インタヴューズ I マルクスからトルストイまで (文春学藝ライブラリー)
- 文藝春秋 (2014年4月21日発売)
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感想 : 4件
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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784168130144
作品紹介・あらすじ
世界を動かした、あの人物の肉声を!
激動の時代を生きた主役たちは何を語ったか? マルクス、ビスマルク、オスカー・ワイルドなど、19世紀後半から20世紀初頭まで。
みんなの感想まとめ
激動の時代を生きた著名な人物たちの肉声を通じて、彼らの人となりや思想に触れることができる作品です。インタビュー形式で構成されており、それぞれの人物が語る言葉には、当時の社会情勢や個々の背景が色濃く反映...
感想・レビュー・書評
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インタビューだと確かにその人のその時の人となりが掴めるけど、翻訳通した場合どれほど正確なんだろうか。多分にこちらの想像も入ってしまうかも。
アンリ・ロシュフォールとマルコーニは思ってた感じと違うかも、ブリガム・ヤングとかマルクスとかエジソンは思ってた通りみたいな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
150207 中央図書館
歴史上の事項あるいは記号として認識されている人物が、過去、その時、実際に肉声で話していたということを信じることができる。インタビュー録あるいは対話録という形式の凄みを感じる。
実際には、インタビュアーの理解というフィルタリングと文章化という脚色をほどこしたものであって、客観的描写というよりも、インタビュアーの作品だと思う。
マルコーニのような普通の仕事人という風情の記録のほうが、いかにもというマルクスなどより興味深い。
<blockquote>インタヴューは、「報道機関の代表と、彼が公表を目的として個人的発言を引き出そうとする人物との、公式会談を目的とする一対一の会見」と定義することができるし、インタヴューという行為は、「公表のために個人的発言を引き出す技術」と呼ばれてきた。インタヴューの発明者は、「ニューヨーク・トリビューン」の編集長ホラス・グリーリーと、「ニューヨーク・ヘラルド」の経営者ジェームズ・ゴードン・ベネット・シニアであるというのが通説となっている(p17)</blockquote>
<blockquote>インタヴューがジャーナリストとインタヴュー相手の間で交わされた言葉の逐語的な記録であったためしはほとんどない。スペースに限りがあるためにしばしば会話を編集する必要があり、この編集のプロセスの介在は、会話の一部が強調されることを意味する。(p80)</blockquote>
<blockquote>QアンドA方式と記述体のインタヴューの、それぞれが持つメリットの比較に関する議論もまた、インタヴューの歴史に常に存在したテーマである。QアンドA方式は無味乾燥に陥りやすいので、1917年のあるジャーナリスト向けのマニュアルは次のように忠告している。
「インタビュー記事は、話し手とその環境の描写、とくに彼の性格または思想と調和するか対照をなす描写をまじえることによって、大いに生彩に富んだものになることがある。(中略)ひとつのすぐれた工夫は、記事のあちこちに相手の風変わりな言動や言葉の癖をばらまくことである。口癖、特徴的な仕草、唐突な怒り、質問に対する不可解な沈黙などへの言及は、ときには相手が実際に話した内容以上に効果的である。(中略)」
1970年代に「ロサンゼルス・タイムズ」でインタヴューをしていたディグビー・ディールは、それとは違ったアプローチを唱えている。彼はQアンドA方式の支持者だった。
「上手に書かれたQアンドAは、プロファイルを同じように、筆者によって構成され、人工的に形作られることが容易である。しかしそこには初めから書くプロセスとは異なる方法論が存在する。まず、筆者は「フック」や「アングル」や「個人的見解」を求めない。ただ相手から可能な限り首尾一貫した貴重な発言を引き出そうとする。(中略)しかし最も重要なのは、執筆のプロセスにおいて、QアンドA方式を採る筆者は、奇妙な自我の喪失を経験することである。それは記事中の発言の責任はインタヴュー相手にあって自分にはないという感覚からのみ生まれるものである」(pp85-86)</blockquote> -
おもしろい。が、半分ほどで挫折。
字が小さい、行間狭い、冒頭のインタビューの歴史が長い。 -
【世界を動かした、あの人物の肉声を!】激動の時代を生きた主役たちは何を語ったか? マルクス、ビスマルク、オスカー・ワイルドなど、19世紀後半から20世紀初頭まで。
著者プロフィール
新庄哲夫の作品
