銀河英雄伝説 5 風雲篇 (TOKUMA NOVELS)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784191530683

感想・レビュー・書評

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  •  ヤンのヤンたる所以がよくわかる巻。
     逆に言えば、彼の人物造形ができたからこそ、本書のような展開が可能になったのだと思わせる巻だ。特に、9章「急転」の彼の言動に如実に現れている。

     また、ヤンとの対決が本書のようになったからこそ、ラインハルトは箍をはずすことなく成長していけたような気がする。もとより、停戦後の2人の会談が、ラインハルトの矜持とヤンへの羨望をうまく表している。
     そして、それはヤンの目線から見てもそうかもしれない。

     読み応え十分、納得の巻であった。

    (目次)
    第1章 寒波到る   
    第2章 ヤン艦隊の箱舟隊   
    第3章 自由の宇宙(そら)を求めて   
    第4章 双頭の蛇   
    第5章 暁闇   
    第6章 連戦   
    第7章 バーミリオン   
    第8章 死闘   
    第9章 急転   
    第10章 「皇帝ばんざい!」(ジーク・カイザー)   
    あとがき

  • ヤンとラインハルトの対決&会見も終わったし、この話も大団円を迎えたと言ってもいいんじゃないか?(^^;)と思うけれど、まだ半分なんだね~(^.^)その証拠に、これから展開される話の種があちこちに!(;゜∇゜)

  • ついに大決戦。
    めまぐるしい状況の変化のおかげで読むのが止まらなくなった。
    物語も折り返し。これからどうなるのか気になる。
    ヤン提督の一大決心ナイス。

  •  いよいよ、銀英伝も半分を読み終えた。この巻は、ヤンとラインハルトの直接対決があって、大きな山場を持った巻だ。この話の中を読み進めてきて、ヤンにもラインハルトにも思い入れがあったので、どちらが負けてしまっても寂しいと思って読んでいたが、読み終えたときにはどちらも負けていたので、変な気もするが寂しいながらも満足した。ヤンとラインハルトが、直接話をしているシーンは、何とも言えない雰囲気を持っていた。あれだけの戦争の後なのに、旧友のように話している印象を受けた。
     五巻目になって初めて、作者のあとがきという物があった。作者の声が直接聞けるという物はやっぱり面白い物だなと改めて感じた。

  • 絵に描いたような死亡フラグだったのに。まあ5巻で死なれたら困るけど。

  • プロポーズはいいね

  • バーミリオン!人生昇り詰めて前半終了。

  • 風雲編。田中芳樹作品を読むきっかけになったのが「銀河英雄伝説」ですが、氏の作品でこの作品以上のものはないと信じています。

  •  フェザーン制圧後、ついてラインハルト率いる帝国が同盟に対して全面侵攻を企てる。守るヤンは一個艦隊のみで大国の大艦隊を迎え撃たないといけない。ラインハルトとヤンの知力を尽くした全面対決。必読です。

  • この国も一度滅びないとまともな民主国になれないんだろうな

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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