50歳になりまして (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2025年1月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784167923259

作品紹介・あらすじ

「なんと不器用で誤解の多い人生か…」清水ミチコ(文庫解説)

人生後半戦は明るくいく!
笑って元気をもらえるエッセイ

イライラすると異常にシコが踏みたくなる。
極度に落ち込みやすい。
ーー長年芸能界に身を置く著者は思った。
「私はいつか壊れるな。どうにかしなきゃ」。
そして50歳を目前にカナダ留学を決意!
でもその矢先、コロナ禍に突入、家&仕事なき子に⁉

落ち込んだ後は明るくいこう。
留学実現までの日々を綴った元気が出るエッセイ。

解説・清水ミチコ

みんなの感想まとめ

人生の節目を迎えた著者が、コロナ禍の中で自らの生き方を見つめ直し、明るく前向きに進む姿を描いたエッセイです。読者は、著者が抱える不器用さや生きづらさに共感しながら、彼女の成長を応援したくなる気持ちを抱...

感想・レビュー・書評

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  • あまりテレビを見ないので、前から有名で、高学歴で、大久保さんとコンビ組んでて・・・くらいにしか認識していなかった光浦さんですが、50代でカナダに留学されたということで、シンプルに「すごい!」と思って興味が湧きました。

    本書は「カナダに行こう、何かが変わるかもしれない(し、嫌で戻ってくるかも)」と決意した光浦さんが、コロナに阻まれ、渡航するにできない、仕事も断っちゃった、家も解約した・・・という時期をエッセイにしているものでした。

    昔テレビで拝見したお姿そのままのエッセイでした。淡々と面白いこと、辛口意見を言ったりしながらも、「なんか泣けてくる」的にメガネをあげて涙を拭う姿をなんとな~く覚えていて、読みながらその姿が脳裏によみがえってきました。

    ご自身をややこし性格と分析されているようですが、誰しもそんな一面はあって、それが素直に出ているのが光浦さんで、それが「らしさ」につながっているような気がしました。

    文具が好きで、好きな物を見ると「イーーーーーー!」となるという表現、すごく好きでした。わかります、「イーーーーーーーー!」となるんですよね。
    それから、子ども好きなようで、小学生のかわいさに「キュンキュン」きたとか。光浦さん、絶対いい人やん、て思いました。
    東京の満員電車での世知辛い現実(降りる人を待たずに乗り込んでくる人に対してイライラする、早く降りろとばかりに後ろから押してくる人にイラっとする、さらにはかかとを踏んでくる人に仕返ししようと試みるも、できずに同じレベルになり下がらなかったことに安堵するなど)のところなんて、「そう!そう!」とすごく共感しました。余談ですが、昔東京に住んでいて、あの満員電車での通勤を数年経験した私は、東京は嫌いではないけれど、やっぱもう戻りたくないな、と思っています。
    あと、芸人仲間の清水ミチコさん、白鳥さん、黒沢さんとの関係が、なんか、いいですね。こういう友人関係、理想です。
    そうそう、光浦さんと言えば、手芸!女性が集まって、ぺちゃくちゃおしゃべりしながら手芸するっていうのは、私も憧れる情景です。私は手芸苦手だけど。この憧れのために、編み物したいなと思ったことも何度もありますが、まだ手つかずです。なので、ますます光浦さんが眩しい。光浦さんがこんな場を本当に作られたら、こそっと参加したいです。

    さてさて、このエッセイを経て、カナダに行って、生き生きとされていることは多くの方がもう知ることとなったのではないでしょうか。
    次は「ようやくカナダに行きまして」をぜひ読みたいと思います。楽しみだな~。

  • 50歳。
    人生100年時代っていうなら節目ですよね。
    いやこの先、60歳も70歳も節目ですけど。

    子供たちもある程度手を離れた時、ふと気づく。
    「あれ?私って何したかったんだっけ??私ってどんな人だったっけ??」と真剣に悩む。

    状況は違えど、歳の近い光浦さん。最近テレビのトーク番組でお見かけした時、なんか以前より力が抜けてて楽しそうだった。その状況に至るまで色々苦悩はあったんだろうなあ、と思っていたところ本屋さんでバッチリこの本と出会う。ああ、やっぱり。なぜ分かる。潜在意識恐るべし...。

    這い上がって?光に向かっていく主にコロナ時代のお話。思わず光浦さんを応援したくなるような本でした。
    是非続きの本「ようやくカナダに..」も読ませていただきます!

  • 光浦靖子さんのエッセイ
    ふんわりしてるけど芯がある…そんな人なのかなと言うのが垣間見えるものでした
    コロナの影響で転居が大変だったこと、収録に遅刻したこと、現場にいるのに遅刻したこと笑
    光浦さんって結構行動派で色々なこと考えてるんだなって思って、親近感湧きました。

  • タレントの光浦さんのエッセイ。

    光浦さんの印象は、学生の頃に見ていためちゃイケの頃で止まってました。なのでこのエッセイ読んで、人柄とか気質とか色々分かって面白かったです。

    自分も繊細すぎたり不器用だったり、それゆえ生きづらさを抱えていて落ち込む事も多々ありますが、光浦さんは私の上をいく生きづらさを抱えているのを知り、励まされたような心配になるような色々な気持ちになりました。

    すごく共感できる部分と、ここはあまり共感できないなあと思う箇所が結構ハッキリ分かれて、こういう感覚になるエッセイは初めて読んだので新鮮でした。光浦さんの事応援したくなりました。

    清水ミチコさんの解説もいいです。光浦さんの事を好きなんだなという気持ちが、しっかり伝わってきてなんだか嬉しくなりました。

  • 読みやすかった。この本を読んで光浦さんのファンになりました。
    カナダに留学する前のエピソード。今までの光浦さんの人生。
    なんかタダの一般人の私と一緒の部分もあり親近感がありました。方向音痴だったり、時間を間違えたり、体重が増えたり笑
    50歳で色々人生チャレンジしていて、私もまだまだ前向きに頑張ろうと思えました。

  • 世代が近い光浦さんのエッセイ、今回初読み。世代あるあるがわかりすぎて、ものすごく共感し一気読み。メンタル的に落ち気味のときに手に取ったこともあり、トホホでもネガティブでもいいじゃないかと思えるように。光浦さんが作ったという格言「腹に力を」いいですね。
    カバーイラストの可愛さが気に入ったのは勿論のこと、一般的な文庫のツルピカした感じではないマットな手触りの紙質のカバーもよかった。電子書籍もいいけど、こういうところ、紙の本を買う喜び。

  • 星3.5

    図書館で予約した「ようやくカナダに行きまして」の順番が遅々として進まない間に、この本が文庫化され、一番で予約しゲットする。
    光浦さんって、誤っていることを正さないといられないようで、なんだか私に似ている。打たれ弱くって偏屈なところも。それで、ずいぶん損している。私も相方の大久保さんのように、間違いでもなんでも受け入れられるようになりたい。
    でも、光浦さんって、友だちはたくさんいるし、めんどくさそうな人だけど、好かれているんじゃないかな?
    そして、自分のことをこんなに観察して、頭のいい人だと思う。

  • 光浦さんが自分の性格を分析し、このまま残りの人生を送るのは…と、カナダ留学を決意した。

    正義感が強い、感情表現が苦手、天邪鬼、ネガティブ。

    なんとなく自分も光浦さんに似た部分があり、うんうんと頷けることがあった。

    光浦さんは、どんなに些細なことでも自分のことが間違って人に伝わるかとが許せないそうで間違いを訂正するつもりが、人からは否定されてると思われると書いてありました。

    相方の大久保さんからは、いちいち訂正する方がパワーがいる、間違いでも一度受け入れる、と言われたそうです。

    確かになぁ。

    性格は人それぞれいろいろあるけど、留学を決めた光浦さんはスゴイ!




  • 2020年4月カナダ留学に向けて準備を進めていたときにコロナパンデミックがやって来て出発が延期(留学できたのは2021年7月)
    カナダに出発するまでのバタバタの暮らしぶりなど光浦さんの口調を想像しながら さすが お笑い芸人さん!楽しく読みました

    人生の後半で この行動力はスゴイ!

    エッセイやテレビでは繊細で涙もろくて まっすぐで不器用な光浦さん
    自分の性格を『ひねくれてる』と言っていますが…
    勝手ながらワタシの印象は ねじれてるけど まっすぐでもあり あらゆる方向に順応性があるバネのような人だなと思いました
    近くにいたら めんどくさそうやけど話を聞くのは楽しそうで次は何をするんだろうと気になる存在です

    読書と手芸が趣味で料理が好きという共通点から気になる存在になりエッセイを読んだり『男子がもらって困るブローチ集』の手芸展に行ったり…って気になる存在どころか もう それはファンですやん…

  • 光浦さんの書く文章には、一目置いていた。
    コンビの大久保さんとの書簡という形で出版された『不器用な友情』の文章が素晴らしかったからだ。
    それで、本当に久しぶりに光浦さんの本を手に取ってみた。
    あの本のことを思い出すと、残念ながら、期待したほどの文章ではなかった。なぜだろう?

    思うに、「そこに大久保佳代子がいなかったから」という気がしてくる。読ませる相手が大久保佳代子、そこには相手に負けてはならじという気概が感じられた。皮肉もあり、ユーモアもあり、お笑い芸人としてのエッセンスに溢れていた。
    でもこの本は、一人語りの、不特定多数に向けた文章なのだ。だから面白くない、というわけではなく、相変わらず達者な文章だとは思う。

    置かれている状況がよくない、コロナ禍で、しかもカナダ留学が阻止された状態。妹家族の家で小さくなって暮らしたり、テレビの仕事がない状態に不安を抱きつつの日々なのだ。(ラジオのレギュラーはあった)
    愚痴っぽくなったり、不安がダダ漏れるのも仕方ないだろう。
    ということで、次はカナダへ行ったエッセイを読んでみようと思う。

  • 不器用で、正義感が強くて、天邪鬼で…そんな風に生きてきた人だから、話に説得力があって愛おしい。

    この前に読んでいた『ようやくカナダに行きまして』では、初めての経験におどおど対応していく50代女性を応援する気持ちで読んでいたけど、
    今作はそこに至るまでの断捨離とか、仮住まいとか、
    なんで留学という考えに至ったか、みたいなことが書いてあって、合わせて読むと面白かった。
    (どちらが先でも全く問題ない。)


    「男女の服装は逆じゃないか?」って話には妙に納得してしまったし、
    「5年着ていない服は、5年後にヘビロテになったりする」って話は、私自身もそうだから鬼共感。

    本好きに刺さりそうな話は、カナダに行くにあたって断捨離する中で本も整理するけど、
    作家1人につき2冊残しと決めて、決められなくて悶々と悩む…とか。笑
    なんかもうかわいいんだよなぁ。他人事だからね、笑

    あなた、あんなに売れてた芸能人でしょ?
    しかも独身でしょ?お金あるでしょ?って思うけど、
    読んでいるとなんか、ブランドとかも興味なさそうで、
    身支度した荷物は、衣装ケース1つと観葉植物とノートパソコンだけで…
    なんか、普通っぽいというか、我々一般人と同じ感覚で生きている人なんだなぁって安心できる。

    もっと色々エッセイ読みたいな。
    カナダ留学エッセイの続編・カレッジ編も楽しみに待ってる。

  • 光浦さんの不器用な生き方や考え方に、自分と同じところを感じました。他の人に決めつけられると、生きにくいですよね。
    でもそんな中でも、光浦さんなりの考え方で生きている姿に共感がもてました。そして、自分の中で起きるツッコミにクスッとしながら読み進めました。
    最後の老後の話では、人生後半戦を少しでも楽しく進むために、子育てならぬおばあちゃん育て笑たしかに、他人事なら楽しく進められそう。私もやってみようかな。

  • 先月のアナザースカイが素敵すぎて。サラッと留学を決めたのかと思いきや結構ぐるぐる悩んだらしく、なーんだ私と一緒だって安心と勇気を得た。

  • コロナ以前にカナダへ語学留学しようと決めていたが
    コロナで中止
    マンションも引き払い妹宅に住まい
    甥っ子姪っ子との生活
    タバコや1日に大量に飲みたいコーヒーなど なかなか難しい
    この年齢になると芸人として
    生きるのも難しい

    自由になってカナダでの生活が
    中心に書いてあるかと思ったが
    そこに行くまでの思いや生活が
    中心で ちょっとクドかった

  • 光浦靖子さんのエッセイ。
    頭の中をしれた気がする。

  • 普段エッセイはあまり読まないけれど、小さい頃からテレビで観ていた光浦さんの頭の中を覗いてみたくて手に取った。
    やはりイメージ通り。気難しくて偏屈で小さいことが気になる方のよう。でもそんな彼女が芸能界という強者揃いの世界をなんとか生き抜いて、コロナ禍を経てカナダへと向かうまでの、少しの気持ちの変化と大きな行動を起こしていく様はすごい。何度も言うようだけど、彼女は気難しくて偏屈で小さなことが気になる人だけど、決して繊細なタイプではなくて、むしろたくましい人だった。

    色んなことに文句を言って、色んな人と上手く折り合いがつかなくて、人間として生きにくそうだなと思いつつも、どこか少しだけ楽しそう。清水ミチコさんが目にしたという、カナダへ行ってからの彼女の変化をまた覗いてみたいと思った。

  • 新刊の広告をみて、光浦さんのエッセイを読んでみたいと借りてみた。

    ちょっと捻くれものの素直な文章に好感を持ちながら、楽しく読み終えた。

    そりゃ、いろいろありますよね。
    いろいろ思いますよね。

  • 39歳という年齢柄、50歳という節目の年齢には興味を持ってしまう。
    子供のころ、20歳は大人で、50歳なんて、おばあちゃんだと思っていた。
    思ったよりネガティブな気持ちはないけど、じわじわ『100歳の半分』の自分という容れ物で生きているんだなーと思ったりもします。

    この本は、50歳になる芸人の光浦靖子さんが、カナダ留学を決めたものの、コロナ禍に入ってしまい、行きたくても行けないもんもんとした状態で、自身のことや、仕事のこと、家族のことなどを書き留めたエッセイです。

    光浦さんが『諦めも肝心。半径50センチ以内のものだけ大事にする』というようなことを本の中で言っておられました。
    光浦さんが言うと、悲しさや、寂しさなどはなく、素直にそれって大事だな。と思う気がします。それは、光浦さんの文章のところどころに出ている真面目さが、そう思わせてくれるんだと思います。

    そんな真面目ゆえに生きづらい。でも自分にはこの生き方が居心地いいというところも、とても文章表現がうまく、面白く読ませていただきました。

    実は妹がカナダで働いていたとき、遊びに行って、光浦さんの手芸教室に申し込んだくらいはファンかなと思います。(人気すぎて、抽選外れてしまいました)

    (38歳ニート時に読了)

  • やっぱり頭のいい人の文章は読みやすい。すらすら読めて、共感することが多かった。
    光浦さん、友達になりたい。
    光浦さんの仲良し四人組の旅行、覗いてみたいな。面白そう。

  • 繊細で真面目な光浦靖子さん。

    否定的に物事を考えてしまうところとか、
    電車での話とか。
    (ぶつかってくるのは東京だけじゃなくて
    関西でも同じですー!笑)

    共感するところがたくさんあった。
     
    そんな私も、友達少ない。笑

    光浦さんは清水ミチコさんや
    白鳥さん黒沢さんという
    お友達がいるのが凄く羨ましい。

    そして、無事にカナダへ留学も行けて
    良かった〜。
    のびのびと楽しく過ごされているようで。
    やっぱり海外に行くと人生変われるのかなぁ。
    いいなぁ。

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著者プロフィール

タレント。1971年生まれ、愛知県田原市出身。東京外国語大学在学中の1992年に、幼なじみの大久保佳代子と「オアシズ」を結成。1993年にフジテレビの深夜番組『とぶくすり』にナインティナイン、よゐこ、極楽とんぼとピンでレギュラー出演。それが1995年に『めちゃ2 モテたいッ!』、1996年に『めちゃ2 イケてるッ!』になってゴールデンタイムに進出する。2003年、雑誌「TV Bros.」で悩み相談『脈あり?脈なし?傷なめクラブ』を連載開始。読者から送られてくるどんな悩みに対しても、親身になって17年以上答え続けている。当連載はこれまでに『傷なめクラブ』『お前より私のほうが繊細だぞ!』の2冊が刊行されており、この本で3冊目となる。趣味は手芸。


「2020年 『傷なめクロニクル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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