アドルフに告ぐ (4) (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋 (1992年5月1日発売)
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本棚登録 : 486
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784168110160

感想・レビュー・書評

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  • ヒトラーの描きかたが、印象的。

  • 三重子が辿る道が哀れ。
    一方で峠の方は…多分そうだろ。
    ようやく全てが繋がった。

  • 盛り上がってまいりました

  • アドルフに告ぐ 第四巻

    文春文庫

    1992年5月10日 第1刷

    著者:手塚治虫
    発行所:株式会社文藝春秋



    4-16-811016-8 c0179¥600E.

  • だんだん苦しい展開になっていく
    特にアドルフカウフマンくんがやつれて頭がおかしくなっていく様は苦しい

    ズッペはドイツ語でスープのことだそうです

    本多くんがデートに持ってきた一銭定食
    食べてみたいなー

  • かつての記憶に4巻で追いつく。歯医者さんの待合室の記憶です。
    これを待合室に置くセンスはどう評価したものか。自分としては、「アドルフに告ぐ」と出会えたことにガッツポーズなのだけど、診察待ちの時間潰しに読む漫画ではないよなぁ、とも思う。気軽に読むテイストではないよね。

    ヒトラーの秘密文書に関わってしまった人々。文書に関わったということ、ではなく戦争という狂気が多くの人々を狂わせてゆくうちの一幕でしかない、という感じがしてとても恐ろしい。アドルフ・カウフマンの変容ぶりがなにより狂気に溢れていて、読み飛ばしてしまいそうになる。
    ナチスという組織の中で良心的に描かれる場面もないわけでないのだが(ロンメル暗殺の場面とか)、なんの躊躇もなく銃殺、銃撃を命じる姿は、見るに堪えない。

    主役級の人々の変容以外にも、変容した社会に疑問なく適合している人々の描写も心に残るものがある。悪い意味で。レストランに来た査察委員とか、アドルフに殴りかかった酔っ払いとか。あんなことをしておきながら、戦後には態度をガラリと変えてしまうのだろうか「はだしのゲン」の町内会長のように。

    変節が悪いというのではなくて、何の信念もなくふらふら流され、後悔も反省もなくのらりくらりと生きることに成功しているのが、気持ち悪いのだろうな。

  • 本作に関しては、とぎれとぎれに読むのは間違いであることに気づいた。全巻揃ったらまとめて読み直すことにしたい。

  • コンプレックスのある人間ほど、そのコンプレックスを刺激されないように周りをイエスマンだけで揃え、コンプレックスを刺激するような人間を抹殺していくのかも。
    こういう人が権威を持つようになると悲劇が起こるんだな…って思いました。

  • 都合によりここから先は、文藝春秋ハードカバー分で読破。

  • 精神的に追い詰められ、猜疑心の塊となったヒトラーに率いられる、ナチスとドイツの迷走ぶりが描かれる。

    狂っていると、分かって居ながら、集団心理が増幅する熱狂の中で、凶行と錯誤の狭間で衰弱して行く、アドルフ。

    舞台と役者は揃ったところで、最終巻へ。

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著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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