プリズンホテル

  • 徳間書店 (1993年1月1日発売)
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感想 : 78
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784191250833

みんなの感想まとめ

多様な人々が集まる特異なホテルを舞台に、個性豊かな従業員たちと訳ありの宿泊客たちが織り成す物語が展開されます。生きとし生けるもの、善悪を問わずもてなすこの場所は、訪れる人々に笑いや涙をもたらし、力強く...

感想・レビュー・書評

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  • 浅田さんがデビューして間もない頃に書かれた小説。 ドタバタコメディでさらりと読めます。 ホテルのオーナーがヤクザ。従業員もヤクザだったり子供に仕送りするために日本で働く外国人だったり。宿泊客も妻が離婚届を突きつけようと胸に秘めてる夫婦だったり、一家心中するために最後の旅をしている家族だったりと訳ありの人間ばかり。特に積極的に人助けをするわけではないけど、そこで働く従業員や起きる出来事で宿泊客がいい方向へ心変わりするストーリーだった。 この本の最初のページ、ホテル平面図に書かれている注意書きが面白い~。

  • 良い。
    浅田次郎さんの作品はあまり読んだことないが、ユーモア溢れたほのぼの感があり楽しく読めた。プリズンとは監獄のことなんだ。

  • 作家木戸孝之介は元自衛官でも明らかな通り、浅田次郎氏本人を多分に投影していると思うが、とにかく女性蔑視というか女性への暴力が理不尽なほどひどく、このご時世に読んでいるこちらがヒヤヒヤする。冒頭から義理の母富江に対する暴言と暴力に一体何事かとびっくりしたし、清子を月20万円で愛人として囲って当然のように暴君として振る舞っている。木戸だけではなく、登場人物の多くがヤクザなので、少し任侠礼賛しているところが今時の価値観とはそぐわない。

    しかし物語は面白い。真面目な支配人と、そこで働く極道やタガログ語を話す仲居さん達。熟年離婚を考えている夫人や、一家心中を考えている一家、仮釈放中の政夫は清子の元亭主、そこに旅館の前のオーナー一家の幽霊。
    最後まで読み終えると、花澤支配人や服部シェフ、ゴンザレス&仲居さんといったコメディな脇役たちのドタバタが一番面白く、大トリのオチである木戸と母親との邂逅のくだりはさしたる感動もなく普通かなという読後感でした。

  • 「生きてる人間も死んだ人間も、善人悪人もそっくりもてなす極楽ホテルを作れ」(159ページ)

    器がでかく、底も深い経営者が作った『プリズンホテル』に、訳ありの宿泊客が訪れる。

    笑おうと泣こうと、
    前を進む力強さを与えてくれる、
    個性豊かな従業員たちを取り囲む物語り。

  • すごく時間をかけた読んだけど、よかったです。

  • 名前だけ知っていてなかなか手に取らなかったプリズンホテル。読んでみたら登場人物のキャラが立ってて面白い。ヤクザの真面目さが伝わります。

  • ついに浅田作品を「鉄道員」でスタート。その次がこれ。三谷映画みたい。もう撮ってた?

  • めちゃくちゃに始まる物語が全部ひとつのところに収まる気持ち良さ。ハッピーエンドだし安心して読める。

  • 極道小説で売れっ子になった作家・木戸孝之介は驚いた。
    たった一人の身内で、ヤクザの大親分でもある叔父の仲蔵が温泉リゾートホテルのオーナーになったというのだ。
    招待されたそのホテルはなんと任侠団体専用。
    人はそれを「プリズンホテル」と呼ぶ―。
    熱血ホテルマン、天才シェフ、心中志願の一家…不思議な宿につどう奇妙な人々がくりひろげる、笑いと涙のスペシャル・ツアーへようこそ。
    (アマゾンより引用)

    面白かった(*´∀`*)
    最後のほうの継母への思いが綴られてるとこ良かった(*´∀`*)

  • 登場人物がいちいち面白い。

  • 荒唐無稽
    奇想天外
    へ~~~でした

  • 最後は泣ける。

  • レビューで、任侠ものってありましたので、どうかな~と思っていましたが、じんわりとした温かい気持ちになりました。
    最初は、ちょっとダメかなと言う気持ちになりましたが、最後の、板長のおもてなしには、グッときました。
    女性がまだ、しいたげられたままなのが不満なので、続編に期待したいです。

  • 2014.12.1読了
    浅田次郎さんは1冊2冊読んだことがあるかなという作家さんだったけど、こんな小説も書かれるだとイメージがガラリと変わった。主人公の小説家がね、どうしても好きになれない男で。任侠モノも苦手だし、続編は良いかな。(図書館)

  • この作者さん、この後読むかどうかわからないが.. 推薦あって読んだのだけど、よかった☆ 任侠ものは今野敏の作品もだったけど何故か目がウルウル。

  • 久しぶりに新規開拓した著者。

    奇想天外であるが、単純におもしろかった。

  • 期待ハズレ。

    キャラは立ってるし、設定は面白いし、ハチャメチャコメディ的な面白さはあります。

    ただ、主人公の性格が悪いのはキャラとしても、女を殴るのは虫酸が走る。

    この感じの悪さが災いして、悪印象が最後まで拭えなかった。

    あと幽霊話で興ざめ、ハッキリ皆に見えちゃ駄目でしょ。

    超オススメって言われて読んだのでガックリ。

    ただのB級娯楽小説ですね。

  • 人に強くなる極意 からリファレンス。従業員が全員スジの人たちで構成される山奥のホテルに、訪れるお客様も、ある意味極まった人達ばかりで…というウキウキするような浅田次郎劇場。

    副支配人の黒田氏が、何故か佐藤優氏とオーバーラップしたのは極秘だが、ロシア文学によく見られるような、晴れ間と暗黒が交互に来る喜劇と悲劇の一体性が良く表現されていると感じました。

  • プリズンホテル第1巻・夏。作家・木戸孝之介はたった1人の身内父の弟叔父の仲蔵が、奥湯元あじさいホテルのオーナーになったと知らされ吃驚する。仲蔵はヤクザの大親分で父からは相手にするなと遺言されていたが、招待されたそのホテルに行って見ると、僻地で一般客は訪れず任侠団体専用で地元ではプリズンホテルと呼ばれていた。大手クラウンホテルの弱みを握った仲蔵は支配人に熱血ホテルマン花沢・天才シェフ服部を引き抜き副支配人には木戸組若頭黒田という、孝之介の失踪した母の相手だった。ヤクザ達より作家孝之介が悪党で吃驚。

    ヤクザが経営するリゾートホテルという不思議な宿に集う奇妙な人々、極道小説で売れっ子になった作家、熱血ホテルマン、天才シェフ、心中志願の一家…笑いあり涙ありで先の読めない構成で楽しめた。続編も楽しみ。

  • 1993年の作品。
    著者は物語のエンターテイナーで、「面白い」の2乗だ。
    文庫本で続きが出ているので読んでみよう。

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著者プロフィール

1951年東京生まれ。1995年『地下鉄に乗って』で「吉川英治文学新人賞」、97年『鉄道員』で「直木賞」を受賞。2000年『壬生義士伝』で「柴田錬三郎賞」、06年『お腹召しませ』で「中央公論文芸賞」「司馬遼太郎賞」、08年『中原の虹』で「吉川英治文学賞」、10年『終わらざる夏』で「毎日出版文化賞」を受賞する。16年『帰郷』で「大佛次郎賞」、19年「菊池寛賞」を受賞。15年「紫綬褒章」を受章する。その他、「蒼穹の昴」シリーズと人気作を発表する。

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