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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784183123237
作品紹介・あらすじ
「教師主導or子ども主体を抜け出すカギは、『動的平衡』」「疑問や調べたいことは、簡単には見つからない」「『いいとこ取り』は、悪いことではない」等、大学でも研修でも教わらない、授業力を持続的に向上させていくための42の知見を紹介。
感想・レビュー・書評
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私が尊敬してやまない大前先生の著書。今回も得るものが多く、大いに刺激を受けました。
【心に残ったこと・覚えておきたいこと】
・状況によって、子どもに適した「教える量」は変わります。教える量の多少によって、授業の良し悪しが自動的に決まるわけではないのです。
・個別最適な学びには2つの視点があります。「指導の個別化」と「学習の個性化」です。
「指導の個別化」は、支援の必要な子に重点的に指導を行うことや、個々の特性や学習進度、学習到達度などに応じて、柔軟な指導を行うことを意味します。
「学習の個性化」は、子ども一人ひとりに応じた学習活動や学習課題に取り組む機会を用意することを意味します。そして、子ども自身が、自分の学習が最適となるよう調整できるようにすることを意味するのです。
・子ども同士で、「どこまでわかるか」「どこがわからないのか」を話し合わせることも効果がありました。つまずきを出し合うと、不思議と「あと少しでわかる状態」に近づいてくるのです。
・「重要な知識なのに子どもが素通りしてしまうところ、気づかないところはどこか」
これが実は、教材研究の要諦です。このように教材研究をしたうえで、子どもに気づかせるような発問、知識・体験の蓄積、展開、活動などを考えたら、知的に楽しい授業をつくることができるのです。
・授業と集団づくりは連動しています。そして、相乗効果を発揮するのです。
・「できる・楽しい」授業が実現されると、子どもの自己評価が高まります。自己評価が高まると、友だちと協力する気持ちが生まれます。協働して学ぶ価値を体験すると、「友だちは競争すべき敵ではなく仲間だ」と考え方が変わります。そして、互いを尊重できるようになります。このように、授業と集団づくりは連動しているのです。
・授業方法に関して、次の4つのカテゴリーがある。
① 授業技術 ②授業内容・教材 ③授業展開 ④システム・形態
・「利き目と反対側を意識しなさい」
・教えたい内容に気づかせたいと思ったら、「どういう知識を教えておけばよいか」「どういう物事が重要だと教えておけばよいか」を事前に考えておかないといけないのです。
・「わからないことがわかる」状態は、知識が蓄積された状態でないと訪れません。
・授業には他にも大切な機能があります。それは、自分で最適解を考え出すことや、仲間と協働して価値ある考えをつくり出すことです。例えば、正解のない問いを考えさせる授業があります。
・まず、授業のゴール、すなわちどういった資質・能力を育成するのかが決まり、その後に、手段として、望ましい授業方法が決まるのです。詳細をみるコメント0件をすべて表示
著者プロフィール
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