- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784189157199
感想・レビュー・書評
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「AさせたいときにA」と直接的に言うのではなく、「AさせたいならB」と間接的に伝えて、子どもを知的に動かそうという内容。
間接的に伝えることで、子どもはBの言葉に惹かれて思考を巡らし、AとBの差を子どもが埋めて動けるようになるということだろうか。
教師側の発想としては、教師がさせたいことを抽象的に捉え直して、別の具体的な指示に落とし込むことなのだろう。
Bに入る「①物 ②人 ③場所 ④数 ⑤音 ⑥色」はどの子も共通してイメージをもてるものを設定するのが良いのだろう。
子どもを動かす原則について述べられた本だけれど、『子どもを動かすとは、「子どもの心を前向きに動かす」なのである。』ことは忘れずにいたい。 -
授業だけではなく、いろいろなところで応用できる普遍的法則というのがあるけれど、この本のないよはまさにそれ。
生徒たちに豊かな発想がうかぶような発問をいつも念頭においていたけれど、なかなかうまくいかず、自分の手腕のなさに苛立ちを感じざるを得なかった。
発問は授業の命だし、指示も発問を活かすために必要。
とはいえどうすればそんな発問を生み出すことができるのか?ヒントが欲しくて読みました。
この本には、直接的な指示ではなく、比喩を使うことの効用や、発問を生み出すための具体的なポイントを絞って紹介しています。事例も豊富で、この発問なら、子供たちの発想は確かに広がるなぁとワクワクしながら読み進められました。
さらにいえば、指示を出す時にも、AさせたいならBという法則を当てはめると、すんなりと子供に腹落ちがなされるらしいのです。
毎回考え出すのは大変とはいえ、発想を常に持つヒントも散りばめられているので、教員志望者は必ず読むべき本。
また、普遍性のある本は、リーダー職や子育てにも応用が効きます。とてもシンプルな方法なので、トップに立つ人にも読んでほしい。 -
一つ一つの指示も磨く。
指示は少なく、しかし洗練されたものに、していきたいと思いました。
長くダラダラ語るのは教師のエゴだなぁ。と再確認。
語ってしまうのですが… -
教師必読!高校野球部主将の息子も「おもしろい!」と読み始め,グランド整備のときに「トンボが3つに見えるぐらい動かせ!」と指示を出していました。
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教育学部に入った長女から借りた本。
やって欲しいことを伝えるときに、心を前向きに、人を知的に動かす言葉を発する人になって欲しいなぁ。そして、わたしもそうでありたいなぁ。 -
昔の本だが、現代でも十分活用できる。
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久しぶりに購入して「すごく新鮮で勉強になった!」という思いが湧いた。
40年前に発売された本だが、今の生活にも使うことができ、なにより言葉かけの根本として大切なものにふれることができた気がしている。
何度も何度も読み返すことになると思う。
わたしもまさに「Aって言ったよね?!何回言えば分るの!Aだ!AAA!!」というタイプ…Orz
こういう...
わたしもまさに「Aって言ったよね?!何回言えば分るの!Aだ!AAA!!」というタイプ…Orz
こういう本はあまり読まない(どうせ自分は変えられないので)んですが、今度借りてみます…。