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Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784167921873
作品紹介・あらすじ
時は玄宗皇帝統治下の唐。陽物を欠いた名家の貴公子・崔子龍(さいしりゅう)は、辺境民族の征伐に赴く唐軍に従軍し、宦官・辺令誠(へんれいせい)の策略にはまる。心酔する上官・高仙芝(こうせんし)を陥れた辺への復讐を誓う崔の前に現れた僧侶・真智(しんち)。崔子龍の幼馴染である恋人・杜夏娘(とかじょう)は数奇な運命を経て、皇帝の寵姫・楊貴妃に使える奴婢となり――<安史の乱>へと至る権力闘争に翻弄される男たちと、虐げられてもしたたかに生きる女たちが乱世に躍動する歴史大河小説です。著者は同じ<安史の乱>を別の視点から描いた『震雷(しんらい)の人』で松本清張賞を受賞し、第2作の本作で今度は「日本歴史時代作家協会賞新人賞を受賞。
新しい英雄の登場
「魅力的で多彩な登場人物、謀略あり&裏切りあり&意外な真相ありで二転三転する展開、胸に迫ってくる人間ドラマ、現代社会にも通じる熱いメッセージ。これが本当にまだこの作家の二作目なのかと思うくらい、史実を胸熱のエンターテインメント小説に仕立て挙げる手腕に感嘆してしまう。」――解説・瀧井朝世さん
みんなの感想まとめ
登場人物たちが過酷な運命に翻弄されながらも、強く生き抜く姿が描かれる物語は、感情移入を誘い、読者に深い葛藤をもたらします。絶対的な権力に抗う若者や、体制に疑問を抱く僧侶の心熱き戦いを通じて、正義や英雄...
感想・レビュー・書評
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読み進めるのに、これ程つらい作品は久しぶりだった。感情移入していた登場人物は、次々に死んでいくし、主人公と周りの人々には、これでもか、というくらいに過酷な運命が降りかかるし、この作者は鬼か?と思った。何度、途中で読むのを止めようかと思ったけど、壮絶に面白いので止められず、その葛藤に悶絶しながら読み続けてしまった。この作者は、どSだと思う。
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【天に臆せず胸を張って生きる男たちを描く】唐・玄宗皇帝の時代。絶対的権力者に抗おうとする若者と、人に人らしからぬ生き方を強いる体制を糺そうとする若僧の、心熱き戦い。
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正義とは何か、英雄とは何かを考えさせられる物語だった。皆それぞれの苦しみと憎しみを抱える中で、何が正しいか分からなくなって、読んでいて苦しかった。読めてよかった。
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うわっと盛り上げて、でもストンと未練なく幕が落ちるように終わる。
地の文に力があって良い。
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