ギフテッド/グレイスレス (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2025年4月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784167923549

作品紹介・あらすじ

〇千葉雅也氏推薦! 衝撃の芥川賞候補2篇

「ギフテッド」
かつて詩を書きながら、ついぞ成功を収めることはなく、
今は重病に冒され弱っていく母と、
彼女を見舞いながら自死した友人の
記憶をたどるホステスの娘。

「グレイスレス」
AV業界でメイクの仕事をする女性と、
瀟洒な邸宅で文化的に暮らす祖母との共同生活

ともに生と性、聖と俗のあわいを冷徹に抉る、
衝撃のデビュー作をふくむ
芥川賞候補2篇を一冊に。

解説・水上文

感想・レビュー・書評

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  • なかなか読む時間がとれないながらも先が気になりながら読み終わった。が、ブクログでの評価は今ひとつなのかな…?
    個人的にはかなり好みだった。
    はっきりと言いたいことを示される結末ではない感じ。


    目に見える綺麗なところと、本人の葛藤や思うところなど、水商売やAV業界の仕事をしている主人公からの目線で語られる。
    家の描写が多くて、脳内でかなり詳細な想像ができた。(グレイスレスのお家は憧れる)

  • 鈴木涼美『グフテッド/グレイスレス』文春文庫。

    色々と複雑な人生を送って来たらしい著者のデビュー作を含む芥川賞候補2編を公開収録。

    どこのどの辺が芥川賞候補作なのだろうか。

    『ギフテッド』。デビュー作。飲み屋でホステスをしながら頽廃的な暮らしを送る女性の元に重病に冒されながら弱っていく母親がやって来る。母親と暮らしても、母親が入院しても女性の暮らしは変わることはない。惰性で頽廃的な人生を送り、死を迎えるだけの人生。この小説のどこが良いのか。

    『グレイスレ』。AV業界でメイクの仕事をする女性と瀟洒な邸宅で文化的に暮らす祖母との共同生活とAVビデオの撮影現場を生々しく描く。特にドラマチックな展開も無く、何とも退屈な小説だった。

    本体価格760円
    ★★

  • 芥川賞候補作品2篇。「ギフテッド」の終わり方がとても好みでした。

  • ギフテッドは再読。
    どちらも重く淡々と過ぎていく日々。わざとらしいオチが無いので暗いけれど読後感は非常に良い。

  • ギフテッド
    歌舞伎町で働き暮らす娘と詩人だった死にゆく母。昔母に火傷させられて刺青を入れている。自殺した友人や風呂屋の友人やホストや母の体を買っていた男。特になにか起きる訳でなく感情の起伏もなかった。
    解説を読んで、母と娘の身体性の一致、死でのその解放、なのだと理解した。
    「(少なくとも私が自分で食べ物を掴めるようになるまで、)私の身体は全て彼女ひとりのものだった」p19〜
    「母が焼きたかったのは自分の肌なのだろうか。むしろ、自分の体内で作り出した私の肌は、母の肌でもあったんだろうか。」p75

    グレイスレス
    祖母との田舎の家での暮らしと、AVメイク師としての仕事。こちらもあまり何も起きずに終わる。AV女優への偽善的慰め、罪悪感が時々出てくるがそれが主題でもなさそう…

  • 母と娘の関係性について描かれた作品。娘に対して自分の望む人生を生きてほしい母親。最近では毒親と呼んだりもするけど、そんな毒親が死にゆく時、娘はどう受け止め進んでいくのか、心の動きをすごく静かに描いた作品でした。母が最後娘の部屋で過ごすシーンが、とても好きで、何でもいいから謝られたい主人公と元気がなくなっていく母の申し訳なさそうな背中の対比が切なくて印象的だった。静かな主人公の行動の一つ一つに息をのみながら読み進めました。すごく静かなんだけど、だからこそいろんな思いが溢れるように見えてしまって、切なかった。。。私は母だけのもの、子供産んだことないけど、母の気持ちはわかる気がする。自分の思う人生を、思った通りのレールにのってほしい、母の所有物ではないけどそうしたくなるのは毒なんだろうか。私は毒だと思ってしまうけど、母になったらみんなそんな風に一度は思ってしまうんじゃないか。どっちにしたって、この微妙な距離や関係性はみんな一度は体験してるんじゃないだろうか。瘡蓋を触れられたような感覚になりました。まだ消化しきれていないのでまた読みたい

    #鈴木凉美 #ギフテッド

  • 読み進めるのが退屈でしんどかったが読了。うーん、と言った感じ。

  • 意味不明

  • 【夜の街が生んだ才能、衝撃の芥川賞候補作2編】重病に冒された母とホステスの娘、AV業界の化粧師と瀟洒な邸宅で暮らす祖母。生/性、聖/俗のあわいを描く衝撃作が合本で文庫化。

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著者プロフィール

鈴木涼美

作家。1983年東京都生まれ。慶應大環境情報学部在学中にAVデビュー。その後はキャバクラなどに勤務しながら東大大学院社会情報学修士課程修了。修士論文は後に『「AV女優」の社会学』として書籍化。日本経済新聞社記者を経てフリーの文筆業に。書評・映画評から恋愛エッセイまで幅広く執筆。著書に『身体を売ったらサヨウナラ』『可愛くってずるくっていじわるな妹になりたい』『ニッポンのおじさん』『JJとその時代』、『往復書簡 限界から始まる』(上野千鶴子氏との共著)など。

「2022年 『娼婦の本棚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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