女と男、そして殺し屋 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2024年3月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784167921866

作品紹介・あらすじ

殺し屋は、殺害前に推理する──。
殺し屋×推理小説 第3弾が文庫書下ろしで登場!



殺しの依頼の不可解な点から、二人の殺し屋、それぞれの視点で一つの真実へとたどり着いていく推理過程はシリーズの中でも圧倒的な重厚感と面白さ。

みんなの感想まとめ

多角的な視点から展開される推理と、殺し屋同士の交錯が魅力の作品です。シリーズ第三弾では、短編四篇と中編一篇が収められ、各殺し屋の独特な癖や心理が描かれています。特に、富澤と鴻池という二人の殺し屋が、そ...

感想・レビュー・書評

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  • 私は富澤が好きなので、富澤だけが活躍していて欲しかったというのが正直な感想だった。
    もちろん話は面白いし、多角的に推理ができるようになったから推理の幅は一気に広がったのは楽しかった。

    スズメバチ理論を考えると、復讐というのは考えられないというのが今までだったが、今回はスズメバチ理論も陰りが出てきたなと思った。

    あくまで淡々と話が進むが、これからの殺人というより過去の疑惑が出てきたのは読み応えがあった。

  • この作者さんによる「殺し屋」シリーズ、3冊目。
    今回は短編4つに中編がひとつ。
    前作で同業者が出て来て、今回はどうなるかと思っていたが、さて…。

    「遠くで殺して」は普段は経営コンサルタントとして働く富澤のお話。
    「ペアルック」はインターネット通信販売業を営む鴻池のお話。
    二人には『殺害する標的の何気ない行動が気になりその謎を解かずにはいられないという妙な癖』があり、それを解きほぐしていって進む、基本パターンのお話。
    それぞれの推理は冴えているのだが、私には、依頼する人がああいう理由で身近な人を殺そうとするのだろうかというところでいつも引っ掛かる。

    その上で次の2つの話はやや変化球。
    「父の形見」は富澤が登場する話だが直接殺しの場面が描かれるわけではなく、「二人の標的」は鴻池に来た“二人のうち、どちらかを殺して”という変わった依頼。
    基本パターンの話よりは読み易い。

    そして最後の「女と男、そして殺し屋」がシリーズ初という中編。
    ある交通事故の被害者と加害者に対し、それぞれの殺しの依頼が入ってきて…という展開。ここで二人が交錯。
    二人の殺し屋の『妙な癖』が交互に語られるので、理屈の積み重ね×2という感じで、なかなかにややこしい。
    それらを捌いて破綻がないところはよく練れた話だと思いつつ、前作の感想に『なんか面倒くさい筋書き』と書いたが、今回もまた同じ感想を持つ。

  • 殺し屋シリーズ第三作目。
    短編四編+中編一編の計五編です。
    一作目は殺し屋が一人。二作目は二人目の殺し屋が登場。そして三作目となる今作でお互いの存在を知る事になった二人の殺し屋。
    四作目が気になります。
    私は短編の「父の形見」が良かった。
    殺し屋を登場させずに物語を解らせる手法は面白かった。

  • 殺し屋シリーズ第3弾。
    2作目で、もう一人殺し屋がいることにびっくりしたが、3作目は2人よる中短編集。
    同じ殺し屋でも、手段が異なるので面白い。
    そして、殺し屋の殺しの手口ではなく、「知る必要はない」はずの依頼の裏側を推理するのが、このシリーズの醍醐味。
    ラストの中編では、二人が対決するのかと思ったが、ニアミス止まり。
    これは続編に期待しかない!

  • 本屋さんで表紙のコーヒーとチョコレートが可愛かったので購入。第1、2シリーズがすでにあるのを知らずに読みましたがそこは問題なく読めました。
    副業として殺し屋を営むインターネット通販業の女性の殺し屋と経営コンサルタントの男性の殺し屋。互いの存在は知らないけれど最後の物語で互いの存在がちょっと近づく感じ。
    秒で殺してしまい残酷さはないので殺しの場面は読みやすい。
    どちらの殺し屋も普段は良い人なので殺しを認めてしまいそうです。

  • 殺し屋シリーズ第3作。

    安全と秘密保持のために、依頼人と殺し屋は直接やり取りをしない。
    だからこそ、依頼人の正体や意図がわからず、ベストな任務遂行のために、背景を推理をする、という設定。

    案件にかかわる登場人物も少なく、謎解きもシンプルで、さらっと楽しめる。

  • 相変わらず面白い!
    ビジネスとしてきちんと確立されてるのがやっぱりすごいし、前作よりもシビアだった気がする。

  • シリーズ第3弾

    本書だけでも楽しめるが、
    やはり、最初から読んでいた方が
    より楽しめます。

    今回、富澤さんより鴻池さんの方が
    殺しているかも

    最後の話は、これまで関わりのなかった
    殺し屋2人が結構ニアミス…

    次作が気になるので、
    早速ポチりました

  • 殺し屋3作目
    インテリ殺し屋推理小説

  • 【収録作品】遠くで殺して/ペアルック/父の形見/二人の標的/女と男、そして殺し屋

    殺し屋シリーズ第3作。
    それぞれ仲間のいる、二人の殺し屋の「仕事」が交互に描かれる。二人とも、依頼主や依頼理由は聞かずに仕事を請け負い、実行する。実行に必要な事情だけは独自に調べるが。

    「遠くで殺して」表の顔は経営コンサルタントの富澤允。依頼につけられた条件が気になる。
    「ペアルック」表の顔は通販業者の鴻池知栄。標的とその親友がよく似ており、ペアルックでいることが気になる。
    「父の形見」経営コンサルタントとしての富澤允が登場。語り手はその顧客。
    「二人の標的」鴻池知栄の仕事。二人の配信者のうちどらかを殺してほしいという依頼。知栄は、どちらを殺すか決めるため、調査する。
    「女と男、そして殺し屋」二つの依頼。一つ目は鴻池知栄に。二月十二日まで、二つ目は富澤允に。二月十二日以降なるべく早くという条件がついていた。

    ビジネスライクで物語としては面白い。

  • 遠くで殺して/ペアルック/父の形見/二人の標的/
    女と男、そして殺し屋

    副業は殺し屋? 仕事と割り切れば人を殺せる??
    うーーん信じられないけど、、ついつい読んでしまう。
    怖いもの見たさ?実はやってみたい??
    いやいや、私にはこの仕事は無理です………

  • やっぱりこのシリーズ好き〜〜〜!
    トミーの方が好き
    穏やかな殺人小説って感じ
    殺し屋に感情が入った殺意はないから終始淡々としてて良い

  • 中短編集で、それぞれの物語に出てくる登場人物や立場がバラバラでもつながりがあったりと割と中身がしっかりしてて読み応えがあった。

  • さりげない状況から推理して真相を探すプロセスが楽しい。

  • 謎を残しつつも物語はさくさくと進み、最後に導かれる答えが読みやすい一冊。トミーの流儀も好きだけれど、こーのいけさんのがややブラックで好きかも。

  • 中短編集。表題作は中編で複雑な人間関係と殺し屋の関わりが堪能できました。
    そして殺し屋3人それぞれの短編も読めて満足の一冊でした。

  • 第1,第2巻?は読み放題で読めた。
    Amazonポイントの有効期限が迫ってきたので第3巻を買ってみた。第4巻まであるのか~

    別の殺し屋との接点が生まれた。

  • 読了。

  • 副業殺し屋とは、なかなか無い設定で読んでて面白かった。
    互いの存在は知らないのに、微妙に気づいている?て考えてるところはさすが頃ならでは。頭の回転の速さと思考力だなって。

    シリーズものと知らずに読んだけど、楽しめました。

  • シリーズものと知らずに読了。
    面白かった。淡々と?仕事としての殺し屋が描かれていて、面白かった。

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著者プロフィール

1966年、愛媛県生まれ。九州大学理学部卒。2002年『アイルランドの薔薇』で長編デビュー。03年『月の扉』が話題となり、〝碓氷優佳シリーズ〟第1弾となった05年『扉は閉ざされたまま』(祥伝社文庫)が 「このミステリーがすごい!」第2位。同シリーズの最新作に『君が護りたい人は』(祥伝社刊ノン・ノベル)。本作は『Rのつく月には気をつけよう』(祥伝社文庫)の続編。

「2022年 『Rのつく月には気をつけよう 賢者のグラス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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