史を深く掘り下げる本書は、視覚的な美しさと知的な刺激が融合した魅力的な作品です。特に、名画の解説を通じて、絵画が描かれた時代の文化や思想を知ることができ、単なる鑑賞を超えた体験...
感想・レビュー・書評
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たぶん<怖い絵>を読まないと中野京子さんの本質は分からないのだろうが、<怖い絵>は苦手なのでスルーしてた。
本書は表紙の絵(フランソワ・ジェラール『プシュケとアモル』)が奇麗なので手に取ってみた。
だが、ページを捲ると最初の作品が殺害された死人の絵。次が娼婦と男の絵。
3番目が、表紙の絵。
アモル(Amor)とはキューピッドのローマ名。ギリシャ名だとエロス(Eros)。
キューピッドとエンジェルは全くの別ものだということを知った。
というか、両者の違いなんて考えたことがなかった。
この絵はローマ神話の一場面なので、この場面の前後のストーリーが解説になっている。
ヴィーナスが意地の悪い性格だったことも知った。
絵画は説明がないと何を表現しているのか分からない。
中野京子さんの説明は読み易く、絵画を鑑賞するのに大いに助けになる。
絵はその時代の文化や思想や世相を表していて、建築や医療・科学技術などもうかがい知ることができる歴史の一コマということか。
「ルネサンス」「バロック」「ロココ」「新古典主義」「ロマン主義」「写実主義」「印象派」「世紀末象徴派」
などの表現方法については一生理解できなさそう(理解する気がないので)。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
どの絵もとても綺麗でただ見ているだけでも良いのですが、中野さんの解説があるとより彩をまします。
西欧の歴史にも特に精通され、絵の背景にあるものが浮き彫りになります。
決して上っ面だけで絵を見ているのではありませんが、絵の巧さに気を取られていると、本当はどんな絵なのか気がつかないものです。
上部だけの家族、狂気の女の殺害、駅で乗車前のワンシーン、ギロチン台に進む修道女…
同じシーンを違う画家が描いているとこうも違うのかという比較も面白い。
中野京子さんの本は出版が待ち遠しい、そんな絵画と歴史をマッチさせる本だ。 -
ブクログ新刊通知で知り、すぐに図書館に予約申請をしたので、たぶん1番に借りられた。
42ページまで読んでからやっと「あれっ?」と思い、全ページパラパラして掲載されている絵画を見たら、思いっきり既視感が…。
今まで沢山の絵画の書籍を読んでいるし、表紙の絵は今年行った展覧会で観てきたしな、と思ったら巻末に、既刊単行本(2020年)の文庫化だと書いてあった。
自分のブクログ本棚でチェックしたら、私は2022年10月に単行本を読んでいて、その当時は「自分の知っている絵が少ない」とレビューに書いていた。
そんなわけで、本書は飛ばし読み。
ギリシャ神話については今年になってから勉強したので単行本の方には、「ギリシャ神話」のタグを付けていなかった。
オイディプスについての記述もあったし、ギリシャ神話ネタが結構入っていた。
単行本の方にもタグを付けておこう。 -
安定の面白さ。やっぱり中野京子さんの解説が1番好きだな
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880円
ギリシャ美術は高貴な単純と静かな偉大
中野 京子
(なかの きょうこ、生年不詳)は、日本の作家[1]、ドイツ文学者[2]、西洋文化史家、翻訳家[3]。北海道生まれ[4]。1979年、早稲田大学大学院修士課程修了[5][6]。オペラ、美術などについて多くのエッセイを執筆する。2007年に発表された『怖い絵』を端緒とする『怖い絵』シリーズが大ヒットとなる。新聞や雑誌に連載をもつほか、テレビの美術番組にも出演する[7][8]。早稲田大学講師[9][10]。『怖い絵』シリーズの刊行10周年を記念して2017年に開催された「怖い絵」展では、特別監修を務めた[11][12][13]。2021年9月に開催された「怖いクラシックコンサート」(東京文化会館)での解説[14]、2022年3月公演の舞台「怖い絵」の監修[15][16]、同年7月上映の「星と怖い神話 怖い絵×プラネタリウム」の監修・解説を担当した[17][18]。
「フランス革命から四年、一七九三年という激動の年は、ルイ十六世の処刑から明けた。続いてイギリス、オランダ、スペインへの宣戦布告、穏健派のジロンド党追放、ジャコバン党独裁の開始、そして七月にはジャコバン党の指導者ジャン・ポール・マラーが暗殺された。 マラーはイタリア人の父、スイス人の母を持ち、スイスで生まれ、十五歳からフランスに住んで医学をおさめ、ロンドンで開業した後、再びフランスへもどって王弟アルトワ伯の部隊付軍医となる。反政府的言動のゆえか、医学論文はアカデミーに認められなかった。腐りきった王政への憤りは次第に強くなり、軍医を辞して町医者となる。 やがて革命が勃発し、王政が廃止。それまで革命派として一致団結してきたブルジョワジーと労働者の間の路線対立が露わになった。マラーは後者の立場から革命の推移を監視せねばならないと、自ら発行する政論新聞『人民の友』で激しく前者を非難し、亡命の憂き目にもあう。 帰ってからはいっそう舌鋒鋭くジロンド党(ブルジョワジー寄り)を攻撃し、労働者たちに行動を呼びかけ続けた。国民公会の議員に選出され、大衆からの人気は圧倒的で、「もっとも民衆に近い革命家」と言われた。」
—『運命の絵 なぜ、ままならない (文春文庫)』中野 京子著
「マラー周辺の小道具は、板、緑の布、黒いインク壺、羽根ペンなどダヴィッド作品をそっくり使っている。だが包丁は刺さったままで、椅子は倒れ、板も半分水に浸かり、左手は無念そうに湯船の縁を握る。抵抗しようと暴れた様子がわかる。騒がしい死体と対照的に、コルデーはひっそりと隅に立つ。表情は、だが緊迫している。今のフランスがあるのは彼女のおかげというように、背後の壁にはフランス地図。」
—『運命の絵 なぜ、ままならない (文春文庫)』中野 京子著
「イギリスは演劇と物語の国だ。ドイツが音楽の国であり、オランダが絵画の国であるように。 そうした趣味嗜好は他の芸術分野へも顔を出し、イギリス人は美術においても物語画を好む傾向にある。「イギリス絵画の父」と呼ばれた十八世紀のウィリアム・ホガースが嚆矢であり好例だ。」
—『運命の絵 なぜ、ままならない (文春文庫)』中野 京子著
「ヴィクトリア朝時代後期に生まれたミステリの女王アガサ・クリスティは、ベルギー人の名探偵エルキュール・ポワロの口を借りて自国民をこう皮肉る──「感傷的なのは私ではありません! それこそイギリス人の弱点なのだ! 若い人の恋愛とか瀕死の母親とか孝行なる子供に涙を流すのはイギリスですること。私は、論理家です」(『愛国殺人』加島祥造訳)。 実に全くそのとおり。 しかしクリスティが自分たちイギリス人のそうした「弱点」を否定する気のないこともまた明らかだ。」
—『運命の絵 なぜ、ままならない (文春文庫)』中野 京子著
「ミケランジェロは一五〇八年、三十三歳の時にヴァチカンのシスティーナ礼拝堂天井画の制作に取りかかった。自らを彫刻家であって画家ではないと思っていたので気に染まぬ仕事だが、ローマ教皇の命令には逆らえない。 何でこんなことをせにゃならんのだ、と不満たらたら、それでも一旦引き受けた仕事に手抜きは微塵もなく、四年かけてほぼ独力で完成させる(当初雇った六人の助手は早々に追い払った)。 まさに驚異的としか言いようがない。」
—『運命の絵 なぜ、ままならない (文春文庫)』中野 京子著
「一八一九年生まれのクールベは、フランス近代写実主義を代表する画家。天使は見たことがないから描かないと言い放ち、その言葉どおり、自分のよく知る風景や日常の光景、今そこにある現実を描いた──印象派のようにではなく、それまでの歴史画のように、重厚きわまりない画肌で。 おまけにテーマの選択もかなり変わっている。たとえば代表作の一つ『オルナンの埋葬』は、クールベの故郷オルナンにおける無名人の葬儀の様子を「写実的に」描いたものだが、これまでの絵画言語で解釈するなら、どう見ても歴史画の骨格における偉人の大葬送ドラマである。いわば鼻歌を歌う素人を、オペラ座のスター歌手であるかのように(しかも皮肉でも揶揄でもなく、大真面目に)表現したわけで、当時の批評家が怒った気持ちも何となくわからぬでもない。 さらにもう一つ、『こんにちは、クールベさん』という作品。これはクールベ本人が画材をもってスケッチに出たところ、坂道で自分の支援者とばったり出会ったというシチュエーション。しかも支援者の方が帽子を脱いでうやうやしく挨拶し、自分はふんぞり返っている図だ。」
—『運命の絵 なぜ、ままならない (文春文庫)』中野 京子著
「傲岸不遜な男だったのか? そうらしい。少なくとも同時代人の多くが彼の並外れた傲慢ぶりについて触れている。 富裕な地主の一人息子で、母も四人の姉妹も評判の美女、クールベ自身も「古代アッシリア風の横顔」をもって任じ、ナルシシズム的自画像を何点も描いた。もちろん現代画家でもっとも重要なのは自分、と公言もした。 確かにクールベの絵画技術は傑出していたからサロン(官展)にも幾度か合格したし、有力な支援者もできた。あんがいこのままアカデミックな作品に専念すれば社会的には成功したかもしれない。だが反逆児の彼は美術のありようそのものを変革したい、おまけに政治も改革したいと意欲に燃えた。 一八五五年、パリ万博。世界中から注目される、これほどのチャンスはめったにないので、有名無名を問わずどの画家も自信作・野心作を競って応募した。クールベも十五点提出したが、全部は当選しなかった。しかも一番展示してほしかった、いや、展示されてしかるべきだった『画家のアトリエ』が落とされたのは納得しがたい。そこでわざわざ万博会場からほど近い場所を借り、「生きた芸術を作り出すのが我が目的」とのレアリスム宣言とともに、自作四十点を有料展示した。これが世界初の「個展」とされる。」
—『運命の絵 なぜ、ままならない (文春文庫)』中野 京子著
「クールベは名声を上げる毎に、どんどん政治に近づいていった。普仏戦争でナポレオン三世がプロイセンの捕虜となり、フランスに第三共和政が樹立した時が、彼の最高の高揚期だったかもしれない。臨時政府の美術委員会議長に選出されると、さっそく美術改革に取りかかった。ところが例によって革命好きのフランスであるから、革命、反革命、革命、反革命のリズムは刻まれ続け、わずか八か月後にはコミューン崩壊。クールベは軍法会議にかけられた。議長時代にヴァンドーム広場の円柱を(侵略讃美の象徴と断じて)撤去したのが罪状だった。 一昔前ならギロチン刑だっただろうから、禁固半年と罰金刑が重いとは言えないが、釈放後、反対派によって自作がもはやサロンに受け入れられないと知ったのは、気位の高いクールベにとって屈辱以外の何ものでもなかった。その後も危険なコミュニストとされて迫害が続き、財産没収の憂き目にあい、スイスへ亡命せざるを得なかった。『画家のアトリエ』からおよそ二十年後のことである。」
—『運命の絵 なぜ、ままならない (文春文庫)』中野 京子著
「最初のイタリア修業旅行は二十二歳から三年の長きにわたった。ナポリ、ローマ、アッシジ、フィレンツェなどを巡り、美術館を訪れ、古典作品を模写し、滞在最後の年には、自分もまた過去の巨匠たちに負けぬ堂々たる傑作をものしたいと野心に燃える。 主題を集団肖像画に決めたのは、ドガの終生変わらぬ関心が人間そのものへ向いていたのと、たまたまイタリアに格好のモデルがいたからだ。父親の妹、即ちドガの叔母にあたるラウラがイタリア人ベレッリ男爵と結婚し、当時フィレンツェに居を構えていた。 ドガはベレッリ家に八か月滞在し、大量のスケッチや習作を描く。叔父、叔母、彼らの娘たち。ドガはこの二人の小さな従妹について、友人の画家ギュスターヴ・モロー宛ての手紙にこう書いている。姉娘のほうは幼いのにとても器量良しで、下はいたずらっ子だが天使のようだ、と。」
—『運命の絵 なぜ、ままならない (文春文庫)』中野 京子著
「亡くなったのはラウラの父親(ドガの祖父)。彼女の顔のすぐそばに、以前ドガが描いた小さな素描が立派な額縁におさめられている。銀行業で一族の財を築いたこの人物をドガは心から敬愛していた。娘であるラウラはさらにファザコンに近いほど愛し頼っていたので、気落ちするのも無理はない。 ラウラの不幸はそこから来ていると、ドガの辛辣な目は見抜いていたのだろう。成功者である父親と不甲斐ない夫を何かと比較し、ラウラは不満を募らせていた。もちろん当時の上流階級の常として政略結婚だったから、もともと愛はなかったのかもしれないが。 ベレッリはナポリの政治家で弁護士だった。結婚六年後の一八四八年、革命(オーストリア・ハプスブルク家からの独立を図り、敗れる)に関与したため亡命せざるを得なくなり、一家はマルセイユ、パリ、ロンドン、トリノと転々として、ようやくフィレンツェに落ち着いたのだった。ラウラにしてみると、夫ゆえのいらぬ苦労という思いだったらしい。体も丈夫ではなかった。」
—『運命の絵 なぜ、ままならない (文春文庫)』中野 京子著
「ヴィンケルマンは『ギリシア芸術模倣論』と『古代美術史』という二大代表作で、ギリシャ美術の卓越性と本質を彫像に即して論じ、それまで骨董品扱いだった発掘品を美の理想たる芸術品へと人々の意識を一挙に変えた。また古代ギリシャ文化を白の文化と捉え、これからもそれを模倣し続けねばならぬと説いた。「高貴な単純と静かな偉大」という彼の言葉は時代の合言葉にまでなった。」
—『運命の絵 なぜ、ままならない (文春文庫)』中野 京子著
「ミステリ好きなら、アガサ・クリスティの『パディントン発 4時 50分』を思い出すだろう。開幕早々、この駅でどたばたと列車に乗り込んだミス・マープルの友人は、並走する別の列車内での殺人事件を目撃することになる。また児童文学のキャラクター、熊のパディントン君は、この駅で発見されたのが命名の由来だ。」
—『運命の絵 なぜ、ままならない (文春文庫)』中野 京子著
「成育環境からロセッティもインテリで多才(長じて詩人、画家、イラストレーターになる)、二十一歳でダンテ『新生』を英語に翻訳。ダンテに己を投影し、ベアトリーチェを理想像とした。もちろん本家同様すこぶるつきのロマンティストであったから、今の時代の自分のベアトリーチェを探し求めることになる。 すぐ見つかった。 貧しい労働者階級の娘で、帽子店のお針子から絵画モデルに転じたエリザベス・シダル(通称リジー)がロセッティのベアトリーチェだ。婚約して同棲し、彼女をモデルに『新生』からいくつかのシーンを描いた。 だがこのロンドン版ダンテにはドン・ファン風味があり、なかなかリジーを正式な妻にしようとしなかった。何人も愛人を作り、別のモデルに心惹かれ、彼女が他の男性の妻になった後も未練たっぷりで、リジーを苦しめた。 婚約から八年後、ようやくリジーは妻の座を得る。だがその後も夫の女遊びはやまず、今度は離縁される不安に苛まれた。とうにアヘンチンキ中毒になっていた。生来、体が丈夫でなかった上、心労が重なり、痛み止めと精神安定のため常用していたのだ。結婚二年後、リジーはいつもより多量に服用して急死。」
—『運命の絵 なぜ、ままならない (文春文庫)』中野 京子著
「 当時看護婦は──漢字が示すとおり──女性限定の職業だった。絵の中の彼女たちは手術用具を載せたトレイを運んだり、患者の容態に気を配ったりと、緊張した面持ちながらてきぱきと仕事に集中している。当然? いや、必ずしもそうではない。クリミア戦争( 1853 ~ 1856年)までの看護婦の地位は、今では想像できないほど低かった。身分の低い、字も読めない下層の女性たち、なかんずく飲んだくれの老いた元娼婦が(仕方なく)就く職と見なされていた。まして従軍看護婦、つまり外科手術が必須の場合、ほとんどが嫌々ながらの働きぶりだった。 それを激変させたのが、かのフローレンス・ナイチンゲールだ。イギリスの富裕な地主階級の娘に生まれ、十分な教養を身につけた彼女が、親の大反対を押し切って看護学を身につけ、潤沢な寄付金と個人資産をバックに三十八名もの意欲的な看護婦と、さらに新聞記者まで引き連れてクリミア戦争の激戦地へ乗り込み、「白衣の天使」として縦横無尽の活躍をする。」
—『運命の絵 なぜ、ままならない (文春文庫)』中野 京子著
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ドラローシュ「ギロチン」が怖いな!?と思ったら、ドラローシュは「レディ・ジェーン・グレイの処刑」や「ロンドン塔の若き王と王子」も描いた画家か…そりゃ、怖いね…
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また中野さんのエッセイで新しい好きな画家に出会えた!今回の出会いは古代歴史画家のオランダ人画家(後にイギリスに帰化)アルマ=タデマ。古代ギリシア・ローマ好き人間としては、アルマ=タデマの描く絵はたまらん。研究熱心で、当時を忠実に再現しようとする姿も素敵。
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なかのさん、のうかがくは、べんきようになったじきがあった!しゃとうや、ばっかすや、ぎりしやしんわ、さいならない、みさかいなけ、しやひつひやふつ、いぶのしき、いぼいじめ、あかぎれやら、あびたあやら、あひるが、どうのこうの、ふりんまちびいびりががくはりいやぶりなどおしばなのせかいや、せかちゆういじめがとわれてたとき、ひずいや、いどばたきようりつもひかんほひぃあなかいぞくしきばあばらぞくまなんだよ!ふかいなんもんなんだなあ????
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難しくて何がなんだか。全然内容入ってこなくてびっくりした。耳慣れない単語、知らない&読んでもピンとこない歴史や背景ばかりでだめだった。カタカナアレルギー出た。前2作のほうがまだ読めた。高尚な世界ですな。
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1枚の絵画を巡り、主題について、図像学的な決まり事について、描かれた当時の世相について、社会的・歴史的背景について、画家自身について、作品の現在地について、つまりありとあらゆることについて縦横無尽に語る。「怖い絵」からこのかたずいぶん読んだが、どれもおもしろくまた勉強になる。著者の筆力にも、西洋絵画の汲めども尽きぬ豊かさにも感服してしまう。
さて今回初めて知った主題のひとつが、「赦しの樹」に描かれるギリシャ神話。異国で女性と出会った男が、望郷の念に駆られて彼女のもとを去る。そのとき渡された「開けてはいけない箱」を開けたとき、悲劇が‥という話であるが。
これ、浦島太郎だよね!?浦島を彩る「亀の恩返し」「水底の竜宮城」「三百年の経過」などの派手な装飾を取り去れば、話の骨格はほぼ同じ(ということは、子どもに聞かせるような話ではないのかも?)。
さらに骨格も取り去って「異世界からやってきた開けてはいけない箱」に注目すれば、「パンドラ」や「舌切り雀」なども仲間だったり。なんとも興味深い。今後ちょっとこのパターンに注目してみようかなと思っている。 -
1枚の絵から様々な世界が見えてきて、とても興味深かった。特にゴヤのゲリラの絵が印象的だった。
絵画鑑賞は背景知識があってこそ楽しめるものだと思った。 -
解かれる快感
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p.2023/9/14
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絵の解釈を面白く書いてあった
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【争い、信じ、裏切る人々……刺激的な絵画エッセイ】恋におちた若い男女。美しすぎて嫉妬をかった彼女を待っていた運命とは――。名画に潜むスリリングなドラマを読み解く人気シリーズ。
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