自選作品集 海の魚鱗宮 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2023年10月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784167921194

作品紹介・あらすじ

山岸凉子が「犯罪」を描く。

あの子はあまりに可愛い子だった──
記憶の底に埋められた恐ろしい記憶が蘇る。

一人娘に男の子のような恰好ばかりさせていた寿子。郷里の海辺の町に戻ったことをきっかけに、幼い頃から封印してきた真実が浮かび上がる。(「海の魚鱗宮」)

実姉の敦子を刺殺した絹子。 誰よりも妹思いで、しっかり者だと評判だった姉。複数の関係者の証言によって姉妹の真実の関係が少しずつ浮き彫りになっていく。(「瑠璃の爪」)

都会の大企業での仕事に疲れた敏子は、寂れた漁村のお屋敷に家政婦として住み込む。深草家には、茶華道の先生をしており、物腰も落ちついた美しい夫人がいた。しかしその屋敷には……。(「鬼来迎」)

実在のサイコキラー、メアリー・ベルをモデルにした作品。21歳のメイは、連日見るおかしな夢に悩まされていた。(「悪夢」)

幼少期に妹を殺された主人公。周囲で、再び似たような連続幼女誘拐殺人事件が起こり始める。犯人は捕まった筈なのに……。パイド・パイパー(ハルメンの笛吹)のように幼い子供が思わずついて行ってしまう犯人とは。(「パイド・パイパー」) 

世には無数の恐怖譚があるけれど、最も救いなく人を恐怖させるのは、「自分自身が自分を恐怖させる当のものである」という物語ではないかと思う。
山岸先生のマンガはまさにそのような恐怖譚である。   ──内田樹(解説より)

実録犯罪的な作品を中心にした、漫画界のレジェンド・山岸凉子の、ホラーの香り漂う自選作品集。 

みんなの感想まとめ

人に起因する恐怖を描いた短編集は、実録犯罪的な要素が織り交ぜられ、深い心理描写が特徴です。作品を通じて、登場人物たちの過去や内面に潜む恐怖が明らかになり、読者はその緊張感に引き込まれます。特に、表題作...

感想・レビュー・書評

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  • 心霊とかではなく人に起因する怖さは、正体がわかると安心するし、あとをひかないのが良い。

  • 久々のジャケ買い!!
    聖徳太子の漫画描いてた人だったのか~あれもおもしろかったよね~
    この作品たちももう本当におもしろくて、す、す、すげ~~~の連続だった
    なんでこんなに起承転結をしっかりできるんだろう
    おもしろすぎたな……

  • 【漫画界のレジェンドが描く犯罪は、恐ろしくて哀しい】幼い娘を連れて海辺の町に帰省した寿子。記憶の奥底に埋められた恐ろしい真実が浮かび上がってくる。表題作等5編の傑作短篇を収録。

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著者プロフィール

山岸凉子(やまぎし・りょうこ)
1947年北海道生まれ。69年デビュー後に上京。作品は、東西の神話、バレエ、ホラーなど幅広く、代表作に「アラベスク」「日出処の天子」「テレプシコーラ/舞姫」など。

「2021年 『楠勝平コレクション 山岸凉子と読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山岸凉子の作品

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