碁盤斬り 柳田格之進異聞 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2024年3月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784167921842

作品紹介・あらすじ

草彅剛主演の映画『碁盤斬り』の脚本家が自ら書き下ろした小説

映画『碁盤斬り』は、落語の演目として長く親しまれてきた「柳田格之進」を題材に、『日本沈没』『クライマーズ・ハイ』『凪待ち』などを手掛けてきた脚本家の加藤正人さんが、3年半の月日をかけて書き上げたストーリー。
この映画の世界を、加藤さん自身が小説として書き下ろしました。
登場人物の細かな心情の描写はもちろん、映画では描き切れなかった若き日の格之進の姿、また映画のラストの「その後」がしっかりと描かれており、小説好きの読者も十分に楽しめる作品です。

【あらすじ】
娘の絹とふたり、江戸の貧乏長屋で暮らす柳田格之進。
彼は、身に覚えのない罪をきせられた上に妻も喪い、故郷の彦根藩を追われた身だった。
しかし、かねてから嗜む囲碁にはその実直な人柄が表れ、江戸で多くの知己を得る。
ある日、旧知の藩士により、彦根藩での悲劇の真相を知らされた格之進と絹は、復讐を決意する。
絹は仇討ち決行のために、自らが犠牲になる道を選び……。
父と娘の、誇りをかけた闘いが始まる!

みんなの感想まとめ

父と娘の絆を描いた物語は、江戸の貧乏長屋での柳田格之進の奮闘を中心に展開します。無実の罪を着せられた彼は、囲碁を通じて多くの人々と繋がりながら、復讐の機会を伺います。ストーリーはスピーディーに進行し、...

感想・レビュー・書評

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  • 軽快に読めて、すっきりする。とはいえ、これは小説というよりもドラマシナリオに近いかな。転換のピッチが速すぎるのは、映像メディアのカットを意識しすぎ。

  • 映画も素晴らしかったが、映画では理解できなかった登場人物の心の動きもわかり、物語としての整合性がついた。そして、ラストの描き方も、映画の先があって、より味わい深い。
    武士道というか、気品というか。慎みかな。今、極めて失われている慎みとか、真心とか。そんなものが残る爽やかで温かい物語でした。

    そう考えると、心情をセリフで言えない映画で対応できていないところで、分かりにくいところもあったが、映画は映画で、草彅くん、國村さん、市村さん、清原さんの演技は相当原作の情緒を実現していたのだと思う。

  • 囲碁で繋がる縁
    地味だけれど、言葉が無くても通じ合える場面が良かった!

    草彅くんの演技も観てみたい。

  • いい話だった。映画もいつか見てみたいと思う。
    しかしながら江戸物の達者な作家と比べると数段落ちる。
    映画の脚本家として名の通った人でも小説はまた別ということだろう。

  • 一気に完読面白かった。

  • 普段は絶対手を出すことのないジャンルですが、ご縁があり読むことになりました。
    堅苦しい昔言葉のオンパレードで難解な文書かな?と思いながら読み始めましたが、そんなことなくて、すっごい読みやすかったです。
    一歩引いた目で見直すと、ベタベタな展開でありベタベタな結末だったかもしれませんが、またそれが良い!
    全然ジャンル違ってて、多分誰にも共感してもらえないと思いますが、ハインラインの「夏への扉」を読み終わった時に感じた、爽やかな気持ちになりました。

    これを機会にに江戸物?また読んでみたいと思います。

  • 落語がベースになっている話のようでしたが、映画だとどんな感じになるのかなと、興味津々。
    確かに、人は、「こうありたい」と思ったように生きられるわけではないのは分かりますが、納得のいかない部分が多くて、モヤモヤしました。
    都合よく展開し過ぎな感がいなめませんでした。

  • 気持ちが引き締まる物語。
    格之進の立ち振舞は古来日本人が持っていたものなのか⁉️

  • 一気に読み終えました。
    映画はまだ見ていませんが、その配役を思い浮かべながら読み進めました。すんなりと受け入れられ状況が思い浮かべられました。
    楽しく読み終えることができた、ということがよかったです。

  • 一気に、ではなかったけれど。3日の通勤行きかえりで読み終えました。落語のお話が元ですが、筆者のやさしさと、書きたかったこと、、世間の感覚にも耐えれそうな表現でもあったように思います。 それでも、柳田格之進さんの生涯の実際はこうだったのかも、と思わせる面白い内容だと思います。 映画も近々(2024/5/17)公開されるやに聞きました。 映画内容との比較、映画で強調されたいことはなんなのか、また次の楽しみへとつながる時間でした。

  • まもなく封切される草なぎ君主演の映画の原作かと思ったら脚本なのね。元は落語(人情噺)なんだ。キャストが分かってるので楽しく読めた。イメージできていい。さて、映画はどこまでこの脚本に添ってるのか楽しみ

  • 草彅くん主演映画の小説。あらすじから仇討ち主題かと思ってたけど違った。人として信念を持ち高潔に生きることの大切さを感じた。己の利ばかりを追っていた商人・源兵衛が格之進との碁を通じて変わっていく。読み始めた時は草彅くん以外のキャストを知らず、でも源兵衛は國村隼さんのイメージで読んでました。読み終わって調べたらほんとに國村さんが演じられたと知って驚きました。映画を観に行くのが楽しみです。

  • 映像化しかも白石監督とのことで拝読
    映像化のCMで何となく敵討ち物と思っていたけど読んでみたら仄々な時代物、中盤から後半まではホント仄々だが後半に来て本領発揮
    エピローグがしっかりしている話は好きだが最後はヤリすぎ

  • 40
    ストーリーは面白いが無理に一冊にまとめた感あり。脚本家の悪いところでた?
    連載物にして丁寧に作って欲しかった。

  • 【妻を想う男、父を信じる娘。誇りをかけた闘いの結末は】藩を追われ、貧乏長屋で暮らす柳田格之進。悲劇の真実を知った彼は、仇討ちを決意し……。草?g剛主演映画の小説を脚本家が自ら執筆。

  • 映画を観てるようにわかりやすく読みやすい。
    勧善懲悪作品で面白かった。
    この手の作品(映画の脚本)は、俳優さんや監督さんの人物像の捉え方が感じとれるので、読了後に映像を観る醍醐味がふえてSO good❗️

  • 文章が少し読みにくいかな。でも格之進の朴訥な感じに合ってるのかもと思えて、読み進めると気にならなくなりました。穏やかな日常が続くままで良いのにそうはいかなくて、少し寂しく思いましたがそれも格之進らしさなんだろうな。
    ただ生真面目過ぎて極端から極端に走りがちな所は直した方が良いとは思う。

  • 清く正しい格之進。
    日本人とはこうあるべきなんだろうなあとお手本を見せられてる感じがする。
    彼の生き方を見習いたい。

  • ストーリーはとてもよかった。それだけに小説としては物足りなくて残念。あらすじを読んでいるような読み心地。

  • 店頭選書本
    913-K
    文庫

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著者プロフィール

脚本家
人の想いの細やかな描写に定評がある脚本家。1999年『水の中の八月』モンス国際映画祭最優秀脚本賞、2001年『女学生の友』第4回菊島隆三賞、2007年『雪に願うこと』毎日映画コンクール最優秀脚本賞、2009年『クライマーズ・ハイ』、2011年『孤高のメス』、2014年『ふしぎな岬の物語』で、それぞれ日本アカデミー賞優秀脚本賞。その他、2006年『日本沈没』、2012年『天地明察』、2016年『エヴェレスト 神々の山嶺』、2017年『彼女の人生は間違いじゃない』、2019年『凪待ち』などを執筆。

「2019年 『最高の映画を書くためにあなたが解決しなくてはならないこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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