教室の中の応用行動分析学 その「行動」には理由がある エビデンスのある「ほめる」「しかる」を手に入れたいから...

  • 明治図書出版 (2020年9月3日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784183370358

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

子どもの行動の変容を促すための支援方法を探求する本書は、応用行動分析学の理論と実践を丁寧に解説しています。具体例を交えながら、理論の理解を深める過程で感じるモヤモヤにも寄り添い、実践に向けた創造的なア...

感想・レビュー・書評

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  • 子どもの困りに寄り添い、
    どうすれば子どもも支援者もストレス低く、
    行動の変容を促すことができるかの学問。
    覚悟と、とても粘り強い試行が必要な実践だと思える。

    うまく咀嚼できないところが多い。
    だけど、価値観としても体得したい。
    だから、もう一回・・・とは言わず、
    納これからも得いくまで読んでみます。

    前半で具体例を上げながら、理論や言葉の説明がなされる。
    だけどその段階では「そうは言っても・・・」と感じる。
    3章の後半で、そのモヤモヤに寄り添ってもらえます。

    理論を実践するのは難しい。
    そこで、創造力による分析やアイデアと試行の繰り返しが大切。
    それを続けていくことが大切。

    納得いきます。

    もう一冊、
    とっても大きい『行動分析学入門』を読んでいたのですが、
    行動レベルで理解できるまで、
    双方を行ったり来たりしたい。

    当面、行動分析については、この本だけで行こう。

  • 良い行動を強化する
    分析して実行
    コツコツと積み上げるしかない
    魔法のような近道はない
    理論と実践の往復

  • 応用行動分析の基本と学校などでの実践方法について、ユーモアを交えながら丁寧に書かれている。

    学校での無闇な消去の乱用の危うさへの警鐘など、著者が実践を通じて得たであろう知見が多く、とても参考になった。

    また、
    p.84 その対応で、みんなの人権は守られているか?
    は、自身の問題意識を的確に言語化してくれていた。
    行動分析学は徹底的に行動のみにフォーカスし、生物の生理的な反応に根ざしている(と私は認識している)ため、心理状態をある程度無視して行動を変容させる、もしくは、心理状態すら行動からコントロールする技術として捉えることができてしまう。
    (文中であったように、応用行動分析が「イルカの調教」というイメージを持たれる要因であろう。)
    使う側が人権に配慮する気がなければ、厳しい叱責と言った強力な「正の弱化子」を使う事に容易に強化されたり、正の強化子を悪用して相手の行動をコントロールする事さえ可能であろう。

    自身が行っている事をしっかりと認識して行く、また、他者からのコントロールを認識して行くためにも、行動分析学の原理を分かりやすく書いてくれている本書はとても有用だと思った。

  • 心に残った順に要約
    ①「直前」の出来事への工夫・支援を!
    自らの行動で困っている子(問題行動)に注目するのではなく、
    皆で協力し豊かな生活・環境を、共に創造していく。
    Ex お互いを尊重した対話⇒助言・フィードバック、感謝の言葉、「○○が困った、助けて、教えて」を自然に言える練習

    ②「トークン」である行動が減ったが、それに何の意味があるの?
    その子の心身が穏やかになったの?ただ減少させるより、その目的が達成できる「素敵な行動」に

    ③支援者のその対応(行動)皆の人権が守られている?
    A わからない。だから常に立ち止まって「分析」する。

    Ex 福祉施設職員が暴れる利用者を拘束した⇒外部の人が目撃し通報。暴れた理由を特定し「恐怖を取り除く」工夫をしていたか?職員は「周囲に危険をもたらすから、動けなくした」が、果たして正当化される?
    他、虐待の背景(世代間連鎖・社会的孤立や不安、貧困など)、発生メカニズムを理解し、より重点的に福祉支援の提供を。社会的弱者に「怒鳴る」「拘束する」人の行動分析も。どちらにしても、体罰に続く道を辿っている。

    ④「直前」「行動」「直後」の記録のみで行動は変わらない。変わったのならば、記録者や教師の支援や視線含め、環境が変わっているはず。記録、整理(共通するものを抜き出す)、分析

    ★感想
    行動分析は、人の心とつながっていると改めて感じた。
    事例が現場での出来事として、イメージしやすかった。

    欲を言うなら、イラストも入れて欲しい。
    そして、①の例について。。。
    そのよう人間関係が大切だと分かっている。

    しかし、上下関係があるチーム、
    リーダーへの違和感・疑問、
    社会がこうだから仕方ない(諦め)と
    思ってしまう現実への行動分析学も教えて欲しい
    なと思った。何か違う本を読もうと思う。

  • 応用行動分析学とアドラー心理学とのちがい
    応用行動分析学
    行動のわけを知る
    アドラー心理学
    行動のわけでなく、行動が何をしたいか考える。

  • 信州大学附属図書館の所蔵はこちら→ https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC02678693

  • どうしても困った行動を変えようとして応用行動分析を行いがちであるが、それぞれの行動の理由を考えることも大事である。消去の扱い方、リスクについて正しく認識できるようになってよかった。一時的に行動が増えてしまうことのリスクをよく考えたい。

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著者プロフィール

有川 宏幸
新潟大学教育学部教授
1969 年、千葉県生まれ。筑波大学大学院教育研究科障害児教育専攻修了。1995 年、岸和田市児童福祉課で発達相談員として勤務。2004 年より岸和田市立保健センターを経て、2006 年10 月から新潟大学教育学部助教授、2007 年4月同准教授。2016 年4月より現職。公認心理師、臨床発達心理士。
特別支援学校教員養成の傍ら、共生社会の実現に向けた社会活動にも積極的に取り組んでいる。近年はYouTube チャンネル「ありちゃんねる」を通じて、これらの活動の様子を精力的に発信している。

「2023年 『教師のための保護者と創る学校「交渉術」読本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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