確かな「学力」を育てるアクティブ・ラーニングを生かした探究型の授業づくり 主体・協働・対話で深い学びを実現する
- 明治図書出版 (2016年9月2日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (160ページ) / ISBN・EAN: 9784182607226
感想・レビュー・書評
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以下、メモ。
2016年9月初版の本書において、阿部氏のアクティブ・ラーニングの定義
”学習者が、自ら設定した課題について、異質な他者との対話・討論などの過程を通して、内言の外言化を重視しつつ試行錯誤、評価・批判、推理・検証、発見・想像などの探究と振り返りを行うことにより、「あたらしい学力」を身につけていく学びのあり方(p.11)”
秋田などで行われている地域の典型的なアクティブ・ラーニングのモデルがある。これは「探究型授業」などと呼ばれていることが多い。(p.17)
①【導入】ー課題の設定
↓
②【展開】ー子ども一人一人の思考(自力思考)
↓ ↑
グループでの学び合い(意見交換・対話・討論)
↓ ↑
学級全体での学び合い(グループの発表→意見交換・対話・討論)
↓
③【終末】ー振り返り
(p.17)
下記のページでも詳しく紹介している。
https://kokugonote.com/tankyugata/
個人・グループ・学級全体での学び合いを適宜往復しながら行っていく流れだろうか。
教師は意見集約などのコーディネーターの役割を担うことになる。
”アクティブ・ラーニングが成功する8つの指導のポイント
①「学習課題」の切れ味が問われる
a子どもたちに豊かな試行錯誤や推理・検証過程が生まれる課題
b子どもたちの既有の知識・スキル、方法などで解決できない課題
c子どもたちに「飛躍」が起こり「謎」の解決・発見が生まれる課題
d子どもたちに知識・スキル、方法・方略などの学力が身につく課題
e子どもたちが追求してみたいという意欲・関心がもてる課題
②グループの話し合いの前に必ず「一人一人の思考」を保障する
③教師の「助言」が探究の質を左右する
a子どもが思考していくための方法を示唆するー方法助言
b子どもの思考を励ましたり方向を示唆したりするー促進助言
④ここぞというところで子どもたちを「ゆさぶる」方法
⑤グループの人数・組み合わせの方法
⑥グループの話し合いの時間設定と回数が重要
⑦司会=グループリーダーを決めて丁寧に指導する
⑧「振り返り」で学びの質が上がり確かなものとなる
(p.111)”
学習課題が話し合いに値する課題か見極めることが大事である。
本書に載っている授業例では、学習課題を生徒と教師が話し合って決めたそうである。(どのように決めたかは記述はなかった)生徒が学習課題の決定に関わることは「質問づくり」の活動にも通じると思われる。
上記で、意見を出させているときの教師のコーディネーターとしての力が問われることを書いた。
本書には授業例が載っていたが、生徒がグループで話し合った意見を学級全体で発表をしている時、それに対して教師は意見を集約したり、時には「ゆさぶり」の発問をしていた。
「ゆさぶり」の発問は一斉授業でも大事とされる技術である。
(本書で書かれている)アクティブ・ラーニング型の授業(探究型学習)は一例に過ぎないが、一斉授業での技術がアクティブ・ラーニング型の授業にも応用されていた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/721063
著者プロフィール
阿部昇の作品
