学級を組織する法則 (教育新書 131)

著者 :
  • 明治図書出版
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784186821024

感想・レビュー・書評

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  • 組織量についてかかれているが、具体的な例が多くイメージがつきやすい。

    係、当番などの活動をこどもの自立に焦点を当てて行うことの必要性を感じさせてもらえた。

  • なぜ学級は崩壊してしまうのか。これを読めば自分の実践の間違っていたところがわかる。
    担任をもったら読んでおくべき一冊。

  • 向山洋一氏の体験談に基づいて、学級を組織する法則が提唱されている。
    この本には、参考文献もないし、氏の独断と偏見のような記述も多い。
    しかし、文章は平易で読みやすく、文章構成も、教育実践を扱う本のなかではとても親切な部類に入ると思う。なにより、提唱されている法則が成功の実体験に基づいているためか、客観的な論拠が希薄にも関わらず、説得力がある。
    「これはいい」「これは変なんじゃないか」「これはなぜだろう」
    読者が今すぐに使えそうなネタも、読者がいぶかしまざるを得ないような、ちょっとあやしい記述もある。それら全て含めて、とても面白く有用な本だと思う。

  • 子どもひとりひとりに一生懸命対応する,
    そしてクラスのシステムが崩壊する。

    ある種の構造を組織するのは当たり前のはずです。
    教師と児童との人間関係だけで学級が出来るはずがありません。
    熱意だけで教師をやろうと思っている人は是非読んでほしいです。

  • 何人もの人に
    「現級留め置きは勉強になるよ。」
    とか、
    「龍先生には、焦らず確実に力をつけていって欲しいと思う。」
    などと言われて、
    私はここ最近、嫌な気分だった。

    私は早く授業がうまくなりたい。

    結果的に時間がかかった,
    というのならいいけど、
    どうしてあえて最初からゆっくりいこうと思って、
    ゆっくり勉強しないといけないのか。


    もう目の前に子どもはいるのに。
    困らせてしまっている授業を日々しているというのに。



    そんな思いでイライラしている時に、
    この本のフレーズを読んで、すっきりした。

    p162 
    「ただし私は、すばらしいものはじっくりかけて成長していくという考えに反対である。後世に残るような仕事をした団体は、アッという問題提起とともに目ざましい成長をするのが常だからである。」


    ということで、がんがんいきましょう。

  • 学級を組織するための原理が書かれている。「組織論」、「活動論」、「指導論」の三つの分野が骨格となるというのが著者の主張。具体的で分かりやすかった。特に「組織論」についての言及は、四月から担任となる自身にとって有益だった。学級経営につまづいた時に読み返したい一冊。

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著者プロフィール

1968年東京学芸大学卒業後、東京都大田区立小学校の教師となり、2000年3月に退職。全国の優れた教育技術を集め、教師の共有財産にする「教育技術法則化運動」TOSSを始め、現在もその代表を務める。

「2018年 『発達障害のある子を担任! どんな準備をするか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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