香君1 西から来た少女 (文春文庫 う 38-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167922696

感想・レビュー・書評

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  • ☆4

    以前から気になっていた作品だったのですが、文庫化されたと知りすぐに読み初めました!

    普段あまり読み慣れていない異世界ファンタジーということもあり、登場人物の名前を覚えるだけで大変で、何度も主要人物一覧を見返したりと最初は読み進めるのに時間がかかってしまったのですが……一度物語の世界に引き込まれてしまうと、そこからはページを捲る手が止まらなくなるくらい面白く読ませて頂きました❁⃘*.゚

    単行本では上下巻だったのが、文庫本では1~4巻まであるとのことなので、引き続き読み進めていきたいと思います!

  • これこれっ!
    随所に獣の奏者と似ているところがあって高まる!
    肥料の秘密・とくじ水の秘密とか、稲・王獣と権力とか、規定の改変とか、、、。進歩と危険は紙一重だということが書かれている。
    自然界に人間の手はどこまで加えられていいのか、どれほどの影響を及ぼすのか(あるいは人間の操作なんて意に介さないほど自然の脅威を思い知らされるのか)というテーマだと認識しているのだけど、まだ4分の1巻の段階でもそれが匂ってきていて先が気になる。

    単行本で読むか迷って待ちに待ってた。3.4巻は11月と12月に発売らしい。待てるかしら…?

  • 2年半前に単行本がでたときから読みたいと思いながら手に取れずにいるうちについに文庫化。ということで、とりあえず買っておく。

  • 上橋先生の最新作!と思い購入した。
    タイトルを読んでウインナーの香薫を思い出したのは自分だけか、、、。
    冒頭で主人公らしき人が早々に敵に見つかってしまう描写から匂いの描写が多く、タイトルの香君を思い出して今回の話は匂いを題材にした話なんだなとわかった。
    自分の生活でも匂いは日々考えるものなので、主人公が特異な嗅覚を持っていて日常生活しんどそうだなと思った。
    今までと違う環境で生活するまでサクサク読み進められた。
    早く続きが読みたい。

    • さとりさん
      私もウィンナーを想起しました笑
      私もウィンナーを想起しました笑
      2024/09/18
  • 設定も、素晴らしい
    主人公が浮かんでくるような感じで、読めて物語りの世界に入っています
    続きが早く読みたい

  • オアレ稲という謎を孕んだ皆の命綱的作物を中心に、色んな植物が出てきて、ファンタジー感強めで、読みやすい!
    アイシャという旧王族の娘が異次元の嗅覚をいかして、オアレ稲の問題から皆を救う的展開かなと思ってるけどどうなるかなー。
    アイシャもどこかほっとけない危うさがあるし、アイシャの弟も心配。

    そしてマシュウと香君であるオリエの関係が切なすぎて、難しい立場ではあるけどそこをなんとかしてくっついてほしい。でも悲恋になっちゃうのかなぁ、、と気になる。マシュウが有能なのに苦労人で、ジグロっぽくて心惹かれる。

  • 【『精霊の守り人』『獣の奏者』『鹿の王』…世界中で愛される著者の最新作!】植物や昆虫の声を香りで聞く一人の少女は、オアレ稲で繁栄を極めるウマール帝国で、香りで万象を知る〈香君〉という活神と出会った。

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著者プロフィール

作家、川村学園女子大学特任教授。1989年『精霊の木』でデビュー。著書に野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞した『精霊の守り人』をはじめとする「守り人」シリーズ、野間児童文芸賞を受賞した『狐笛のかなた』、「獣の奏者」シリーズなどがある。海外での評価も高く、2009年に英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞。14年には「小さなノーベル賞」ともいわれる国際アンデルセン賞〈作家賞〉を受賞。2015年『鹿の王』で本屋大賞、第四回日本医療小説大賞を受賞。

「2020年 『鹿の王 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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