- 文藝春秋 (2023年10月11日発売)
本棚登録 : 127人
感想 : 12件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784167921088
作品紹介・あらすじ
幕府の隠密組織「拾人衆」の一員となった無宿の少年、六維了助。
明暦の大火を引き起こした盗賊の「極楽組」を追う中で、父を殺した憎き男の正体が慕っていた光國と知る。裏切られた思いで仇討ちに走ろうとする了助を、剣術家の柳生義仙が取り押さえ、二人は廻國修行の旅へ――。傑作時代エンターテインメント第二弾!解説・吉澤智子
みんなの感想まとめ
人間的成長をテーマにした物語が展開され、主人公の六維了助が育ての親である光圀の正体を知ることで、彼の内面的葛藤が浮き彫りになります。剣術家の柳生義仙と共に修行の旅に出ることで、了助は成長し、エディプス...
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
光圀が了助の父を殺したことが、ついに了助と拾人衆に明かされ、光圀に木剣を振おうとする了助を柳生義仙が止め、極楽組探索の旅に連れ出す。
まず義仙が達人であることが印象的に示され、その義仙のために、なぜか「三ざる」が甲斐甲斐しく尽くす。それが、すべて了助を旅に連れ出すための伏線だったというのが、面白い。また、江戸時代の旅の心得も示され、心のありようがどうあるべきかが語られる。さらに、老中と御三家の確執、大名家の思惑、極楽組の思惑が絡み合う。救いのないような話のなかで、登場人物の魅力が光る。
ちなみに、本に挟まっていた新刊案内が「お前の罪を自白しろ」なのが、また、なんとも・・・ -
ちょっと浅い感じ
-
育ての親光圀が実の親殺しであったことが発覚したことが切っ掛けで,光圀の元を巣立ち,師と共に修行の旅に出る.プロットとしては大変判りやすく,恐らく次の巻で光圀の元に戻り,ある種のエディプスコンプレックスを越え大人となる様が語られるのではないか.結局この作品は,特異な剣技を持つ幼い主人公六維了助の人間的成長物語なのだ.
-
なんだかスケールの大きな時代小説になってきた。お鳩と泰姫が良いアクセント。
-
シリーズ2作目
間が開いたのでぼんやりとした記憶を引き戻す
前作が序章でようやく形になったかという印象
史実がどうのとかどうでもいい
エンターテイメントとして昇華されていて面白いし、この先も気になる -
137
-
残念ながら、NHKのドラマの方は、ところどころしか見てなくて、しかも、結末も知らないが、舘ひろしが「義仙」だったのは覚えている。本の方は、何か、大々的な陰謀の気配がして、続きが楽しみだ。
-
前作を読んで続編が気になりこちらも手に取る事に。
読み終わってみればもう少し先があるのでは?と思って調べてみるとやはり今年中に発売予定だと。
若き頃に取り返しのつかないことをしてしまった水戸光圀や、光圀との因縁を持つ六維了助様々な特技を持った子どもたちからなる拾人衆、人並み外れた技能を持つ柳生義仙、それに加えて悪役としての極大師や、状態が不明のままで終わった鶴市、甲斐、錦氷ノ介等が続編でどの様な絡みを見せるのか、引き続き楽しみです。 -
【父親の仇は、光國だった。傑作時代エンターテインメント第二弾!】父の死の真相を知った了助。その仇討ちを止めに入った義仙と廻国修行の旅に出る。幕府転覆を目論む極楽組と光國の因縁も絡み……。
著者プロフィール
冲方丁の作品
