精選女性随筆集 幸田文 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2023年9月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784167921033

作品紹介・あらすじ

女性が選んだ女性の名随筆シリーズ、全巻文庫化スタート!

父・露伴の亡き後に花開いた文才。
稀代の名文家の多面的な魅力が
ぎゅっと一冊に!

幸田露伴の娘として生まれ、
父親に『論語』素読から家事全般まで
全てを教わった幸田文。
結婚出産離婚、父の看取りを経て、
文章を発表し始めたのは40歳を過ぎてからだった。
老境に入るまで書かれ続けた、
質量ともに抜きんでた随筆を、
川上弘美が読み込み編み上げた
極上の一冊。
むかしから、日本の女はクールだった!
解説・由里幸子

目次

ぶっ飛んだかっこよさ 川上弘美

第一部:幼き日々から、父の死まで
啐啄
金魚
あしおと
あとみよそわか

このよがくもん
ふじ
春の翳
申し子
平ったい期間
終焉
堅固なるひと
はにかみ
すがの

第二部:くさぐさのこと
むしん
おふゆさんの鯖
風の記憶
金魚
午後
知らない顔
二月の味
捨てた男のよさ
いのち
午前二時
次女
吹きながし
類人猿
二番手


第三部:週間日記ほか
週間日記
「なやんでいます」の答え

解説 由里幸子

略年譜

みんなの感想まとめ

多面的な魅力を持つ女性作家の随筆集は、彼女の深い観察力や独自の思考が光る作品です。父・幸田露伴からの教えを受け、家事から漢籍の素読までを学んだ著者は、結婚や出産、離婚を経て、40歳を過ぎてから本格的に...

感想・レビュー・書評

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  • 完璧な叢書 『精選女性随筆集』全十二巻 (小池真理子/川上弘美 選) | 書評 - 本の話
    https://books.bunshun.jp/articles/-/2865

    『精選女性随筆集 第一巻 幸田文』|感想・レビュー - 読書メーター
    https://bookmeter.com/books/4602707
    文春文庫『精選女性随筆集 幸田文』幸田文 川上弘美 | 文庫 - 文藝春秋BOOKS
    https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167921033
    (単行本)
    https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166402106

  • 随分前に岩波少年文庫で「台所のおと」を読んだときにかなりの衝撃を受けた記憶があったので、川上弘美編ということもあって買ってみた。が、なんだか入り込めず読んでも上滑りしてしまう。一旦休ませることにした。

  • 父、露伴より『論語』の素読から家事全般までを仕込まれた。という事前知識から、かしこまった、とっつきにくい印象がありましたが、面白く突飛な面のある方でした。そこにはもちろん正しく深い観察力や思考力、言語感覚などがあってのことですが。叶うならお会いしたかったな。随筆は作家の素の部分が伺えて面白い。

  • 【近現代の女性作家たちの随筆選、文庫刊行スタート!】漢籍素読から家事全般まで全て父・幸田露伴から仕込まれた幸田文。質朴かつ一筋縄でいかない文章は、生きた人間のように面白い。

  • 「啐啄」と「むしん」は特に素晴らしい。

  • 小川洋子さんのFM番組「メロディアスライブラリー」で幸田文を取り上げたことを覚えている。小川さんの敬愛の念が伝わってくるようだった。
    本書は、川上弘美さんの選。女性作家の尊敬を集める対象なんだな。

    小説「おとうと」は既読。
    改めて、ピンと筋が通った文章と感じる。名人がピシピシと駒を将棋盤に置いていくような印象がある。達人の文章と思う。
    父親の幸田露伴から家事全般を叩きこまれたことは何となく知っていたけど、唯々諾々と従っている訳でもないんだな。ブツブツ反発しながらも、またやり込められていく辺りの文の加減が本当に巧いなと思う。
    露伴の死に際のやり取りは心情に迫るものがあるけれど、やはり似たものの父娘だなとも感じた。

    競馬馬を語った一編が、チョッと風合いが違うかな。二番手の馬が好きという文は稍ミーハーぽい。

    薄い本だけど、キリッとした文なので、なかなか読み飛ばせないし、一篇読み終えると疲れて、すぐ次の文章に当たれなくて思いの外に時間が掛かった。

  • 編集した内容だと思うが、幸田文さんの良いところがわからなかった。編集の川上氏の力量が無いと感じました。

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著者プロフィール

1904年東京向島生まれ。文豪幸田露伴の次女。女子学院卒。’28年結婚。10年間の結婚生活の後、娘玉を連れて離婚、幸田家に戻る。’47年父との思い出の記「雑記」「終焉」「葬送の記」を執筆。’56年『黒い裾』で読売文学賞、’57年『流れる』で日本藝術院賞、新潮社文学賞を受賞。他の作品に『おとうと』『闘』(女流文学賞)、没後刊行された『崩れ』『木』『台所のおと』(本書)『きもの』『季節のかたみ』等多数。1990年、86歳で逝去。


「2021年 『台所のおと 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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