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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784167922085
作品紹介・あらすじ
名文の数々を、
広く深く味わえます。
――上白石萌音
児童文学の第一人者と、稀代の映画スター。
圧倒的な存在感を放つ二人の、極上のエッセイ集。
文春文庫50周年記念、近現代の女性作家による名随筆シリーズ第8弾!
彼女らの文章がこんなにも素晴らしい――表現の力!
そして、おさえてもにじみ出てくる豊かな情感!
――とはまだ知らないみなさん。
どうかこの本を手に取ってみて、
彼女たちの文章を読むための入り口として下さい。
――川上弘美・まえがき
『クマのプーさん』の翻訳者で、子ども達のために奔走した児童文学の第一人者・石井桃子。一家の働き手として昼夜働き通しの子役時代から、その鋭い眼差しで周囲を見ていた名優・高峰秀子。才気溢れる二人がのこした作品は、時代を超えて輝きを放つ。豊かな表
現力で紡がれた情感溢れるエッセイ集。
みんなの感想まとめ
豊かな表現力で紡がれたエッセイ集は、児童文学の第一人者と名優の独自の視点から、時代を超えた感情の深さを味わわせてくれます。石井桃子の子供時代の思い出や、高峰秀子の鋭い洞察力は、彼女たちの人生経験に根ざ...
感想・レビュー・書評
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昨秋から始まっていた文春文庫50周年記念の「精選女性随筆集(全十二巻、単行本版は2012年)」文庫化、元の本を読んでたり持ってたりする作家も多く、アンソロジーはいいかなと様子見していたが、川上弘美選の石井桃子&高峰秀子(←どちらも大好きで、随筆ほとんど読んでる)とくればのぞいてみない手はない。装幀もすてきだし、ちょっと持ち歩くのによさそうなので買ってしまった。
巻頭に選者(川上弘美)によるまえがき(的確!)、巻末の解説は千野帽子(石井桃子)と岡崎武志(高峰秀子)。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
児童文学の第一人者・石井桃子、名優・高峰秀子によるエッセイ。高峰秀子の文章に初めて触れました。人物に対する洞察力の深さが印象的。「え、子供の頃から周りのことをここまで見ていたの?」と少し怖くもなった。複雑な家庭環境、子役として大人の中で生きてくる中で、身に得た感性なのかな?「子役」と言う仕事で満足に小学校も行けず「子供にとっての喜びは、学問以前に集団生活での経験」と言う考えが心に残った。
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石井桃子はちょんまげを結った人が家の前を歩いていくのを見たことがあるという。当時でも変わった人だったみたいだが。明治を生きた作家は江戸時代の人々とも生きていたのだ
私の祖父母世代がそうだったかもしれないが、改めて江戸の文化を肌で感じた記憶を活字で読むと感慨深い。子供時代の身の周りの思い出話が、なんともほのかに哀しい雰囲気があり引き付けられる。
高峰秀子も一流の女優であり随筆家だったと聞いたことがあるが、子供の頃に宴会で訪れた吉原遊郭の花魁の裏話など、正に私が知りたかった世界!今では実現しようのない、吉原の世界。
本当の話だからありありとその様が想像でき、良い読書体験だった -
石井桃子さんの品のある落ち着いた回顧録と高峰秀子さん(名前しか存じあげないけれど)の子役時代から晩年に至るまで一貫したドライな視線が窺えるエッセイの対比もおもしろく、どちらもとても素敵な文章だった
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石井桃子と高峰秀子とか絶対間違いない組み合わせだったので、それぞれの本を図書館で借りて読んだり自分でも所持したりしているのにこの本を買ってしまった。それぞれの文章の美味しいところがギュッと詰まっていて、いい入門編だったと思う!
石井桃子は「太宰さん」が本当に好きだったのでまた読めてよかった…。この、別に何も成立していないけど好意を持っている男女のささいなやりとりってたまらないよね…という気分になった。下手な恋愛ものよりドキドキできると思う。
高峰秀子はやっぱり母との確執のあたりが凄まじくてインパクトがあるけど、第二部の話も印象に残った。この世を去った人々との交流の記録が胸に迫る…単純に文章がいきいきしていてうまい。 -
【日本が誇る「児童文学の第一人者」と「稀代の映画スター」】『ちいさいおうち』の訳者、石井桃子の幼い頃の思い出や仕事の軌跡。子役時代から周囲の大人を圧倒、高峰秀子の映画人としての半生。
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