半藤一利と宮崎駿の 腰ぬけ愛国談義 (文春ジブリ文庫)

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レビュー : 54
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784168122019

感想・レビュー・書評

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  • この年寄り二人(失礼!)はスゴいなあ面白いなあ~、と^^;

  • 作家 半藤一利と映画監督 宮崎駿の対談集。映画「風立ちぬ」を核に、二人の戦中戦後の思い出、漱石「草枕」、戦闘機、日本が失った自然や現代のこの国の問題点など、様々な視点を絡めた構成となっています。「風立ちぬ 」の背景にあるものを知ることができるのも中々興味深いです。

  • 気持ちの良いジジ放談

  • ★2013年12月19日読了『腰抜け愛国談義』半藤一利 宮崎駿談 評価B
    夏目漱石のファンである二人が草枕談義を手始めに、戦前 戦中の思い出と飛行機、戦艦への熱い想いを語る2日間の対談を収録した本
    風立ちぬを含め、アニメ制作の時に思い入れを込めて200%描きこむ所と手を抜いて帳尻を合わせたところを宮崎は語る。

    最終作の風立ちぬが公開されたときに、零戦のアニメと聞いて、いきり立った隣国のネット住人達が早合点のお馬鹿だったことは、この本で語られる宮崎の本音で理解出来る。
    また、相当な気を使って今回の作品を誤解されないように制作していたことも彼の言葉から良く分かる。

    正に腰抜けの愛国少年だった訳で、ただひたすらに飛行機が大好きなオヤジであり、子供が、日本が好きなおっさんなのだと知れる。

    まあ立ち読み2時間で読めば十分な一冊ではある。

  • 映画『風立ちぬ』の前説的な対談本。

    半藤さんは、宮崎作品のうち『となりのトトロ』と『紅の豚』しか観てないそうだが、ぼく自身『カリオストロの城』と『もののけ姫』しか観ていない。ヒドイでしょ(笑)

    それが何でこの本を読んだかと言えば、半藤作品のファンだと言うことと、宮崎さんの発言に納得させられることがあるから(ホントは、タイトルに惹かれたのかもw)。

    「漱石好き」という共通点からはじまった対談は、与太話も織り交ぜながら、近代日本史の話、軍艦や軍用機に関する「ヲタク」的話、映画『風立ちぬ』の内容の検証、これからの日本と世界などへと続いていく(文字起こしと構成は、とてもたいへんだったに違いない - 苦笑)。

    映画『風立ちぬ』を観終わったあとに読むと、読後感がより深まるのかもしれないけれど、劇場では観ないと思うし、DVD化されても借りるかどうか……(ちょっと観たくなったのはたしかだけど)。

    対談中、半藤さんに何度か「次回作を持つ」と言われた宮崎監督。果たして引退の撤回はあるかな?

    あとがきで半藤さんが「日本の政治の株式会社的運営」について触れているけど、最近内田樹もTwitterでそんな発言をしてて「あっ!」と思った。

    「草枕」読まなくちゃ!

  • 映画『風立ちぬ』の補完的テキストとして読みました。

  • 漱石の「草枕」が最高傑作だと言うことで2人の意見は一致し、談論風発。反戦主義者でありながら、軍艦そして零戦が好きだという2人の対談は、「風立ちぬ」の背景について非常に深い。また裏話が楽しい。2人とも隅田川と縁がある!2人の父・母などの話しに及び彼らを理解するためにも有益。半藤の父が開戦の日に「この戦争は負けるぞ、お前の人生も短かったなあ」と息子に語る言葉は凄味がある。「風立ちぬ」は堀、堀越、そして宮崎の父の3人が組み合わさったモデルだという秘密も明かされる。零戦の型式に煩い人もいるなど、絵に描く難しさは宮崎の言葉で初めて分かる。神西清が堀辰雄を「詩を散文で書く」と評した言葉は全く同感!話はあちこちに飛ぶがとにかく楽しい逸話の連続。

  • 戦前・戦中の思い出話をお互いしているだけなのであまり面白くない

  • switchインタビューでもやってたけど本書の方が詳しい。「女の人は将来が不安であればこそ子どもを産んだほうがいいです」という意見が胸に響く。

  • これを読むと『風立ちぬ』の見かたがだいぶ変わる。

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著者プロフィール

半藤 一利(はんどう かずとし)
1930年、東京府東京市向島区(現在の東京都墨田区)生まれ。東京大学文学部国文科卒業後、文藝春秋新社に入社。編集者として活動しながら匿名記事も記す。1965年に大宅壮一の名義を借りて『日本のいちばん長い日』を執筆、発行。『漫画読本』『増刊文藝春秋』『週刊文春』『文藝春秋』編集長を歴任。1995年に文藝春秋を退社してから作家・評論活動専任となる。
1993年『漱石先生ぞな、もし』で新田次郎文学賞、1998年『ノモンハンの夏』で山本七平賞、2006年『昭和史』で毎日出版文化賞特別賞をそれぞれ受賞。2009年の語りおろし『昭和史 1926-1945』『昭和史 戦後篇 1945-1989』はベストセラーとなった。
妻の半藤末利子は、松岡譲と、夏目漱石の長女・筆子の四女で、夏目漱石が義祖父にあたる。

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