峠しぐれ (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2024年6月5日発売)
3.81
  • (4)
  • (5)
  • (7)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 91
感想 : 11
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784167922368

作品紹介・あらすじ

藩内の陰惨な政争から逃げ出した
男女がたどり着いたのは、
峠の茶店=人生の避難所だった

現代人の心に希望をともす傑作時代長編!

峠の茶店を切り盛りする中年夫婦。
腕っぷしの強い夫の半平と
「弁天様」と呼ばれるほど美しく賢い妻の志乃。
茶屋を訪れる夜逃げ家族や女盗賊、
はたまたお家騒動の渦中の一行など、
困っている人らを見過ごせない二人には
実は苦難の過去が……。
笑いあり涙あり陰謀あり剣戟あり、
著者の魅力満載の傑作時代小説! 
解説・末國善己

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

人間の強さと弱さを描いた物語は、峠の茶店を営む中年夫婦の温かい人間関係を中心に展開します。夫の半平と美しく賢い妻志乃は、かつての苦難を抱えながらも、困っている人々を見捨てず助ける姿が印象的です。彼らが...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「ひとは強くもあり、弱くもある。しかし一方で、弱くはあるが、やはり強い」
    峠の茶店を切り盛りする中年夫婦。かつてやむを得ない事情により藩を追われ、茶店に落ち着いた二人は、困っている人を見捨てない。夫婦がそれぞれ対処する事件が、最後の事件につながる。過去をを抱える中年夫婦のしなやかな生き方、伏線の回収の見事さ、謎解きの楽しさなどいろんな味わい方ができる大人の時代小説。

  • #読了

    #峠しぐれ
    #葉室麟

    文春文庫より新たに文庫化された本作。
    半平のかっこよさもさることながら、峠の弁天様こと志乃の魅力が際立つ。これまで読んだ葉室麟作品の中でベストヒロインかも。
    峠に降る時雨のようにしんしんと心に沁みてくる作品。

    #読書好きな人と繋がりたい

  • 久し振りの感動作です。
    活字を追いながら映像が浮かんでくるストーリー展開は、まさに映画にピッタリ。逆に言えば、話が出来過ぎというキライが無きにしもあらず。そのくらい《次の展開はこうあって欲しい》読者願望を実現してくれる気持ちいい内容でした。
    最近、野菜不足や感動不足の人にはおすすめな1冊です、しらんけど。

  • 覚悟を持って生きてる人は美しい。

  • 色々な伏線が出ては、時々に、最後に回収されていき、とても面白かった。主要人物の人柄の爽やかさが最後に押並べて現れていき、それらは主要人物の他者の心を慮っていることをよく表してあり、読後の一種の清涼感を感じる事ができ、さすがは葉室麟だと思った。この作品の映画版かドラマ版を試聴したいとさえ思う。

  • 葉室麟にハズレなし。とても面白かった。この本で思っとのは、女性の活躍なフォーカスしていること。主人公の男性もいるのだが、最後の生き残りをかけた彼の戦いは省略されていると言う潔さ笑。これは新鮮だった。話も面白くて楽しめた。

  • 昔読んだことがあった。

    人の気持ちって大事だな。

  • 人の縁というものは不思議だな。結ばれるべき縁は結ばれ、離れるべき縁は離れていく

  • 【峠の茶屋は、駆け込んでくる客を拒まない!】峠の茶屋の中年夫婦。夫は滅法腕がたち、妻はとても賢い。夜逃げ家族、女盗賊など珍妙な客が続々と。痛快な歴史エンタテインメント。

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

1951年、北九州市小倉生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2005年、「乾山晩愁」で歴史文学賞を受賞しデビュー。07年『銀漢の賦』で松本清張賞を受賞し絶賛を浴びる。09年『いのちなりけり』と『秋月記』で、10年『花や散るらん』で、11年『恋しぐれ』で、それぞれ直木賞候補となり、12年『蜩ノ記』で直木賞を受賞。著書は他に『実朝の首』『橘花抄』『川あかり』『散り椿』『さわらびの譜』『風花帖』『峠しぐれ』『春雷』『蒼天見ゆ』『天翔ける』『青嵐の坂』など。2017年12月、惜しまれつつ逝去。

「2023年 『神剣 人斬り彦斎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

葉室麟の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×