夢幻都市 (トクマ・ノベルズ)

  • 徳間書店 (1988年1月1日発売)
3.21
  • (1)
  • (2)
  • (16)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 59
感想 : 3
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784191537705

みんなの感想まとめ

緻密に設定された人工都市を舞台に、若き作家とその娘が遭遇する惨劇を描いたホラー・サスペンス。主人公たちに感情移入しやすく、密室ミステリーの要素を取り入れつつ、物語は徐々にスケールを拡大し、最後にはハリ...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 北海道の巨大リゾート都市に招かれた若き作家・相馬邦生と娘の葉月。壮麗な人工都市を襲う惨劇を生き残れるか?

    緻密に設定された人工都市の中で、密室ミステリー風に始まるホラー・サスペンス。三十三歳の作家と十二歳の娘が好ましい主人公として感情移入しやすく、舞台設定も魅力的。徐々に惨劇のスケールが大きくなり、しまいにはハリウッド並みのスペクタルになってしまうのも独特。作中の人物のセリフにあるように、多彩な要素がある。

    「怪奇SFに社会派ドラマ、それに血肉の愛憎劇。いろいろとりまぜてありますな。最後にどのジャンルで決着がつくか、たいそう興味深いところです」

    この決着のオチが弱かったかも……。作者本人も書いているようにいささか消化不良気味な本作。でもあとがきでちょっと笑わせてもらったし、全体的には楽しめた。

  • 1988年?、徳間書店のTOKUMA NOVELS。この作者の現代日本をまともに舞台にしたのはおそらく初読み。(「春の魔術」シリーズは特殊な場所が舞台)この作者の少し極端な人物が現代日本になるとどうもしっくりこないような気がする。設定は伝奇ものらしいといえばそうだが、現代日本が舞台らしいオチになってしまった、という感じだろうか。

    あとがき:「ちょっと長めのあとがき」。「SFアドベンチャー」1988年8月号から11月号連載

全2件中 1 - 2件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

田中芳樹の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×