武士の流儀(十一) (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2024年10月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784167922832

作品紹介・あらすじ

元風烈廻りの与力が活躍する人気シリーズ第11弾!

桜木清兵衛は、馴染みの茶屋で永沢と名乗る番士と知り合う。

婿養子となったことで異例の出世を果たした永沢は、
同輩からの妬みと上役からの激しい叱責に悩んでいると打ち明ける。

苦境を漏らすその様子に危うさを感じた清兵衛が
密かに永沢の動向を探ると、彼はある屋敷へと向かい……。

若くして隠居しながらも、剣の腕とまっすぐな志は衰えない
清兵衛が、江戸の市井に生きる人々をたすける
文庫書き下ろしシリーズ。

感想・レビュー・書評

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  • 2024年10月文春文庫刊。書き下ろし。シリーズ11作目。窮鼠、神隠し、死神、髪結いの女、の4つの連作短編。いつものように清兵衛のお節介というか、面倒見の良さが面白い。あまり深入りせずに問題だけを取り除く姿勢か良い。それがパターンといえなくもない。

  • このシリーズの読後感は、いつも素晴らしい。考えていなかった早すぎる隠居生活。そこでの日常を人々を通した目で淡々と描く。

  • 四話からなる。

    暮れに十巻を読んだばかりである。

    桜木清兵衛が、苦境の者の話を聞いてやる。

    婿養子で、トントンと、出世街道を通って行くはずなのに、周りからは、妬みや僻み、その上、上役からのちょっとしたことでも叱咤の毎日。

    剣を振り回すだけでなく、話の聞き上手や思いやりに、ホットさせられる。

    又、妻の安江も心優しい。
    仲睦まじく、二人揃って、人の世話をして暮らしている。

    友人の勘之助との関係も、小説の中で、ふっと笑いに変えている所が良い。

  • 20250107

  • 【元風烈廻りの与力・清兵衛が活躍する人気シリーズ!
    】清兵衛が馴染みの茶屋で会った番士の永沢は、勤めを休んでいるという。婿養子になり出世したが、叱責を受けてばかりだと話して……。

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著者プロフィール

1955年、熊本県生まれ。脚本家などを経て、94年に作家デビュー。近年は時代小説に力を注いでいる。人気シリーズに「隠密船頭」(光文社時代小説文庫)、「浪人奉行」(双葉文庫)、「武士の流儀」(文春文庫)などがある。

「2023年 『大河の剣(七)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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