夏のカレー 現代の短篇小説 ベストコレクション2024 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2024年9月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784167922771

作品紹介・あらすじ

〇今読みたい、人気作家たちのベスト短編集

浮気を繰り返す男の前世とは? 未来の夢を見る少年とその一家、インストールされたAI探偵の存在意義は、貝殻から自分そっくりの人間が生まれたら? トー横カップルの哀しい道行き、村の忖度博物館をどうする? 8年前のガラケーに届いたメッセージ――2023年に発表された短篇から、日本文藝家協会の選考委員が独自にセレクト。今読まなければもったいない、人気作家たちによるベスト短編集最新版です。

みんなの感想まとめ

家族や友人との不思議な関係を描いた短編が集められたこの作品は、さまざまな作家による魅力的な物語が楽しめます。特に、原田ひ香の表題作を含む作品群は、読者に深い感情や思索を促すものが多く、SFや幻想的な要...

感想・レビュー・書評

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  • たくさんの作家さんが描くカレーにまつわる短編集と思い、カレーカレーと飛ばし読み、??ググると
    「2023年に発表された短篇から、日本文藝家協会の選考委員が独自にセレクト。今読まなければもったいない、人気作家たちによるベスト短編集最新版」(抜粋)
    だった。そしてようみると、表紙の裏に上の文章と同じようなことが書いてある。単に私の早とちり
    で、私は「ガラケーレクイエム」がいいなと思った。
    原田ひ香さんの夏のカレー、短篇だからか、いつもみたいに食べ物のおいしそうな感じがいつもより心に迫らなかった。




  • カレー好きの私としてはそそられるタイトルだと思って手に取ったけど、夏のカレーは原田ひ香さんの物語のタイトルというだけ。
    他はカレーとは全く関係なかった。
    レビューを見たら、皆さん引っかかっていたようで…私だけじゃなかった。
    特にテーマがあるわけじゃないみたいだけど、家族や友だちとの不思議な関係を描いたものが多かった。
    特に好きだったのは2編。
    三浦しをんさん「夢見る家族」
    ネジのやり場のない気持ちがわかり過ぎて、一緒にモヤモヤ。
    宮島未奈さん「ガラケーレクイエム」。
    ガラケーの懐かしさと、実際に自分にもありそうな出来事に親近感を持った。

  • この短編集読まないなんてもったいない!全人類に読んでほしいっていえる短編集。
    いやーーー過去一の短編集。個人的には江國香織さん、山田詠美さん、萩原浩さん、原田ひ香さんの作品が特に好きだった。
    短編だけのマイオールベストつくならはいる。間違いない。みんな読んで!

  • 錚々たる作家陣による短篇集。表題作は原田ひ香さん。タイトルと作家陣に惹かれ手にしたが、実際の内容については前情報を入れていなかったこともあり若干想定外だった。SFや不思議な話が多く、結末も読者に委ねられるものが多かった。個人的なベストは江國香織さんかなぁ。「成瀬」シリーズの宮島未奈さんが書く短編を読むのは初めてで、興味深く読んだ。

  • 色々や作家さんと出会えて楽しめた
    良いなと思える話や
    ちょっと自分には合わなかった話もありますが
    まとめて読めてお得でした
    他の作品も読んでみたいと思えた作家さんも
    いて良かった

  • カレーが直接出てくるお話は「夏のカレー」一編だけ。でも、この短編集に収録されているどの作品もスパイスがピリリと効いていおり、その意味ではこのアンソロジーの題名としては相応しいと言える。

    表題作の「夏のカレー」は主人公が自分の世代と同時代を生きているので、感情的には没入できて、物語に入り込めた。ただ、あまりに偶然に出会いすぎるのが興を削いだ。

    「ああ美しき忖度の村」はこのアンソロジーの中で一番コミカルで、この感じすごく分かると思わず忍び笑いをしてしまった。

    山田詠美、武石勝義の作品はどちらも少し湿り気を帯びていて人生の厳しさや虚しさを感じさせるものとなっている。

    お初の作家さんも何人かいたが、どの作品も面白く水準以上のアンソロジーであると感じた。

  • 小説新潮2023年1月号江國香織:下北沢の昼下り、小説すばる1月号三浦しをん:夢見る家族、STORY BOX6月号乙一:AI Detective探偵をインストールしました、小説新潮8月号澤西祐典:貝殻人間、小説幻燈山田詠美:ジョン&ジェーン、STORY BOX9月号小川哲:猪田って誰?、オール讀物9・10月号中島京子:シスターフッドと鼠坂、荻原浩:ああ美しき忖度の村、小説新潮9月号原田ひ香:(冴子を改題)夏のカレー、小説現代10月号宮島未奈:ガラケーレクイエム、小説新潮12月号武石勝義:煙景の彼方、の11編を文春文庫から刊行。豪華な作家陣だが、突出したものはなく、そこそこのそれなりという出来。こういう世界も味があって面白い。

  • 苦手なのは飛ばして読みました…ごめんなさーい…

    わたしは本のタイトルの
    『夏のカレー』
    好きでしたよ。
    でも、結末は予想通り。

    『ガラケーレクイエム』
    も、好きでした。
    わたしは歳だから、今、ガラケー出てきても、もうすっかり使い方忘れてるだろうなー。
    でも、子供の頃の友達って、いいよねー❤️

  • カレーにちなんだ短編かと思ってたら、違ってた。
    色んな作者さんの短編集。
    なので、私自身の好き嫌いがでるので感想は控えます(笑)



  • 表題のカレーに纏わるアンソロジーかと思いきや、様々なジャンルの「ベストコレクション2024」であった。

    江國さんの「下北沢の昼下り」がいちばん良かったかな。
    「夢見る家族」はいつもの三浦さんとは違ったテイストで目新しい印象。
    と、どれも秀逸な作品だ。

  • ねえ!これ最高!
    毎年出てるの?!ほしい!
    どの短編も面白くて夏すぎて冬終わり頃に読んだけど関係無しに面白すぎたよー!!

  • いろんな小説家によるカレー小説だと思ってた(笑)。
    三浦しをんさんと乙一さんの短編は不穏な感じがなんとも良い。宮島未奈さんの短編は、帰省した田舎で交流した人々のちょっとした感情のズレが絶妙。歳を重ねて変わってないもの、変わったものが浮き彫りになる。
    今度こそカレー小説を読みたい!

  • 購入してから1年ほど寝かしていた短編小説ベストコレクション2024。読んで驚いたのが9割カレーの話じゃない。でも、不穏な話が多いし、様々な読了感も味わえて、個人的には満足でした〜!!特に好きだったのは、小川哲さんの「猪田って誰?」です。

  • 今が旬の作家さん達の短編集です。9つです。どれもこれも世界に吸い込まれる感じがしました。とくに「夏のカレー」と「煙景の彼方」です。いずれも別れがたい人との別れにまつわる話です。しかも、短編ですが、長編を読んだような感じがしました。いろんな情景が浮かびました。じんわりきます。
    「貝殻人間」「ジョンとジェーン」は、少し怖かったり、悲しかったりで、印象的でした。
    「猪田って誰?」は、テンポが良く、落語をきいてるみたいな感じに思いました。
    短編の良さが詰まった作品集でした。

  • 江國香織さん、山田詠美さん目当てで手に取ったんだけど、思いの外原田ひ香さんの、この短編集の原題でもある夏のカレーがかなりよかった。最後、作者の意図通りびっくりした。全然展開読めてなかったよ…

  • ●読前#夏のカレー
    2023年に発表された人気作家さんたちの、相性があまりよくない原田ひ香さんの作品がタイトルでイチ推しになっている短篇集。宮島未奈さんの作品が読みたいのと、原田さんの作品が楽しめるのかが気になるので読みたい
    https://mnkt.jp/blogm/b240904a/

    ●読後#夏のカレー
    非現実的なストーリは好みではなく、それらの長編は楽しめない僕だが、短編とわかっていれば楽しめた。文芸誌の短編は気になるのでこのアンソロジーは今後も読みたくなった。原田ひ香さんは意外と楽しめ、宮島未奈さんは期待は超えず
    https://mnkt.jp/blogm/b240904a/

  • 【タイカレー、どこで食べたのか、憶えてる?】浮気を繰り返す男の前世とは? 未来の夢を見る少年、AI探偵、貝殻から生まれる人間――。人気作家たちによる今年のベスト短篇集。

  • のんびりコーヒーを飲みなから読むのに良い本。特に忖度の話が面白かった。

  • 「夏のカレー」というタイトルにひかれて手に取ると、原田ひ香さんの作品が入ってたので購入決定!
    そのタイトル作をはじめ、良質の短編が集められています。ベストコレクションと銘打ってるのは伊達ではないですね。楽しめました。

  • 小川哲さん目当てで読んだが、意外にも他の作家の短編が気に入った。
    特に表題作(著者:原田ひ香さん)。想い合いながらも結婚はせず、長らく会っていなかった女性との再会のシーンから物語が始まり、過去を思い出す構成になっている。
    あと一言、互いに想いを告げていれば…と思うが、そう上手くいかないのが恋愛なんだろうな。冴子の葬式に参列していた帰りだったとは驚いた。一番言ってほしかったことを言ってもらうために冴子は現れたのだろうか。それとも自分を印象づけるために、一生忘れないでいてもらうためだったのだろうか。どちらにせよ、もう冴子のカレーを食べられないと思うと切ない。

    宮島未奈さんの『ガラケーレクイエム』は、ただただ懐かしい。ガラケー、メールを受信すると折りたたんでいても点滅する等で一目で分かったのが便利だったな。誰からメールが来たのか毎回ちょっとわくわくしていた記憶がある。
    主人公は、久しぶりに起動したガラケーに昔のクラスメイトからメールが来て、気になって仕方がなくなる。メールが来ていたのは2年前で、クラスメイトがそんなに前のメールの内容を覚えているのだろうか?と思ったが、一通のメールから途絶えていた友達との記憶が蘇るのは良いものだ。うらやましく思った。ガラケー、手元に残しておけばよかったな。

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