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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784168120060
作品紹介・あらすじ
カッコイイとは、こういうことさ。
万城目学を筆頭に、人気作家陣・学者たちが根強い人気の宮崎駿作品の魅力を読み解く。アニメーター達の貴重な当時の証言も多数収録。
みんなの感想まとめ
テーマは、人生の美しさや人間らしさを描いた作品の魅力を深く掘り下げることです。多くの読者が、作品のイラストや背景美術の豊富さに感動し、特に鈴木プロデューサーの「汗まみれジブリ史」や「『紅の豚』解題」の...
感想・レビュー・書評
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『紅の豚』の教科書。
イメージボードや背景美術、夕刊ブタ、エンディングのイラストなど、絵の収録点数が多くて嬉しい。
文章としては毎度楽しみにしている鈴木プロデューサーの「汗まみれジブリ史」と、「『紅の豚』解題」が良かった。
特に「『紅の豚』解題」は、今までのストレスを吐露するような記述があり、「なんと!」と大興奮(←我ながら趣味悪いなぁ)。
いや、まさかそんなことになっていたとは…と。
これは今後も目が離せません。
『紅の豚』は私にとって微妙な印象の映画だ。
大好きな場面も、大好きな登場人物もいないけれど、絵の印象は強く、明るい空や(幼い私を魅力することのなかった)大人達のビジュアルも鮮明に思い出せる。
『紅の豚』のイメージはとにかく明るかった。
教科書に書かれているような時代背景なんて何にも感じ取れずただ明るい空の下で飛び回る爽快感だけが印象に残った。
あの頃より大人になった私の目にはポルコとジーナがどう見えるんだろう。
機会があればもう一度見て確かめたい(その前に『おもひでぽろぽろ』を見なきゃなのだが…)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
かっこいいとは、こういうことさ。『紅の豚』を読んで
ポルコは、豚の姿をしている。
けれど、誰よりも人間くさい。
過去を背負い、戦争を知り、仲間を失い、それでも空を飛ぶ。
女に弱く、意地を張り、照れ隠しをしながら、最後のところでは筋を通す。
人間であることから逃げているようで、実は人間らしさを捨てきれない男。
だからこそ、豚であることに意味があるのだと思う。
夢だけではない。
青春だけでもない。
戦争の影もある。
老いもある。
失ったものもある。
それでも、空を見上げる人間の美しさがある。
ポルコは、若さや正義感だけで飛んでいるわけではない。
過去を抱えたまま、それでも飛ぶ。
傷ついたまま、それでも洒落を言う。
孤独を抱えたまま、それでも誰かを守る。
それが、かっこいい。
「かっこいい」とは、強いことではないのかもしれない。
勝つことでも、派手に目立つことでもないのかもしれない。
自分の傷や弱さを知ったうえで、それでも自分の美学を手放さないこと。
誰かに説明しなくても、自分の中の一本の線を守ること。
大人になることは、何かを諦めることだけではない。
傷が増えることだけでもない。
昔の話を胸に抱えながら、それでも今を飛ぶことなのだと思う。
かっこいいとは、こういうことさ。 -
大人になってから初めて観たが、初見時の感想はまあまあ。特に心に残ることもなかったが、今になってポルコの魅力に取り憑かれている。疲れて脳細胞が豆腐になった中年男にはなってないつもりなんだけど。なぜ豚になったのか?観る前は疑問に思っていたが、観終わるとどうでもよくなっている。加藤登紀子さんと宮﨑監督の対談やお馴染みの大塚氏の解題、サン=テグジュペリから読み解く『紅の豚』が面白かった。主人公の成長譚ではなく、大人しか登場しないジブリ作品の魅力に気づいたのは、大人になった証だろうか。
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他のジブリ作品、あるいは他の宮崎駿作品と何かが違う。この作品を好き、ということに後ろめたさを感じる。そのモヤモヤに答えをくれたのはまたしても大塚英志。
「啓蒙的であることと批評的であることはやはり違うのであって、多くのジブリ作品が受け手に対し、この時代に人としてかくあれと望むのに対し、『紅の豚』は宮崎個人の時代への距離感だけで作られている。俺はこう生きる、と言っているが観客にこう生きろとは言っていない。批評的とはそういうことである。」(p.228)
なるほど〜。
スタジオジブリの作品が好きです、という時、ひねくれた人でない限り、「だから私はいい人です」を含んでいる。「ジブリを好きな私を好き」も含んでいる。現代文明批判とか偽善を持ち出さなくても、子供が好き、という一点だけをとっても、水戸黄門の印籠のように使える。
ところが、この『紅の豚』だけは大きな顔して「好き」とは言いにくく、エロ本とまでは言わないが水着写真集くらいの恥ずかしさを感じていた。だから、実は『紅の豚』を全編通して見たこともない。
私はオートバイが大好き。
宮崎駿の飛行機への想いと、程度は違えど種類は同じ。メカであり、操縦している時に感じる風であり、暑さ寒さであり、スリルであり、死の影である。
だから、素直に「『紅の豚』が好きです」と言ってもいいのに言えなかった。啓蒙抜きの批評、なるほど。私は自分がそれを受け入れるような人間だと認めたくなかったということか。
あースッキリした。
今度、堂々と見てみようっと。 -
紅の豚は、テレビで放送されたのを見ました。大人の女性・ジーナさんの歌うシーンが印象的でした。
それから、ずいぶん経って、何気なくこの本を手に取ってみました。
次の大戦の予兆を感じる頃のアドリア海を舞台にしたお話だったのですね。そのことすら、あの頃には思い至りませんでした。あの頃の私には、かっこよく楽しいお話でしかありませんでした。
空へのあこがれ、空を飛ぶことに命さえかけて・・・そして生み出されたはずの飛行機が、敵を殺すための道具になっていく。ついには、自分の命を捨てて敵を攻撃する手段として使われるようになっていく。その予感の中で、やっぱり空を愛した豚と人間たちの物語。
この映画を一から見直してみたいと思いました。 -
カッコイイとは、こういうことさ。
万城目学を筆頭に、人気作家陣・学者たちが根強い人気の宮崎駿作品の魅力を読み解く。アニメーター達の貴重な当時の証言も多数収録。 -
通算4冊目の教科書。自分のジブリDVDコレクションに同期するように読み進めている。映画作品については、JAL国内線に搭乗した時に宣伝を見たことを未だに覚えている。オタクという言葉が人口に膾炙され、アニメ映画を劇場で観ることにためらいがあったのか、残念ながら自分はこの作品も映画館では見ていない。本書の掉尾を飾る解題。モラトリアム、大人しかいない、主人公の成長譚ではないという解説に唸らされた。そんな目線でDVDを見直そうかな。
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製作裏話。女性だけで主要スタッフを構成していたとは、びっくり。思い出ポロポロの製作が押したことが原因とのことだが、当時としては、物凄く画期的だったろうと思う。鈴木さんの裏話と女性スタッフ陣の話が面白かった。
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やっぱりこの作品は好きだなと実感。BD欲しい…。私はポルコ幽霊説を支持しますが、その後のポルコの話も観てみたい。
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一応『紅の豚』の関係なのだが。
イタリアで日本のアニメを紹介してゐるイタロ・カプロ-二といふ方が、えーと祖父殿がお国の代表的な飛行機の設計家で、孫はそのじい様の作品の博物館とか経営してて、そんでいろいろあって、あの、『紅の豚』で主人公とアニメ見る兄さんのモデルの人が、飛行機で日本へ(1920年代!!)行って持ってきた日の丸も保管してゐて、でもあれには、「CA.なんとか」が一機も出てこないので、アレだったとか書いてある。
あ、ナニのそれ(「CA.なんとか」やほかの経緯)は『風立ちぬ』で確認ができる。 -
映画作成当時のスタッフのインタビューをまとめた本。既知の内容もあったけど、知らない内容も多くて非常に楽しめた。紅の豚、がお好きな人にはお勧め。
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ジブリの教科書シリーズを読むのは初めて。
実は当時の制作秘話がいろいろ書かれているんじゃないかと、ワクワクしたのだけれど、そういうシリーズじゃないらしい。基本的には、その作品(この本の場合は『紅の豚』)の解釈を掘り下げるもの。
この本は、非常に不親切な設計となっている。
スタジオジブリ物語(当時のスタジオジブリの様子)や鈴木敏夫、宮崎駿、制作に関わった女性スタッフらの話などが収録されている。
が、しかし。
上にあげた中で、この本のために新たに書かれているのは、鈴木敏夫の話のみ。他はロマンアルバムや他書からの再収録なのだ。
いや、その再収録が問題なのではない。
これらの話が、いつの時点で語られた話なのか、本文中で明記されていない。それが問題なのだ。
巻末の「出典一覧」まで行き着いて、初めて他書からの再収録であることを知る。。。
「ジブリの教科書」というより、「ジブリを読み解く」が正しい気がする。
正直、ジブリのアニメ制作の裏側を期待していた側からすると、がっかりなのだ。
もちろん、ちゃんと確認してから買わなかった、こちらの落ち度もあるのだけれど……。 -
【カッコイイとは、こういうことさ。】万城目学を筆頭に、人気作家陣・学者たちが根強い人気の宮崎駿作品の魅力を読み解く。アニメーター達の貴重な当時の証言も多数収録。
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■書名
書名:ジブリの教科書7 紅の豚
著者:スタジオジブリ
■概要
カッコイイとは、こういうことさ。
万城目学を筆頭に、人気作家陣・学者たちが根強い人気の宮崎駿作
品の魅力を読み解く。アニメーター達の貴重な当時の証言も多数収録。
(From amazon)
■感想
紅の豚の制作秘話らしきものが色々書かれていて楽しく読めました。
私も、この作品はかなり好きな作品です。
宮崎さんの色々な能力には、本当に脱帽押します。
この頃(もののけまで)の宮崎さんは、能力的にピークだったような
気がしますね。
でも、本書では、気分がよくないのが2点ほどありました。
・地方での紅の豚の公開のやり方
時効かもしれないけど、これは言わない方がいいのでは?と思う。
これ、相手の事を全く考えていない発言に思えます。
(裏で関係者に謝罪、了解を取ったうえで発言しているのであれば
問題ないですが。)
結局、こういう契約違反みたいなことを裏でかなりの数やっている
から、大きなヒットにつながっているのでしょうね。
・女性陣の発言
これは、読んでいて気持ちいいものではないですね。
宮崎さんとか読んだら、どう思うか?という始点がごっそり抜けて
いる発言もあります。
あ~こうやって自分は仕事が出来る!と勘違いする女性が生成され
るのだな~というのが分かります。
女性を大事にするという事と、女性に勘違いさせるという事を区別
して接するのは難しい事ですね。
偉そうに仕事が出来ると思うのであれば、宮崎の腰ぎんちゃくやって
ないで、独立してやってみれば?としか思わない。
ジブリで本当にすごいのは宮崎駿ただ一人であり、その次にすごいのは
独立してやっている人であるということ。
スタジオジブリに所属しているアニメータは勘違いしない方がいい。
とまあ、読んでいてイラッとする点もありましたが、総じて楽しむ
事は出来ました。
なお、例にもれず、作品に関係ない評論家気取りのおべっか感想文
の部分は読んでいません。
■自分がこの作品のPOPを作るとしたら?(最大5行)
なぜ、豚なのか?は問題ではない。
豚だから豚なのだ。
これが受け入れられる人なら、楽しめる作品だと思う。
■気になった点
・その設定を思いついた理由など「無い」のだ。
・金なら銀行にある。重い荷物を背負って坂道を歩くんだ。
・人と人の触れあい方なんて無数にあって、どれが正解だなんて分
からない。
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