築地久子の授業と学級づくり (教育実践の全体像を描く 1)

  • 明治図書出版 (1993年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784181163037

感想・レビュー・書評

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  •  授業の大切な視点の一つとして、学習内容の深まりというのがあると思います。例えば、かけ算九九のきまりを見つけるというねらいの授業を行うとすれば、どんなきまりを見つけさせるか、見つけたきまりをどう価値づけるかによって、学習した内容の豊かさ、深さが全く違ってくると思うのです。

     一般的に言えば、子どもたちが好き勝手に発表しているだけでは、たくさんきまりが見つかることはあっても、それほど内容が深まることはありません。そこにはどうしても教師の意図的な舵取り、指導が必要になります。

     築地先生の実践記録を読んでいくと、子どもたちの発表の一つ一つが、実に真剣に考えて考えて考え抜いて出されていることがよく分かります。こういう素晴らしい発表が、築地先生の介入、指導があるにしても、子どもたちの相互指名のような雰囲気の中で生まれてくることは、常識的には奇跡と言っても決して言いすぎではありません。

     そこに行くまでの過程、つまり築地先生の指導が、この本にはかなり詳しく書かれていますが、できることなら、この目で、自分の目で見てみたいという思いでいっぱいです。

     築地先生は、「いろいろな所に応用できるものが基礎・基本だ」「教えることというのは、それほど多くない」とおっしゃっているそうですが、私もまさにそのとおりだと思っています。そして、その基礎・基本を見極めるのが、教師の仕事の第一歩なのです。

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著者プロフィール

1945年東京に生まれる。1969年東京学芸大学教育学部卒業。1974年東京教育大学大学院博士課程(教育心理学専攻)単位習得修了。1983年教育学博士(筑波大学)。常葉学園大学教授,茨城県立医療大学人間科学センター教授を経て,現在,茨城県立医療大学名誉教授。著書:『発展発問の効果に関する教育心理学的研究』(風間書房),『小学三年生の心理』『小学四年生の心理』(編著,大日本図書),『築地久子の授業と学級づくり』『自立した子を育てる年間指導』(共著,明治図書)他。

「2025年 『教育術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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