授業で鍛える 名著復刻

  • 明治図書出版 (2015年7月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784181961169

みんなの感想まとめ

子どもの成長や変容を共に喜ぶことの重要性が強調されており、教師としての在り方を見つめ直す機会を提供します。著者は、生徒が成長した瞬間に「おめでとう」と声をかけることで、彼らの努力をしっかりと認める姿勢...

感想・レビュー・書評

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  • 野口先生は子どもの成長や向上的変容をともに喜ぶことを大事にしています。
    「おめでとう、よかったね」
    何か賞を獲得したり名誉ある立場になったりしたときに言われることが多い言葉ですが、野口先生は「生徒が成長したとき」「生徒が向上的変容をしたとき」にこの言葉をかけていました。自分も同じように「おめでとう」と一緒に喜べていただろうかと反省しました。

    誤りだと分かることは大きな進歩だということを心の底からわからせる。
    子どもも大人も間違いを嫌がります。ですが、正解に近づくためには、間違いからもアプローチができます。「なぜ正解なのか理由を説明ができる」と同時に「なぜ不正解なのか理由を説明ができる」ことが大事だと思います。間違いは貴重な意見です。それを尊重することが大事だと改めて分かりました。

    正解よりも変容をほめる。
    ”われわれ教師は、正解や正答よりも、揺れや変容をこそ大切にしなければならない。そのように、教師自身の授業観の転換を図るべきではないか、と私は強く考えている。”(p.85)

    自分の場合、授業ですぐに正答や正解を求めがちです。正解も大事ですが、どのようにそこに行き着くのかという過程を大事にしたいと考えました。最短で正解にたどり着いてもしょうがない。むしろ、そこに行き着くまでの揺らぎこそ授業の中で大事にしないといけないのではないでしょうか。

    改めて授業にこだわりをもっていきたいと思いました。

  • 名著!今の考え方、主流は本当に様々あるが、いつだって本質はシンプルだと思わされた。また自分の力量のなさ、流しているけど、子供を鍛えるまではいっていないと感じさせられる。だからこそ、勉強になった。
    以下、特に気になった点のメモ。

    1 不満の自覚からのスタート
    2 希望と目当てを持たせる
    3 努力の道筋を教える
    4 努力の結果を見せる
    5 向上的変容を自覚させる
    6 鍛えて伸びる素晴らしさを自覚させる

    教師が意欲をなくしては、子供の意欲はもっとなくなる。また、わからないことにイライラしては能率が下がるだけである。

    できないことこそが伸びるチャンス
    できないときこそしめたとおもえ!
    わからないと言うことがわかっているのだからいいのだ、あと15分もすれば分かるから安心しなさい。
    そしてできたら、成長を共に喜ぶ

    発表技術を高める
    1 発言して良かったと思わせる
    →間違いをこうていする雰囲気を
    2 正解よりも変容を
    →伸びをとにかくほめる
    3 多様な答えを引き出す問いをし
    4 短くズバリと言わせる
    5 挙手だけに頼らず
    6 多様な発言をキャッチ
    7 まずノートに書かせる
    8 言うべき時に言うべきことを言わせる
    9 無意味な発言推進策はいらない

    聞き方の技術
    なぜ?ほんと?と考えさせながら聞かせる

    少しずつできることを始めていきたい

  • 音読、読解、作文の部分で妥協していた自分に立ち返る。指導が具体的で再現しやすいと感じた。ただ、目の前の子どもの実態に合わせて邁進し過ぎないように気をつけたい。

  • 授業の達人といわれる野口先生の実践をもとに国語の授業における指導について書かれている。30年以上も前に出た本の復刻版であるが、今でも参考になるところは多くある。(全員が文章をするすら読めるように徹底する、とにかく量を書かせる、漢字はまず読みからなど…)
    今漢字指導や音読指導の本を出しておられる土井正博先生のとも共通しているところがあると感じた。

    余談ですが…
    授業の中での子どものつぶやきに対して、厳しく「今はあなたの話す時間ではない」ときっぱり伝えるところが衝撃的であった。正直場合にもよるのかな…とも思う。

  •  現在、4年目の教員です。うまくいかない時には教育書を読み、その改善方法を探し、うまくいった時には自信をつけてもっと良いクラスにしようと本を読みました。
     気がつくと自宅の自分の部屋には様々な本が溢れ、もはや何が大切か分からなくなっていました。
     そんな時には原点に帰ろうと思い、有田先生や野口先生、向山先生の本を読みます。名人と呼ばれる本物の教師の考え方を改めて学ぶことが大切だと思ったからです。
     読み終わると、やはり素晴らしい考え方だなと思います。まだまだ若手ですが、野口先生に少しでも近づけるように精進していきます。

  • 書かれていることから書かれていないことを問う「なぜ」や「どうして」をどの難易度で、何を題材に子供たちに提示するかが教材研究。そう思うと、教材研究が楽しくなりそうだ。でも、その視点って体験的、積み重ね的、帰納法的に培われていくものだと思うから、優秀な教員の教材研究に付き合ったり、例をたくさん知ったりすることで身についていかないと。この本に載っているいくつかの例はその中でも極上な部類?なのだと思う。というか、そうであってほしい。基本的には小学生ぐらいを、個人的には低学年から中学年くらいを想定して書かれているように思う。授業で子供を鍛えるのが、やっぱり基本なんだよなあ。

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著者プロフィール

小学校教員・校長としての経歴を含め、60年余りにわたり、教育実践に携わる。現在、日本教育技術学会理事・名誉会長。国語や道徳の「授業名人」と称され、「模擬授業」の名付け親の一人としても著名。主な著者に、『ICTに負けてたまるか!人間教師としてのプライド──ゆるぎなき“信念”宿る教育観の源泉ここに!』(学芸みらい社)、『授業で鍛える』『鍛える国語教室』シリーズ(ともに明治図書)、『小学生までに身につける子どもの作法』(PHP研究所)等がある。

「2025年 『生徒が変わる「圧倒的事実」の軌跡!疾風怒涛の中学生「討論の授業」に挑む 下巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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