烏の緑羽 八咫烏シリーズ (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2024年10月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784167922801

作品紹介・あらすじ

八咫烏の一族が住まう世界「山内」。

正式に即位した弟の奈月彦を支える長束は、
自らの護衛であり、長年側近をつとめる路近の心が
わからない。

なぜ彼は自分に忠誠を誓ったのか?
その忠誠は信じられるものなのか?

答えを求め、ひとりの男のもとを訪れるが-―
山内を襲ったあの大きな政変の裏で、長束とその配下
の男たちが見ていたものとは。

貴公子を支える男たちの思惑、深い因縁と
山内の行く末がからみあう!

アニメ化でも超話題の大人気ファンタジー、第9弾。

感想・レビュー・書評

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  • 今回は路近を取り巻く人々のお話中心でした。

    納得するまで説明することを幼少期に
    周りの大人が手を尽くすことが大事なのだ…
    そんな風に育てられなかったとはいえ、
    路近は物事についての解釈がいちいちうがっている
    ような…。
    そんなことを思いつつ、いつのまにか本編に戻っている。

    これからも気になるところですが
    文庫化しているのはここまで。
    この後、文庫になるのを待って買うか?
    図書館で単行本を借りるか?
    悩むところです。
    借りてしまったら文庫になっても
    きっと買わないよね…。
    うーむ。悩む…笑

  • 阿部千里さんの、八咫烏シリーズ9冊目。
    ワクワクが止まらない!
    キャラクターをひとりずつ、生い立ちから内面まで深く描いてくれるのが、嬉しい。
    それぞれの人々の事情を知ってしまうと、皆んなのファンになってしまう。
    シリーズもクライマックスかな、と思う。
    山内の話、ずっと読みたいから「外伝」をいっぱい描いて欲しい。

  • 文庫版で追いかけている八咫烏シリーズ、やはり私の大好きな作品です。
    阿部智里さんの文章は私にとっては整った読みやすい文体で、テンポも良くワクワクさせられます。
    今回は、明鏡院長束とその護衛の路近、知恵袋となる翠寛にスポットを当て、キャラクターを深く掘り下げています。と言う事は、キタキター!ここから先に大きく話が盛り上がる転換点の印!
    というわけで、次回作が今からとても楽しみです!って、単行本ではもう出ているのかな…?
    それにしても、シリーズが長くなって来て時系列と人物相関を追うのが段々大変になって来ました。
    時間を見つけて第1作から全部読み返してみたいものです(^^)

    解説の「売り場から愛を叫ぶ」も書店員さん視点で読み応えあります。私も現役書店員時代だったら愛を叫びたかった!

  • 雪哉と対立することになった長束とその配下の物語。時系列的には金烏の暗殺の前まで。
    路近を信じきれない長束にまさかの人物を側近のもう一人にすることによって、彼を一人前の政治家にさせるのだった。

  • 長束陣営の若かりし頃からの物語。いろいろなしがらみや因縁、集まるべくして集まった感のあるキャラの濃いメンバーのプロフィール楽しめました。激動が待ち受けるであろう山内のこれからの展開を予感させる終わりかたも気になります。続きが待ち遠しいですね。

  • 路近を恐いと思う長束が変わる
    翠寛により、何よりも奈月彦の手配によって
    奈月彦には何かの予感が有ったのかと思えてしまう

    終章に続く未来を今読みたくてたまらない

  • このシリーズが好きでずっと読んでいるけれど
    今回ものめり込んでしまった

    前回、好きだったキャラがちょっと嫌なやつになっていたり、主役が呆気なく殺されてしまったり…
    もう…終わった…
    このシリーズは…
    そうまでして続けたいのか!
    と、怒りすら感じたほどだったのに…

    新刊が出れば読んでしまう

    今回も、よくこんなストーリーを思いつくものだと
    感心し、全部ぶち壊してまた新たに始めようとする作者の意欲が感じられた
    期待しているぞ!

  • 長束兄さんサイドのお話。
    やっぱり一癖も二癖もある人ばっかりいる。
    特に清賢さんは面白い。
    今回は子供と大人の違いがよくでてくるけど、自分は雪哉のどこか冷めた大人より、長束軍団の理想も追ってしまう甘さがある方に肩入れしてしまう。
    路近も翠寛も、これまではお邪魔キャラみたいだったけど、今回グッとそのキャラを見せつけてきた。

    長束兄さんが翠寛の教育で、世の中の見方を改めていくところは、これからに希望が持てるようで、ポジティブに感じられた。
    次もいよいよポジティブな展開になってほしい。彼らの活躍に期待。

  • 長束さま側からの追憶の烏までの話。
    初登場時はなかなか頼り甲斐があったように見えた長束さま。
    この巻でついにポンコツ認定されてしまった⋯。
    でもそれがいい。奇跡的なバランスで生きてる彼が、路近には珍しくて仕える気になったのだろう。
    最後の翠寛に手荒く育てられてる彼にほっこりした。最後までほっこりさせてくれて嬉しい。

    奈月彦は感情豊かになって、普通の八咫烏に近づいていたのかと思いきや、冷静冷酷な面(金烏としてる部分?)もあって、雪哉を利用してた。それでもいい。
    心苦しくも雪哉の忠誠心を使って汚いことさせてたでいいから、雪哉のことも皇后と同じくらい信頼しててほしい。。
    追憶の遺言は、ああ書けば雪哉が山内のため動いてくれると思って書いたとしてほしい。
    雪哉が報われなくて辛い。。

    この話は空棺ででてきたいろんなキャラを立体的にしてくれた。読み直したら空棺の印象がらっと変わりそう。

  • 助走のような回だと思ったな。
    ここからあの世界がどうなってゆくのか、登場人物たちがどう動くのか。
    続きが楽しみ。

  • 今回の主人公は、路近の周りの人たち。
    路近の過去の話がメインですが…想像以上の過去。
    なにかと悪いイメージの翠寛の過去も興味深いです。
    それにしても、少しずつしか語られない紫苑の君の空白の過去が気になる!!
    今回も少ししか進まなかった〜

  • 翠寛の矜恃に基づく生き方を軸に、彼と路近と長束の成長を描いた物語。理想と現実のギャップを理解したうえで、道理を選ぶ翠寛と、合理を選ぶ雪哉。調和性と冷徹さの対比を感じた。

  • この巻、良かった。

  • 翠寛さんの事は正直舐めてました。舐めてたと言っても雪哉にに負けた人という認識だけでしたけど。
    生まれはどうしようも無い。気付いたらそこにいるから。けど、何処かに行こうとするには縁、又は金が必要で。どちらも運と言えば運だけども、翠寛さんが今そこにいるの並々ならぬ努力と己を曲げない心の強さだとも思う。
    翠寛さんは雪哉と違う状況で会っても、最初から同じ立場で近くにいても相容れなさそう。同族嫌悪に似た、けど違う何か。

    清賢院士は凄い人。居てくれて良かったと思う人。

    奈月彦の遺言が公開された後の皇后側の話を読んでもやっぱり何故って思う。と言うかより一層その遺言は駄目だろうと思ってしまう。

    分かっていながら、違うものを望む。
    望むのが悪い訳では無いけど、どうにも辛い。

  • 割と早い段階から長束+路近推し(割と路近強め推し)だったので、読んでるのが楽しくて、読みたいけど読むと終わっちゃうよーと葛藤しながら読みました。やっぱり路近いいなあ。←
    雪哉の勁草院時代の話、『空棺の烏』を再度読まないとー。
    解説の書店員さん、文からシリーズへの愛が溢れていて、お店行って握手したい、なんならハグしたいw(地方在住なのでで無理ですが)
    早く次読みたい!

  • 1冊読むごとに、不安のまま終わっていたシリーズでしたが、今回はちょっと明るい未来が見える終わり方なのがよかったです。雪哉視点がなかったからでしょうね。

    今までちょこっとずつ垣間見えていた、長束様のお坊ちゃま感がよく分かった回で、翠寛とのやり取りが、ほほえましくて小休止になりました。読み始めて早々、路近の周りへの関りが酷すぎて苦しくなっているところ、救われました。

    いろいろな視点、いろいろな時間、そして場所がありました。登場していない時でも、今まで出てきた人物がどこかで存在しているのだなーと、思いながら読んでいく作品というところが凄いです。今回もおもしろかったです。

  • 黄金の烏の長束様に世間知らずな頼りない人だな、と感じていたけれど、この刊で長束様が大好きになりました!
    謎の多かった路近、清賢、翠寛たちのことも知れて物語に深みが増し、続きも楽しみです。

  • 最高に良かった。長束さまBGM笑いました。

  • 路近の周辺人物が中心の巻だった
    ラストにこれまでの経緯と繋がる話が書いてあり
    次巻がますます楽しみである

    前回で普通の人間も登場し、果たして山内の存続維持はできるのだろうか
    全く先が読めなくてワクワクドキドキする

  • 一気に展開するのか❗と思ってたけど、今回は小休止的な。長束、路近などなど脇役人の話もおもしろかったです

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著者プロフィール

1991年群馬県生まれ。2012年早稲田大学文化構想学部在学中、史上最年少の20歳で松本清張賞受賞。デビュー作から続く「八咫烏シリーズ」は、松崎夏未氏による漫画化、中台翻訳など進行中。19年『発現』(NHK出版)刊行。

「2023年 『烏は主を選ばない(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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