月迷宮

  • 徳間書店 (1993年8月31日発売)
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感想 : 6
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784191252608

みんなの感想まとめ

生者と死者の境界が曖昧な幻想的な世界観が魅力の短編集で、独特の文体が読み手を引き込む。作品には、死にゆく母からの言葉をきっかけに父の縁を訪ねる話や、中年教師が生徒から受け取る手紙を通じて描かれる性的倒...

感想・レビュー・書評

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  • 『娯楽』★★★☆☆ 6
    【詩情】★★★★★ 15
    【整合】★★★☆☆ 9
    『意外』★★★☆☆ 6
    「人物」★★★☆☆ 3
    「可読」★★★★☆ 4
    「作家」★★★★★ 5
    【尖鋭】★★★★☆ 12
    『奥行』★★★★☆ 8
    『印象』★★★☆☆ 6

    《総合》74 B

  • 「…月夜の晩に、ピエロどの、文が書きたや、筆貸しゃれ…」
    夜半に目覚めると仲秋の月が明るかった。
    11階から見おろす公園は彼には故郷。
    月ののぼる時、彼は母をまざまざと感じる。
    「月迷宮」他10編を収めた短篇集。
    (アマゾンより引用)
    短編集です。

    無理
    何か幽霊系の話ばっかでついていけない

  • 短編集。
    この作者の話は生者と死者の線引きが曖昧で最後に実は死んでいました、と言った種明かしがあることが結構あるのですが…その時には「さもありなん」と思わされる状態に陥っている。
    独特のあやしさ(妖も怪も含めて)が知らず知らずのうちに読み手を染めてしまうのだろうな、と思う。
    今回は表題作と『華厳』を読んでその感覚を深く味わった。

  • 図書館で借りて読みました。
    幻想的で、ときたま官能的な11編の短編集。
    独特の文体でしたが、自分には馴染みやすかったのか一気に読めました。
    個人的に印象深かったのは、
    母親が亡くなる間際に教えてくれた自分の父親の名前がきっかけで、その父親の縁の家を訪ねていく『伽羅の燻り』。
    中年の男性教師が、男子生徒から匿名でその生徒自身の性的倒錯を事細かに書いた手紙を受け取る『鸚鵡の年』。
    幼い頃に目撃した死の現場を受け入れられなかった女性の幻想とその消失を描いた『アネモネの国』。
    とある別荘の幽霊が、女性の独占欲と狂気を見つめた『華厳』。

    どの短編も読み進めるうちに引き込まれ、不思議な感覚がしました。

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著者プロフィール

1933年下関生。日本大学芸術学部中退。70年「ニジンスキーの手」で小説現代新人賞を受賞しデビュー。74年『オイディプスの刃』で角川小説賞、84年『海峡』『八雲が殺した』で泉鏡花文学賞。2012年没。

「2019年 『オイディプスの刃』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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