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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784167921545
作品紹介・あらすじ
大人気シリーズ第18弾!
あの女から眼を離すな!!
極楽のあとの地獄。
唐渡りの秘薬をめぐる暗闇が始まった。
庭で高笑いしながら刀を振り廻し
家来を斬った若い侍が父親に成敗された。
彼の錯乱の背後には何やら怪しい秘薬の影が。
一方、南町奉行所吟味方与力・秋山久蔵は、
十年前に島流しになった浪人の女房・おそのの様子が
どこかおかしいと聞く。
普段は慎ましく暮らす女を尾行て見ると‥‥‥。
江戸女の真心にしびれます。
目次:
第一話 真似事
第二話 流人船
第三話 由松命
第四話 茶番劇
感想・レビュー・書評
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南町奉行所吟味方与力の秋山久蔵は、悪を憎み、情に厚くい、その久蔵の手下である岡っ引き柳橋の幸吉たちの人情物語です。此度も人情味一杯の三話の物語と、お馴染みの馬鹿話の短編4話が綴られています。「真似事」は、いきどうりを覚え虚しい。「流人船」と「由松命」は、哀しくなってくる。「茶番劇」は、お馴染みの放蕩息子の遊び金欲しさの自作自演劇。
【真似事】
江戸は日本橋通南に大店を構える小間物屋「紅堂」の主吉五郎は、大昔、吉五郎が行商人だった頃、主筋の小間物屋の旦那に殺しの罪をきせられて。危うく死罪になるところを秋山久蔵に助けられたことがあった。此度、吉五郎は、まったく逆のことをして、情を通じた常磐津の師匠のおまちを殺し、その罪を小間物の行商人の巳之吉に被せて殺そうとした。が……。➡金持ちになり、昔の苦労を忘れた吉五郎は、大昔に殺されかけた事を忘れたのか。虚しい。
【流人船】
新島に遠島の刑になった浪人、高岡又四郎が島で病で亡くなった。知らせを受けた妻おそのは、御禁制の飲むと幻覚が出る五石散(ごせきさん)を旗本の水野式部に持っていく。高岡は、十年前に水野に頼まれて、水野を殺そうとした博打打ちの貸元と用心棒を斬り殺して遠島の刑になった。おそのは、運の悪い夫をかえりみない運のよい、悪いやつ水野が許せない。➡高岡は、捕まっても水野の名前を出さなかった。そのため水野は、捕まることがなかった。悪い奴ほど運がいい。許せない。
【由松命】
茅町の料理屋で仲居をしていた年増のおすみが殺された。おすみの左腕に由松命と古い刺青があった。岡っ引き柳橋の幸吉の手下の由松は、おすみに覚えがなかったが。おすみの過去を調べて行くうちに、幼いおすみが女郎屋「松葉屋」に売られて下働きをしていた時に、豆腐屋で働いていた小僧の由松が、泣き虫のおすみに優しくした。おすみは、由松の想い出を由松命と刺青にほって生き抜いてきた。➡女郎から身請けされてやっと人並みの生活をしていた女を殺すとは。許せない。
【茶番劇】
京橋の呉服屋「角菱屋」に「若旦那の文七を殺されたくなければ、百両を用意しろ」と書かれた文が届く。角菱屋の番頭が奉行所の秋山久蔵のもとに相談に来る。久蔵は、柳橋の幸吉たちと金の受け渡しを追うと、文七の遊び仲間がたむろしている居酒屋に行きつく。➡とんだ茶番劇である。文七たちの茶番劇にかかわった者は遠島となり、角菱屋の主の徳右兵衛は、倅文七の放蕩と悪事を見逃していた罪で重過料の刑に処せられた。ばかばかしい噺だ。
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新・秋山久蔵御用控シリーズ一覧
20.絵草紙
19.飾結び
18.流人船 2024.10.30読了
17.逃れ者 2024.02.05読了
16.帰り道 2023.07.01読了
15.介錯人 2023.04.17読了
14.朴念仁 2022.11.04読了
13.雨宿り 2022.09.18読了
12.凶状持 2022.02.08読了
11.残り香 2021.10.03読了
10.隠れ蓑 2021.07.08読了
09.紙風船 2021.04.28読了
08.偽久蔵 2020.09.29読了
07.小糠雨 2020.06.04読了
06.忍び恋 2020.01.08読了
05.新参者 2019.09.05読了
04.返討ち 2019.05.27読了
03.裏切り ブクロク登録前
02.騙り屋 ブクロク登録前
01.恋女房 ブクロク登録前
※1作目~3作目は、ブクロク登録前に読んだため登録していません。
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「図書館」
流人船 ー 新・秋山久蔵御用控シリーズ18作目《文庫本》
2024.01発行。字の大きさは…大。
2024.10.29~30読了。★★★☆☆
図書館から借りてくる2024.10.27
真似事、流人船、由松命、茶番劇、の短編4話。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【江戸女の真心を描かせたら右に出る者なし!】永代橋に佇み流人船をみつめる粋な年増。彼女の夫も人を庇い、かつて遠島に流された。胸を鷲掴みにされる復讐譚ほか傑作、快作四篇。
著者プロフィール
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