- 文藝春秋 (2024年12月4日発売)
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感想 : 24件
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784167923105
作品紹介・あらすじ
温かい料理と女将の笑顔が、今日も訪れる人たちの心を癒す!
あなたに寄り添う居酒屋物語。
駅ビルが竣工し、ますます便利になる新小岩。
商店街の路地裏に佇む、気の利いたおつまみとおかみの人柄が売りの居酒屋・米屋(よねや)には、今夜も訳ありの客が訪れます。
人気女優や絵本作家、掏摸の名人、大学院生、宝石店の女店長、そしてカウンターで眠り込む謎の客まで現れて……。
寒い季節、女将の笑顔と温かい手料理をどうぞ召し上がれ!
感想・レビュー・書評
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いつものように、秋穂さんのうたた寝から始まるこのシリーズですが、うたた寝の夢が派手な面妖さに満ちているのは何故?
悩める人々は相も変わらず続々と訪れ、音二郎さんや巻さんも相談に加わり、絶品時短メニューはお腹と心を満たし…。そんな秋穂さんたちが成仏しない日本って、どうなのかなぁ、と思う今日この頃です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ6作目。ずっと読み続けてきましたが、最新作に追い付いてしまいました。 次作は2ヶ月後のようです…
好みのシリーズ物に出会えるのはとても幸せな事ですが、これから待つ事をしなければならないのは少し辛いです。その日まで生きる理由を与えてもらえるようで嬉しいですが、早く読みたい。
本作は第二話「討ち入り前の丼」、第四話「アサリに真珠」がお気に入りでした。僕は関西人なんですが、東京の粋な様に触れるのが大好きです。
昨日、アサリを冷凍したのでそろそろお通しを真似て作ります。 -
ゆうれい居酒屋は登場人物が限られていますが、それでも飽きさせない良さがあります。第6巻もほっこりしましたよ
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お通しが変わった!
シリーズを追いかけていて、ちょっとしたマイナーチェンジがあったり、何かしらゲストがいたり、そんな事も楽しい。
掏摸の話や和楽器や日本舞踊の話など、新しい知識に当たるのも楽しかった。 -
シリーズ 6冊目
決まった形が馴染んで来たようであり
ちょっと変化があるとおや?っと思ったり
ほんわかとした時間にホッとしたりしている
美味しそうな時短レシピもごちそうさま♡ -
新小岩の商店街の路地裏に佇む居酒屋・米屋には、
今夜も訳ありの客が。人気女優や絵本作家、大学院生、
そしてカウンターで眠り込む謎の客まで現れて…。
からだも心も温まる居酒屋ストーリー第6弾。 -
いつも秋穂が最初に見る夢はなんだろう?といつも思う。話しの伏線になってるわけでもないし、なんだろう。
パターンは同じである意味安心して読み進められて、食堂のおばちゃんとか、婚活食堂みたいに話しに流れや時間の経過がある訳ではなく。何話でも作れそうです。
新札使えないだろうからお金のやりとりが不思議ですが、ノリを楽しむ作品なのでこれで。 -
秋穂さんのあたたかいお店の話。
みんな救われる。 -
定番な感じで安心して読める。
今回は、塩昆布とオリーブオイルのパスタをまねしてみた。美味。
寒い時期の話で、アサリと玉ねぎのおすましが美味しそうだが、今は猛暑の毎日なので冬になったら試したい。 -
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ゆうれい居酒屋シリーズ6巻。
ふたごの餃子
討ち入り前の丼
菜の花よ、もう一度
アサリに真珠
シラスは何処へ
の5編。
「討ち入り前の丼」の一見客・凄腕掏摸師のおやっさんがカッコよかった!!
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真似して作ってみたくなる料理が美味しそう
冒頭の夢がよくわからない -
本編はまあいつも通り。あとがきで著者の長兄が亡くなられたと。この前にお母様の介護と看取りの話を読んだばかりだったので残念です。
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毎回、秋穂さんが開店前にうたた寝をしているときに見る夢から始まるのだが、最近はこの夢の内容が何だかシュールで楽しみになってきた。
回を重ねるごとに毎回、「いつものパターン」もありつつ変化球もあるのがいい。今回は「この前来たばかりなのに」ではなく「30年後に隣の焼き鳥店を再訪」のパターンあり。「菜の花よ、もう一度」が切なくも温かくてハッピーエンドで良かった。 -
女将さんは死んだ と同じ言葉だけど、その前にいろいろな物語があり面白い 親 子供 孫 所選別の人生、親と子供を別と割り切れないから起こる、女の人は、夫や子供の成功を自分の成功と勘違いする人が多い、子育てが終わり最後は自分の人生を生きることが大切な気もする時間は後戻り出来ない.
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秋穂さんの押し付けがましくないおせっかいが素敵♡#読了
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「ふたごの餃子」
大切な片割れは。
何も言わずにフェードアウトしたら消えるだけだが、理由を話したうえでなら戻ってきた時に受け入れやすいだろ。
「討ち入り前の丼」
舞い上がった末。
一番に行くべき場所は分かっていたが、相手が上手過ぎたうえに先に釘を刺してきたからこそ動けなかったのだろ。
「菜の花よ、もう一度」
伝言板の文字は。
唯一どうにか連絡を取る手段だったというのに、勝手に消されてしまったら始まりも終わりも何もなくなるだろう。
「アサリに真珠」
何が似合うのか。
価値が全てだと言うのならいいが、似合うかどうか判断し決めるのならば安いものだって素晴らしく見えるだろう。
「シラスは何処へ」
懐かしい景色に。
歳には勝てないというが、幸せだった日々を覚えていることができるだけでも生きていく糧になっているだろうな。 -
お客さんが居酒屋に再訪して、あそこは何十年も前に閉店していて云々と
説明される場面が見せ場だと思ってる
時代劇の予定調和的なオチが気持ち良いんだけど、本当に昔訪れた
だけの人や、確認に訪れたのが当人ではなない為に、さして感慨を覚えい等
敢えて違う感じで終わる時もあって、ちょっともやっとするけれど
お陰でこちらも、このお客はどのパターンの人なの?と考えながら
読み進められて、作者の技量と気概を感じる -
毎話ほっこり。いつまでも続いて欲しい。
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2024年の読書納め。丁度年末の設定で、嬉しい。真珠の指輪とネックレスの話が好きだった。夫に選んでもらった服や鞄や靴はいつか思い出になるのかなー、大切にしなきゃと思いつつ、買う口実になる。
山口さんぐらいの感情表現が丁度いい。
ゆうれい居酒屋シリーズは型が決まっていて、落ち着いて読める。
今年の最後に読めて良かった。
著者プロフィール
山口恵以子の作品
