帝国の弔砲 (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2023年12月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (528ページ) / ISBN・EAN: 9784167921408

みんなの感想まとめ

歴史改変というテーマを中心に、異なる時代背景の中で主人公の半生を描いた作品は、明治日本が東シベリアに移民を送り込むという設定から始まります。主人公は日本に潜入し、テロ活動を行う工作員としての厳しい運命...

感想・レビュー・書評

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  • 『抵抗都市』『偽装同盟』シリーズと状況設定は似ているが時代はもっと後。それにそのシリーズと異なりミステリーではなく。ロシアへ入植した日本人である主人公の半生を描くもの。
    序盤で主人公が日本に潜入しテロを実行する工作員としての活動が描かれる。

  •  明治日本がハワイの代わりに東シベリアに移民を送り、日露戦争に敗北していたら……という反実仮想の世界を描いた歴史改変小説。文庫版解説の杉江松恋が書いているように、主人公・登志矢たち一家の経験には、アジア太平洋戦争時の米国における日系移民の経験が参照されている。
     違っているのは、この小説の場合、ロシア革命後のシベリア干渉戦争以降はほぼ20世紀の世界史の展開が踏襲されているように見えること。登志矢がスリーピング・スパイとして東京に潜伏するという設定につなげるためなのだろうが、肝腎のシベリアでの日本軍の加害や、軍と一緒に入って来た女性たちやエージェントの姿は見えてこない。朝鮮系の人物が少ないことも気になった点。
     著者ならではの筆力でストーリー的には飽きさせないが、結局プロローグとエピローグでの登志矢の姿と本篇の物語とがうまくつながっていかない。歴史改変の大胆な想像力は途中で息切れしてしまったように見える。

  • 日本を出てからどうするのか?って言うのが問題なんだと思ってたら、日本に来るまでの話だった。
    ちょっと私にはややこしすぎたかな
    面白かったけど。

  • 【ロシアで育った日系人の数奇な運命を描く、圧倒的歴史改変冒険小説!】舞台は日露戦争で日本が敗戦した世界。日系移民2世の登志矢は、革命の嵐に巻き込まれ数奇な運命に翻弄されていく。

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著者プロフィール

1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。90年『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を、2002年『武揚伝』で新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で直木賞、16年に日本ミステリー文学大賞を受賞。他に『抵抗都市』『帝国の弔砲』など著書多数。

「2022年 『闇の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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