銀河英雄伝説 雌伏篇・策謀篇 (2)

  • 徳間書店 (1992年6月30日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784191248922

感想・レビュー・書評

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  • 正直言って、ちょっと飽きてきた。でもここまで読んだしなあ。

    前巻を読んだ時、「なんで核ミサイルを相手の主星に叩きこまないんだよ!」と思った。本巻の最初のほうで、「それだけの長距離ワープができない」という説明がなされていた。「お互い、イゼルローンまではワープで移動しているだろ?」というので引っかかるが、まあそこはSFの設定にあんまり言ってもしょうがない。

    しかし、やっぱり引っかかる。
    この世界は帝国版図と同盟版図が、2つの回廊でつながっているという世界だ。そのうちの一つがイゼルローン回廊で、ここにイゼルローン要塞がある。
    現在は同盟が占拠している。
    そこを取り返しに帝国が攻めてきた。「ここを取られたら、帝国の戦隊は自由に同盟版図を荒らすことができる」みたいにあせっている。

    んなあほな話があるかよ。
    ついこないだまで、イゼルローン要塞は帝国のものだった。そこを魔術師ヤンが無血占領したんだろ。
    ということは、それまでの長い歴史において同盟は圧倒的に劣位だったわけで、でもそこで硬直していたという事は、(帝国の)イゼルローン要塞に対抗する防御網が築かれていなければおかしいではないか。

    まあ、揚げ足取りなんだけど、こういうのがやけに目につく。
    「100万隻の艦隊ねえ。軍隊の階級は現実社会と同じうようなものみたいだから、おそらく艦長は大佐だろう。つまり大佐が100万人いるわけか。で、大将が12人ねえ・・・・ 一体どういう組織なんだ?」
    とかさ。

    時代劇が時代考証をつつきまわすものではないみたいに、これは物語を楽しむべきものなのは分かっている。
    物語は面白い。よくできた話だと思う。
    だけどやはり、歴史を作るというのは難しい。作りものであるぼろが、どうしてもでてきてしまう。
    そう考えると、現実に起こった歴史というのはすごいものだとおもう。

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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