- 文藝春秋 (2023年9月5日発売)
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感想 : 20件
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784167920944
作品紹介・あらすじ
80万部突破! ヒロインは小粋なおばあちゃん
<紅雲町珈琲屋こよみ>シリーズ最新文庫
コーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」を営むお草は、愛用していた帯留を一度は売ったものの、手放したことをずっと後悔していた。
そんなある日、それが戻ってきたと連絡がくる。
さっそく東京の店に向かうお草だが、そこで、旧知のバーの雇われ店長が血痕を残して忽然と姿を消し、どうやら殺されたらしいという話を耳にする。
その後、お草は、新幹線の中で何者かに追われている母子に出会い、事態は思わぬ方向へ……。
お草さんが容疑者に!?
逃避行を続けるふたりはどこへ──
甘いだけでない、ちょっとビターな物語。
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
非日常的な逃避行を描いた物語は、ヒロインお草の人間関係の深さと複雑さを浮き彫りにします。シリーズ第10弾では、コーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」を営むお草が、帯留を巡る事件に巻き込まれ、サスペンスドラマ...
感想・レビュー・書評
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シリーズ第10弾。
あれ?小蔵屋シリーズってこういう感じだったっけ?急にハードボイルド感が出て、なんだか読みながら迷走した。
お草さんの帯留から始まった一連の事件、逃走劇?!最後に丸く?おさまったのはよかった。みんなが幸せになれますように。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
お草さんがサスペンスドラマの主人公になったみたいでした。火サスや土曜ワイドを喜んで見ていた世代なので、すごく楽しめました。ただ、あまりに非日常すぎて、お草さんや小蔵屋の商いをしみじみ味わう感じではなかったです。次作ではしみじみしたいです。
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急にアクションものになったようです。
お草さんは人との繋がりを大切にする人。繋がりを切ることができないと、その結び目は多様な形になっていくのだなあとしみじみ思う。
結び目ゆえのトラブル、そして結び目がもたらす救い。
少し読んだ段階で「薔薇色ってどんな色?」と、単純に思った。薔薇と聞いてすっと頭に浮かんだのは深紅の薔薇、深紅で良いのかな、暗赤色?固まりかけた血の色のような薔薇がなんとなく薔薇らしい薔薇のような気がした。しかし、「深紅の薔薇」という言い方があるということは、本来の色は深紅ではないということだろう、などと考えたところで、辞書を引くのが一番と思った。
「うすくれないの色。淡紅色。ピンク色。」とある。マゼンタに近いピンクという表現もあった。桃色よりは濃い色なのだろう。薔薇色の人生は単純な桃色ではないんだろうな、
読み進むうちに薔薇色のことは忘れていた。なにせ、アクションものだから。しかし、結末、薔薇色は鮮やかに目の前に現れる。そうか、これは橙色ではいけない。薔薇色なのだと思った。
お望みの結末、というものかもしれない。
今作のゲスト出演者にとってのお望みの結末なのだろう。しかし、薔薇色なのはこのシリーズのレギュラー出演者の生活の一部、そうだ、その一部とは5分くらいかな、それぞれの繋がりの中で大切な部分の、その核心の5分くらいの部分が薔薇色になっていったのに違いないと思う。
まあ、しかし、お草さんにはアームチェア・ディテクティブであってほしいと思う。
ハラハラドキドキも悪くはないけれど、気持ちとしては紅雲町の中で、完結してもらいたいと思う。
まあ、たまには外に出てもアクションもよいですけどね。 -
著者の本は初めて。しかも、本書で10冊めを数えるシリーズ連作物の最新刊だったとは、読み始めるまで全く知らぬ存ぜぬことだった。その点は、ある意味、失敗だったか。
しかし、面白かった。
予備知識ゼロで読み始めたものだから、これがどんな物語なのか皆目見当が付かない。果たしてラブロマンス物なのか、青春小説?コメディなのかホラーなのか?それともはたまたSF大作???
...だもので、読み始めて間もなく、筋書きにある種剣呑で物騒な展開が描かれ始めて来た頃から、次第に「おっと、これはちょいとしたサスペンス仕立ての物語なのだな」とようやく理解。「それなら」と腰を据えて読み進めると、これが期待していた以上に面白く読める。ある意味、これまであまり読んだことの無い、個性的な表現や組み立てを持つ小説なのだ。
特に、残り僅か10数ページに迫った最終段階。「これで本当に完結するんだろうか?まさか『次作に続く』で終わるとか???」と不安になったが、サニアラズ。「そうか、こう来たか!」と、思わず膝を打つような、予想外かつ痛快なクロージングで唸らせる作話術。いやあ、大したものだ。
これならシリーズ第1冊に遡って読み始めるのも悪くなさそうだ。 -
いつになくダークビター
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長い約束/メジャーと竹尺/湖に降る/
神様の羅針盤、くまの寝息/薔薇色に染まる頃
本格的なミステリーだと思いました。ドキドキしながら読みました。お草さん たくさん動いて考えて、お疲れ様でした。 -
お草さんが、誘拐犯?!今回は、ハードボイルドだ!
「お草さん」シリーズの十作目。
お草さんが、殺人事件に巻き込まれた?!
どうした、お草さん、と呼びかけたくなるような
今回の作品。
それとも、十作目の節目で、少々、異なる方向にかじ取りした?
これまでの、紅雲町を中心とした、日常のあれやこれやを描いた
ものとは、ガラリと変わり、ハードボイルドだった。
個人的には、ハードボイルドが好きなので、
これはこれで、面白かったが。
少年の頃に出会った男との約束。
その男が殺された?
京都への旅の前に、東京駅の新幹線で少年を連れた女性から、
その少年を託される。
女性は、何者かに追われ、ホームで刺された。
お草さんは少年を連れて、訳が分からないまま、
追手からの逃亡を開始する。
ひょんなことから、
男の事件に巻き込まれたお草さんは、
自分を励ましながら、逃亡劇を続けるのだが。
読み始めてすぐ、
「あれ、これって、前からの続き?」と、
シリーズの前の何冊かを読み返してしまった。
それくらい、登場人物や、話の展開が唐突で、
驚いた。
だが、結末は、決して、悪意のあふれる、
嫌な始末の付け方ではなく、
「薔薇色」だったことが、嬉しかった。
そう思うと、これまでの、日常の中で起こるあれこれのいくつかは、
決して明るく、爽やかな出来事ばかりではなく、
もっと、モヤモヤが残るものもあったなと。
こうなると、これからの展開も楽しみだぁ。 -
【累計80万部の人気シリーズ! 逃避行を続けるふたりはどこへ?】東京で旧知のバーの雇われ店長が殺されたらしい。生前の彼との約束を思い出すお草と、新幹線の中で出会った少年との逃避行が始まる。
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小蔵屋を久美に任せて、所用で出掛けたお草さん。ある少年との出会いから、いつもよりスリリングで仄暗い世界へ引きずり込まれる。
見て見ぬふりをするのは簡単。
だけど、つい善意の手を差し伸べてしまう、お人好しのお草さんの周りには、心根が良い人が集まってくる。幻想でもいい。彼らの幸せを祈らずにはいられない。 -
いつもの小蔵屋をイメージして手に取ると、おやおやおや?お草さん、めっちゃハード〜!
ふだんは紅雲町を舞台にした日常の謎が横糸で、お草さんの人生そのものが縦糸。だから今作はちょっと異色に見える。とはいえ、人との繋がりがもたらす合縁奇縁というか、長い人生歩いていれば思いがけないこともあるよなと思った。自分も年をとってきたからかも。 -
最初のお話からぽつぽつと新刊が出ていることに気づいては読んでいたけれど、
いつの間にかたくさんでていた。そして、あれ?こんなに不穏な... と思ったり。 -
読み終わりました……
ちょっとちょっと、過去イチ危ないことになってるじゃないですか、お草さん! 他のみなさんのレビューも見たけど、みんなびっくりしてますよ。
今回は、紅雲町を離れて舞台は京都かな?……と思わせておいて、ちっとも東京から離れないし、あれよあれよという間に事件に巻き込まれて、どこ行くのーお草さーん!
もう、作中のみんな、我らがお草さんに無理させすぎ。久実ちゃんじゃないけど泣きたくもなるわ〜。
単行本の表紙では別の方を向いていた少年が、文庫本表紙ではお草さんと手を繋いでいて胸がほっこり。 -
珍しくサスペンスで、ドキドキしながら一気に読んだ。
たまたまその世界に居なかっただけ。
自分で選んだわけじゃないんだよな。 -
「あら、やだ。死んでる…」
あの名言が頭に浮かんだ…
急にハードな…
え?いや…実は生きてました。迎えにきました。
で、終わる話じゃないよね??
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まるでサスペンスを見ているかのよう!
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何故にこんなハードな世界に…
著者プロフィール
吉永南央の作品
