最後の一葉・賢者の贈り物 (Meiji Books)

著者 : オー・ヘンリー 清水知哉

• 明治図書出版

感想・レビュー・書評

[akiさんの感想 · 2021年3月6日]

中学３年の冬、受験勉強のリフレッシュに。『賢者の贈り物』は、小さいころに絵本で読んだことのある作品。『20年後』、『警官と讃美歌』も、結末の面白さに惹かれました。女性の描き方が上手で、美しい女性が話の展開のキーになります。食べるシーンも印象的。真の空腹を知っているから描くことができるのかな、と。

貧しさ、空腹、敗北のみじめさを O・ヘンリーのユーモアがやさしく包み込みます。

著者プロフィール

オー・ヘンリー／1862年、アメリカ・ノースカロライナ州出身。銀行勤務時代に横領罪で有罪判決を受け、服役中から短編小説を書きはじめる。ショートストーリーの名手と呼ばれ、庶民の哀歓を描く作品は時代や国境を越え多くの人々に愛され続けていて、生涯272編の短編作品を残し、これまで映画化された作品も多い。

「2023年 『人生は回転木馬』 で使われていた紹介文から引用しています。」