侠飯10 懐ウマ赤羽レトロ篇 (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2024年10月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784167922856

作品紹介・あらすじ

任侠×グルメの大人気シリーズ、ついに10巻!

ドラマ化、コミカライズでも人気の異色シリーズが、
節目の10作目になりました。

今作の主人公は、売れないライターの熱川薫平。
彼は、ヤクザがらみの記事を書くために、
元組長が経営するという赤羽のゲストハウスに連泊します。

そこにあらわれたのは、頬に傷持つあの男。
昭和レトロな古民家ゲストハウスで、
男が作る絶品料理を堪能するが、
取材ははかどらないまま、人生最大の窮地に陥って――。

ロングセラーの人気書き下ろしシリーズです。

みんなの感想まとめ

任侠とグルメが絶妙に融合した本作は、シリーズ第10弾にあたります。主人公の売れないライター、熱川薫平が赤羽の昭和レトロなゲストハウスに宿泊し、ヤクザ関連の記事を書くための取材を進める中で、様々なトラブ...

感想・レビュー・書評

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  • 福澤徹三『侠飯 10 懐ウマ赤羽レトロ編』文春文庫。

    ついにシリーズ第10弾。今回も書き下ろし。

    今回も柳刃竜一と火野丈治の2人が絶品レシピを振る舞い、痛快無比な活躍を見せる。

    昭和から平成、令和と時代が流れるにつれ、犯罪の質が変わって来た。今やトクリュウや闇バイトといった匿名の首謀者が姿を隠しながら、社会的経済的弱者を手足に使い、強盗殺人や特殊詐欺でカネを奪うという凶悪事件を起こしている。そんな時代の移ろいを憂うかのようにストーリーは展開する。


    売れないウエブライターの熱川薫平が主人公で、彼はヤクザ関連の記事を書くために元組長が経営する赤羽にある1泊1,500円の昭和レトロな古民家ゲストハウスに連泊することになった。

    薫平はやはりゲストハウスに泊まる関西出身のルミとゲームオタクでバックパッカーの芯太と知り合うそこに現れたヤバそうな柳刃竜一、火野丈治の何時もの2人組が、昭和レトロな絶品料理を作り、薫平たちに振る舞う。

    しかし、薫平の取材はなかなか捗らず、イライラしているうちに何者かに拉致される。

    本体価格780円
    ★★★★

  • シリーズ第十弾。舞台は赤羽のゲストハウス。ライター志望のフリーター・薫平、キノコ頭の芯太、関西弁のスカジャン娘・ルミがトラブルに巻き込まれ、柳刃と火野が解決する。柳刃と火野が作る料理、今回は昭和のグルメ。

  • 安定の飯飯シリーズのオーディブル最新作で10作目。
    今回の主人公はフリーライターの青年、夢追い人的な青年、タクシードライバーの若い女性の3人が赤羽の地でヤクザが営業している簡易宿泊施設で柳刃と火野の二人と出会う。
    水戸黄門的な勧善懲悪もので安心して読めるのだが、毎回美味しそうな料理と柳刃の心に沁みる言葉が良い。
    人生は将棋と違って『詰む』ということはない。なぜなら人生には盤面はなく無限に広がりがあるからだ、と今度どこかで言ってみたい。

  • 祝・10作目。変わらない安心感と、変わり続ける社会を映す"男めし"がここにある。

    売れないライター・熱川薫平が、ネタを求めて赤羽の元組長が経営するゲストハウスに潜入。そこで頬に傷持つあの男と出会い、絶品料理に舌鼓を打つも、取材は進まず人生最大の窮地に――。

    気づけばシリーズ10作目です。毎回パターンは変わらないのに飽きない、それがこのシリーズの強さだと思います。お約束の安心感がそのまま愛着になっています。一方で、扱うテーマは毎回現代の社会問題に沿っており、実際にこうした悩みを抱える若者は多いのだろうなと考えさせられます。柳刃と火野のかっこよさは相変わらず際立ちますが、脇を支えるキャラクターにも魅力があり、悩める主人公たちが素直に変化していく様が気持ちいいです。安定の一冊でした。

  • やはり面白いし、柳刃さんと火野さんがカッコ良すぎるし渋い
    今回は赤羽を舞台にレトロの世界観を楽しめました。

    時代によっての価値観など、学べることが本当に多い。
    そして、料理の蘊蓄もためになっていい。
    今回も本巻紹介された料理に挑戦したくなります。

    この任飯は全ての人に読んでもらいたいシリーズです。
    料理の知識や人生哲学など分かりやすく。
    また、ドキドキして読めるところやアクションシーンなどが本当にいい。
    是非、新社会人や学生に読んでもらいたいです。

  •  柳刃さん、火野さん、若者たちの定番な体制に起こるエピソードは期待と安心感で楽しいひと時を約束してくれる。銭湯とコーヒー牛乳くらい定番の組み合わせで、かっぱえびせん的な中毒性がある。
     トクリュー、本で見たかニュースで見たか?ふと困惑するほどタイムリーに目にするキーワード。話の展開も推測してしまう。半グレが生まれ、トクリューに変貌したカラクリをさりげなく教えてくれる。"元暴5年条項"なる言葉は初めてお目にかかりました。
     やることなす事が期待と反比例しても、食事を摂って"美味しい"と感じるなら、決して詰んだ状態ではない。無限の盤上にはそもそも詰みはない。ですよね〜

  • 『迷惑かけたり、かけられたりするのが人生じゃねえか。』不寛容さを穿つセリフ。

    レッテル貼りは思考停止、見た目や金でしか測れないなどなど、現在の日本社会の課題も浮き彫りにされている。

    だからこその任俠道か。

  • オジキと柳刃さんと火野くんの関係が分かって意外!すっごく良かった。相変わらずの時事ネタが入っててニュースが思い浮かんだ。また柳刃さん・火野くんによって若者達が救われた。無限の盤上にはそもそも詰みはない。柳刃さんの言葉に相変わらず痺れた!

  • 10作目は赤羽のゲストハウスが舞台。元組長が運営しているが、あーこっち側の人だったなと後で分かる。オーディブルで聴いたオジキのしゃがれた声が耳に残る。かけた恩は水に流し、受けた恩は忘れないという言葉も印象的。

  • 任侠×グルメの大人気シリーズ、ついに10巻!

    ドラマ化、コミカライズでも人気の異色シリーズが、
    節目の10作目になりました。

    今作の主人公は、売れないライターの熱川薫平。
    彼は、ヤクザがらみの記事を書くために、
    元組長が経営するという赤羽のゲストハウスに連泊します。

    そこにあらわれたのは、頬に傷持つあの男。
    昭和レトロな古民家ゲストハウスで、
    男が作る絶品料理を堪能するが、
    取材ははかどらないまま、人生最大の窮地に陥ってーー。

    ロングセラーの人気書き下ろしシリーズです。

    売れないライターの熱川薫平はヤクザがらみの記事を書くため、元組長が経営する赤羽のゲストハウスに連泊する。そこにあらわれたのは頬に傷持つあの男。昭和レトロな古民家ゲストハウスで、男が作る絶品料理を堪能するが、取材ははかどらぬまま人生最大の窮地に陥ってーロングセラーの書き下ろしシリーズ、ついに第10弾!

  • 侠飯10作目。
    売れないライターの熱川薫平はヤクザ絡みの記事を書くために元ヤクザの組長が経営するゲストハウスを訪れる。何とか元組長の津久根からネタを引き出そうとする薫平だが上手くいかない。そこへ柳刃と火野が現れる。

    半グレとか闇バイトとか前作となんとなくネタかぶってないか…?と思ったけど、毎回同じようなネタでも楽しめてしまうこのシリーズが大好きです。
    ギンビスのアスパラビスケットにマヨネーズマスタードのディップソースをつけて食べるというのが想像できなすぎて、合うのか…??ちょっとやってみたい。
    ピンチに柳刃と火野が駆けつけて悪人をぶちのめしてくれる展開はお約束なんだけどやっぱりかっこよくてスカッとする。最後に前回の歌舞伎町のニュー来夢の面々が出てきてニッコリ。
    「懸情流水、受恩刻石」かけた情けは恩を着せたりせずに水に流せ、受けた恩義は一生忘れず石に刻め。いい言葉だなと思った。

  • 今回も安定の中途半端な若者と、トクリュウや半グレなどなど時勢にあった構成で、そして安定の柳刃さんたちと美味しそうなお料理でした。前回の若者3人組もちゃんと登場していて、最後お掃除だの、なんだのの心遣いもほっこりと。面白かったです。

  • 今回もおもしろくて、そして美味しそうだった。
    そうか。ポールウインナーは関東では売ってないのか。
    一時、毎日1本食べてたな。最近食べてないので、一気に食べたくなった。
    あとハラスメントの話。マルハラは知らんかった。
    上司のチャット返信の語尾に!がやたらついているのはそういうことなのか???
    最後、ニュー来夢の3人が出てきてびっくり。
    凜花ちゃんにここで会えるとは!
    3人で経営がんばっているようでよかった。

    「生きているかぎり、あきらめないかぎり、次の一手は必ずある」

    柳刃と火野が潜入捜査官であることが裏社会で広まっている。これは意味深。ていうかそろそろ任務終了なのかなあ。

  • 俠飯10
    懐ウマ赤羽レトロ篇
    福澤徹三

    ∞-———————∞

    今までに増して柳刃アニキのレシピが載ってた気がする。

    主人公の薫平は所謂プーだけど、ネットライターの取材をするために、ヤクザの元組長がやってるというゲストハウスに滞在。そこでやっぱり柳刃さんや火野さんにも出会うのだが。

    お2人は過去にヤクザさんと本当に仲良かったので、津久根さんにオジキと言って仲良さげでも違和感なし。

    今回もヤクザの心得や人情で勉強になったことがある。男意気とかそういうとこも含めて。
    これを読んでる限りでは、半グレが増えていくよりも絶対的にヤクザが多い方が地域は平和だと思えてくる。

    ハラスメントの話でも、「人は1人では生きて行けず、人に迷惑をかけて生きている。人が嫌がることをしては行けないが、些細な迷惑を許すだけのゆとりがないから世の中はギスギスしてる」って、昭和人間の私からしたら普通のことでも、分からない人もいるのかと思うと今の時代を情けないと感じてしまう。

    このシリーズは絶対スカッと気持ちよく終わるとこが好きだなぁ。ついでにお2人が実は警察って分かるくだりも好きだけど、オジキもそうだったかと私もびっくりさせられたのは予想外で嬉しかった。

    2025/02/11 読了(図書館)

  • 相変わらずサクッと聞けて内容も面白い。料理は今回も比較的簡単なものが多く、豆知識の習得にもつながる。

  • いいねーほんと。これで終わりかな?寂しい

  • 続きが楽しみ!
    終わらないで欲しい!

  • 相変わらずサクサクと読みやすいシリーズ10作目。今回登場した料理の中では、大阪のイカ焼きが気になりました。

    そもそも大阪のイカ焼き自体を知らなかったので、どんな食べ物なのだろうと興味深々。本作を読んでるとき偶然大阪にいたので、早速食べに行っちゃいました。イカ焼きはビールのつまみやおやつ向きの料理でしょうか。東京では食べられるところがほとんどないのが残念。

    お話の方はというと、今回はトクリュウや弱者男性などが取り上げられています。どちらにも共通しているのは「志のなさ」で、それが故に社会的弱者を利用した犯罪に走ったり、将来に希望が持てずに居場所がないと感じたりするのかな?

    薫平と芯太は柳刃と火野、津久根と出会えたから前向きに変われたように、今問題になっている多くのことは人や社会とのつながりが解決のとっかかりになるのかも。これは本作の直前に読んだ「罪の境界」でも考えたことだったので、ちょっと運命めいたものを感じてしまいました。

    そして、前作のキャラが登場するのが定番のラストシーン。いつもは「誰だっけ?」と忘れてるのに、ニュー来夢の面々はなんとなく覚えてました。本作の薫平たちが、11作目ではどのような姿で登場するかが楽しみです。

  • どんどんしょうもなくなる

    もう打ち切ってしまえ、、、

  • 今回の柳刃さんは、昭和の台所で苦労していたようですね。いつもより簡単に出来そうなメニューばかりでしたね。このくらい低いハードルなら料理にチャレンジしてみたいです。まずは肉豆腐あたりから作ってみたいですね。エピローグは、スナックニュー来夢の三人が出てきました。いつかは、柳刃さんに絡んだ全員が登場する話を読んでみたいです。

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著者プロフィール

福澤 徹三(ふくざわ・てつぞう):1962年、 福岡県生まれ。ホラー、怪談実話、クライムノベル、警察小説など幅広いジャンルの作品を手がける。2008年、『すじぼり』で第10回大藪春彦賞受賞。著書に『黒い百物語』『忌談』『怖の日常』『怪談熱』『S霊園』『廃屋の幽霊』『しにんあそび』『灰色の犬』『群青の魚』『羊の国の「イリヤ」』『そのひと皿にめぐりあうとき』ほか多数。『東京難民』は映画化、『白日の鴉』はテレビドラマ化、『Iターン』『俠(★正字)飯』はテレビドラマ化・コミック化された。

「2023年 『怪を訊く日々 怪談随筆集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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