銀河英雄伝説 黎明篇・野望篇 (1)

  • 徳間書店 (1992年6月30日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784191248892

みんなの感想まとめ

壮大な宇宙戦争を背景に、個性豊かな登場人物たちが織りなすドラマが魅力の作品。特に、ヤン・ウェンリーの戦術や思想は多くの読者に強い印象を残し、彼の存在が物語における重要な要素であることが感じられます。作...

感想・レビュー・書評

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  • 高校時代に流行っていたけれど、なんだか長いし難しそうな気がして、手を出せずにいたまま20年。ノベルスが全巻図書館にあるのを見つけてまず1巻を借りてみた。
    おもしろいし、わかりやすい。
    現代の政治に通じるところも多々ある気がする。トップの無知や利益の為、名前すら出ない多数の兵隊達が死んで行く不条理さ、って、現実にもあるし。
    今読んでちゃんとおもしろいけど、やっぱり高校生の時に読んでおきたかったな。もっと夢中になれた気がする。

  • 実に20年ぶりの田中芳樹。
    2012年秋の宙組公演に備えて。

    久しぶりに読むと・・・なんとも変な照れがありますが(笑)
    やはり登場人物が魅力的だなぁ~
    ヤンが人気なのは仕方ないね

    帝国が同盟の半分の兵力で勝ちながらも
    ヤンにより「勝ちすぎはしなかった」
    ラインハルトとヤンが初めて相まみえたアスターテ会戦、
    帝国の軍事拠点イゼルローン要塞を同盟が占拠に成功したイゼルローン攻略、
    兵糧攻めで帝国が勝利したアムリッツァが今巻。

  • ヤン・ウェンリーの戦術は、中国の武将の戦術ですね。
    これだけ登場人物が多いのに、無個性な人があまりいないのがすごいです。
    それでも、ヤン・ウェンリーがいなくなると、面白みがなくなります。
    ヤンの弟子のユリアンが、ヤンのいなくなった後に無個性になり、ヤンならどうするかだけで戦うというのは、孔明の死後の姜維と同じですね。

  • 読みたい人はお声をおかけくださいませ。超大作の不朽の名作。

  • 1992年初版 銀英伝10周年記念愛蔵版
    『愛蔵版 銀河英雄伝説 I』1992年6月30日発行、ISBN 4-19-124889-8
    黎明篇と野望篇を合冊
    上製本 全7巻(外伝含む)
    1988年 第19回星雲賞日本長編部門受賞

    図書館に眠る愛蔵版を手にする。わかっていてもついつい引き込まれてハマってしまう。

  • 思ってたよりも面白かった。現在、キルヒアイスが死んだところ。

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    むかし、mixiでレイシストの国粋主義者もどきと論争をしたことがあった。つまらないことを私もするものだが、そのとき、先方が私のことを「卿」と呼びかけてきていた。
    「日本の国益に合致しない外国人は排除されるべきと考えるが、卿はどう思われるか?」とか書いてきた。
    「天皇陛下から爵位もいただいていないのに卿を名乗るなんて不敬なことはできませんな」と皮肉ったけど、何より嫌だったのは、向こうの「卿」と呼びたがる心理だ。
    戦略政略をスマートに語り、グラスでも傾けながら歴史の皮肉に警句を発したりする、歴史活劇の貴族ごっこがしたいのだなこいつは、と。
    「卿の御高説はなかなかの識見ですな」とか言い合いたいのだろう。
    やりゃあいい。コスプレでもして。
    でもそれを、現実の中でやる。
    「下賎なディスクン人どもを地球から一掃するべきですな」と「下賎な在日朝鮮人どもを日本から一掃するべきですな」は違うのだ。
    それが我慢ならなかった。

    話がそれたけど、銀英伝って、ナントカ卿とかが気の効いたセリフを吐く物語ってイメージがあって、それで今まで読むのが嫌だった。

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    そんな馬鹿げた話ではなくて、魅力的な登場人物が入れ替わり立ち代りしていくのは、物語としては面白かった。普通に続きがよみたい。

    だけど、ちょっとだけ、いいたい。
    これはハインラインの「宇宙の戦士」を読んだときにも思ったことだけど、
    未だに核攻撃が決戦兵器で、ワープ航法があるのだったら、大陸間弾道弾ならぬ恒星間弾道弾でも開発して、100万発ほど束にして相手の主星に叩き込んだらおしまいなんじゃないの? なぜそうしないんだ? とくに、帝国が「反徒どもの根拠地」にそれをしない理由が分からない。

    ・核融合機雷やレーザー水爆なんてものがあるぐらいだし、この世界では核兵器なんてありふれた兵器の一つに過ぎない。
    ・なんらかの核攻撃を無化する装置がある。

    と思っていたので、ヴェスターラントに核攻撃をしたときに唖然とした。
    「それが物語上の禁じ手じゃないんだったら、それをさっさと惑星ハイネセンにぶちこめよ!」

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    それをゆるすと、この物語は冷戦の話になる。MAD下での、惑星ハンガリアの反乱とかの物語を読むことになってしまい、それは多分著者の書きたいことではないだろう。
    あくまで宇宙は舞台に過ぎないのだから、そこはあるていど読み替えるべきだとは私も思う。

    だけど、全体的に、相対的なバランスがおかしいんだよな。艦艇20万隻、3000万人の将兵を動員とか。
    いや、ちょっと待て! それはおかしいだろう。
    そうならそうでそういうスケール感でいいのだけど、それを統率するのにそのナポレオンの軍隊みたいなやりかたで運営できるのか?
    それに、帝国の政治体制もおかしい。小国がより集まって大国になったのならば、もとの小国君主が免税特権をもつ貴族になって領民を支配しているのもありだが、ルドルフ・フォン・ゴールデンバウムのような共和国簒奪型だったら、免税特権をもつ大貴族は生まれないだろう。というか、その社会体制で、恒星間広域支配を行うのは無理だよ。

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    話は面白い。
    話の面白さ優先で多少の不整合に目をつぶるつもりはあるが、それにしても景気付けにしても「ありえない状況」が時々出てくる。とくに軍勢数。
    最初は「ずいぶんがさつに吹いているなあ」と思っていたけど、だんだん、作者はわざとやっているのではないかと思ってきた。
    なぜかというと、これと非常によく似た歴史物語を知っているのだ。
    太平記。

    あー、もしかしてこれ、太平記的世界?
    ローエングラム侯ラインハルトとか、衆愚政治と独裁主義とか、そんなので韜晦しているけど、これは太平記なのか?

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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