教師修業十年 (教師修業 10)

著者 :
  • 明治図書出版
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784182244193

感想・レビュー・書評

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  • これまで読んできたものとは一線を画す衝撃的な教育書であり、実践記録であった。
    「向山式〜」という名前のドリルは何度か見たことがあるが、本人について初めて知るきっかけとなった。もちろん今の時代に通じない手法や考えもあるかもしれないが、教師として力をつけるためにどんなことをすれば良いのか考えるきっかけになる本であった。

    算数の授業が終わった時、誰が(何人)分からなかったのか即答できるほどに、子どもを見とる。
    跳び箱を全員跳ばせることができるという気概
    子どものせいでなく、すべて教師(自分)のせい
    優等生だけが前に出るのは低俗な学級
    単元終末の作文は50枚以上の子も!

  • 向山洋一氏の最初の著書を加筆したもの。
    大学の指定図書になっていたことに感謝している。

    この本と
    「授業の腕をあげる法則」は
    一読しておいたほうがいい。

  • 徹底的に科学的な教育論だと感じた。しかし、叙情も人情もしっかりと含有されていて、哲学的でもある。それが、いわゆる「教育的」であるということなのかもしれない。一つの権威であるtossが、何百何千もの批判に晒されるのは、やはりこの中のどれか一つを大きく欠いたtoss教師の闊歩からなのではないかと思ってしまう。言っていることは至極正しいし、学ぶところも多い。ただ、「坊ちゃん」の中の教育像の方が好き。これは、甘え?逃げ?なのだと思う。いずれにせよ、届くべきもなく。知識ではない。要は、努力不足なんだと思う。

  • 内容が濃く、まだまだ読めない。
    後半には著者の学級経営案も載っている。次元の違いを感じた。

  • この本を手にした教師は数知れず。
    久しぶりにノートを取りながら読破した。
    何回読んでも学びがある。

    法則化や向山氏を、理念なき技術主義と呼ぶ人もいる(いた)ようだが、それこそ無知をさらしているようで恥ずかしい。
    一読すれば理念なき‥などと言えないくらい、魂のぶつかりを感じる。

  • これ凄い。
    吉岡さん、原くん、林くんのところは涙なしでは読めない。向山先生の語りや、通信の言葉も素敵。原君の作文の、「そして言葉では言えない何かを持っているのである。」という一文には、なるほどそうか、と頭が下がった。
    2014/02/26読了。

  •  向山先生の新任時代からの実践記録。向山式は賛否両論あるが、氏の教育にかける執念や情熱からは学ぶべきことが多い。学級経営案や当時のエピソードなど、参考になった。

  • グッドオールドデイズ。で片付けちゃいけない。熱き実践の記録。

  • 驚きの連続の中で

    一番驚いたのは、
    この本へ書くにあたっての文体へのこだわり。
    そこまでこだわるのだから、
    教師の仕事へのこだわりは尋常じゃない。


    それに、
    この本には書けない内容がまだまだたくさんあるということ。
    当然なのだけど、
    この本を読んだだけでも
    向山先生は偉大すぎて恐怖なのに、
    さらにバックにはもっと巨大な世界が広がっているのだから
    向山先生をもう全くつかみきれない。


    先が見えないけど、
    この道が確かなのは疑わない。

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著者プロフィール

1968年東京学芸大学卒業後、東京都大田区立小学校の教師となり、2000年3月に退職。全国の優れた教育技術を集め、教師の共有財産にする「教育技術法則化運動」TOSSを始め、現在もその代表を務める。

「2018年 『発達障害のある子を担任! どんな準備をするか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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