授業の腕をあげる法則 (教育新書 1)

著者 :
  • 明治図書出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784189091158

感想・レビュー・書評

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  • 私の原点。何回読んだかはカウントしていないが,100回は読んでいることは間違いない。

  • 教育実習先の先生にいただいた本。
    この本より、私の読書修行がスタートしました。

    授業や学級経営をするに於いて、大切な十ヶ条が述べられています。

    例えば、趣意説明の法則。
    教師が出す指示の意味を説明しなさいということ。

    単に、
    「ゴミをひろいなさい」
    よりも、
    「教室をきれいにします。ゴミをひろいなさい」
    の方が知性的な集団作りにつながるということ。

    さらにいいのは、
    「教室をきれいにしよう。自分のやりたいことをやってごらん」
    だそうです。

    この本には、これを含めて、10個の授業の原則が述べられています。

    氏がいう「教育技術の法則化」には、賛否両論ありますが、私は「教育技術」とは、料理でいう「レシピ」みたいなものだと考えています。

    人気店の人気メニューのレシピを知っていれば、いい店が開けるか?
    答えは、否です。
    教育技術をたくさん知っていて、いい学級経営ができるか?
    これも答えは、否だと思います。

    しかし、レシピや技術から学ぶことはとても多い。
    あとは、それらをどう使うかですね。

    ちなみに、私は毎年、4月の最初にこの本を読み直し、教師としてのバイブルにしております。

  • 小学校向きだな、というのが実のところ。
    とび箱の実践はすごいと思うけど、今の小学校で男の先生が女子児童に指導したらどうなるかな…など考えてしまった。

  • 読まず嫌いでした。装丁が古いからって読まないのはいかんですね。
    わたしが生まれるずっと前に、全員に跳び箱を跳ばせる方法が研究されていたのに、わたしの学校では誰一人できていないだろう。(子どもの体力も時代と共に変わっただろうが。)
    ・「技術」に目覚める
    ・プロの教師
    ・根拠をもって実態を掴む
    授業の原則
    ①趣意説明
    ②一時一事
    ③簡明
    ④全員
    ⑤所持物
    ⑥細分化
    ⑦空白禁止
    ⑧確認
    ⑨個別評定
    10激励
    と、書いているうちに忘れている(°_°)
    何回も読んで力にしていく良書。

  •  ポケットに入れて出かけたら、どこかで落としてしまいました。しかも、定期なども一緒に…。

     そんなわけで、最後まで読み終わってないのですが。

     このころの論調は、まだずいぶんと穏やかで、「確かにそうだな。」と思える部分がたくさんあります。いつから今みたいになってしまったのでしょうか。

     法則があるかどうかは別としても、もう少し先輩から後輩に伝える努力はしていく必要があることは確かです。

  • 10の原則全て覚えた。
    今名のある教師は誰もがこの本を通過しているはず。100刷をこえている。

  • あぁ、まずいことしてたなと気づいたり、自分は間違ってなかったと自信を持ったりできた一冊であった。前回読んだものもそうだったが、法則化運動のゴリ押しがたまに鬱陶しい。かなり読み飛ばしてしまった。

  • 小学校での実践をもとに、それを理論体系化されています。
    どのようにすれば授業の腕があがるのか、どういった先生がよい先生なのか、とても具体的に書かれているので、新米の身でもすぐに自分の授業に取り入れられます。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「どういった先生がよい先生なのか」
      この本を読んだら判るんだ、、、子どもを持つ知人が「子どもが人質」みたいなコトを言ったのが、妙に頭に残って...
      「どういった先生がよい先生なのか」
      この本を読んだら判るんだ、、、子どもを持つ知人が「子どもが人質」みたいなコトを言ったのが、妙に頭に残ってしまって、、、先生もイジメ対策とか色々知らなきゃいけないコトが多くて大変ですよね。。。
      2013/05/02
    • matoさん
      コメントありがとうございます。

      私は教員を目指してますが、「良い先生」と言える人はなかなかいないと思います。
      色んな先生がいるので、中には...
      コメントありがとうございます。

      私は教員を目指してますが、「良い先生」と言える人はなかなかいないと思います。
      色んな先生がいるので、中には成績を盾にして、子どもを拘束しようとする人もいるのかもしれません。
      教師って少し慣れればいくらでも手を抜くことができるんです・・・。

      現状は、残念ながら制度ばかりが先走って、授業は記号的で、世間知らずな先生ばかりなんじゃないかなーと思います・・・。
      この本は「教えるプロ」としての教師について書いてあるので、そういった意味で具体的に「良い先生」の指標を示していると思います。

      「人質」っていうのが気になるコメントだったので長々とすみません(´・ω・`)
      2013/05/18
  • 子どもを「教える」という事を生業としている人にオススメしたい本。

    ここで網羅されている「原則」は、実践してみて初めて、その重要さに思い知らされる。

    「子ども」に対して、どっかのユルい雑誌や、誰かの発言を受け売りにしているだけの教育・保育関係者の顔に、思いっきり叩きつけてやりたい位に濃密な内容です。

  • 教師でないので、授業はすることはないが、人材育成の観点で参考になった。いろんな定石を書いていたが、結局、じっくり教室や子どもを見ることと、細やかな対応が重要と思った。

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著者プロフィール

1968年東京学芸大学卒業後、東京都大田区立小学校の教師となり、2000年3月に退職。全国の優れた教育技術を集め、教師の共有財産にする「教育技術法則化運動」TOSSを始め、現在もその代表を務める。

「2018年 『発達障害のある子を担任! どんな準備をするか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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