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Amazon.co.jp ・本 (136ページ) / ISBN・EAN: 9784181468149
みんなの感想まとめ
教育に関する論議の本質を探る本書は、目的と手段、原因と結果の関係を明確にし、教育の議論に潜む「不思議」を解き明かします。特に、すべての子どもに必要なことを特定しない議論や、個性化を一律に推進しようとす...
感想・レビュー・書評
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うんうんと頷きながら読んだ。
〇〇教育を追加するより
〜してはいけないということをしっかり教える
あれもこれもではなく
目指すべきものと切り捨てるものを選択する勇気を。
組織として目指す姿を具体化して共有する。
そしてそのために目指すものを1点突破して目指す。
この当たり前を目指すために自分ができることは何か。
諦めずに発信し続けることだと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
教育を語る際に欠かせないカギを説く【赤松正雄の読書録ブログ】
「『優秀』で『巧なり名を遂げた人』である『自分』を基準として千数百万人の子どもたち全体のことを議論している」―「教育」を議論する際に陥りがちな落とし穴だ。
今から十数年前に、著作権法改正が話題になった頃に、当時文部省の課長だった岡本薫さんと話す機会があった。きわめて優秀な官僚だったとの記憶が残っている。その彼から『教育論議を「かみ合わせる」ための35のカギ』という名の本を頂いていた。にもかかわらず本棚の片隅に放置していた。それをひょんなことから取り出して先日読んだ。またたくまに引きずり込まれた。1)目的・手段や原因・結果に関する論理的思考ができていない 2)すべての子どもたちに必要なこととそれ以外のことが区別されていない 3)みんなが同じ気持ちを共有できるはずという幻想のためにルールや契約が軽視されている―など5点に集約して、それぞれ7つの不思議な実例をあげている。一つひとつ見事なまでに当っている。外国人の目からみていかに日本の教育論議が不思議な誤りに陥っているかの実例が堪える。圧倒された。これを皆が読めば、日本の教育論議も様になるとの思いに駆られる。
早速彼の居場所を探した。文部科学省の幹部にと思いきや、今は政策研究大学院大学の教授になっておられた。私の思いをメールで伝えた。すると、日本の政治・社会の前途を憂い、もはや後輩を育てるしかないと、役所を辞めて今のところに移ったとの返事を頂いた。新書を書かれては、などと余計なことを書いたところ、既に『日本を滅ぼす教育論議』との名で書き直して出版している、と。改めてこの本も読んでみたが、不思議なことに前者の方がかなり読みやすく分かり易い。
岡本薫の作品
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