本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784191537705
みんなの感想まとめ
緻密に設定された人工都市を舞台に、若き作家とその娘が遭遇する惨劇を描いたホラー・サスペンス。主人公たちに感情移入しやすく、密室ミステリーの要素を取り入れつつ、物語は徐々にスケールを拡大し、最後にはハリ...
感想・レビュー・書評
-
北海道の巨大リゾート都市に招かれた若き作家・相馬邦生と娘の葉月。壮麗な人工都市を襲う惨劇を生き残れるか?
緻密に設定された人工都市の中で、密室ミステリー風に始まるホラー・サスペンス。三十三歳の作家と十二歳の娘が好ましい主人公として感情移入しやすく、舞台設定も魅力的。徐々に惨劇のスケールが大きくなり、しまいにはハリウッド並みのスペクタルになってしまうのも独特。作中の人物のセリフにあるように、多彩な要素がある。
「怪奇SFに社会派ドラマ、それに血肉の愛憎劇。いろいろとりまぜてありますな。最後にどのジャンルで決着がつくか、たいそう興味深いところです」
この決着のオチが弱かったかも……。作者本人も書いているようにいささか消化不良気味な本作。でもあとがきでちょっと笑わせてもらったし、全体的には楽しめた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1988年?、徳間書店のTOKUMA NOVELS。この作者の現代日本をまともに舞台にしたのはおそらく初読み。(「春の魔術」シリーズは特殊な場所が舞台)この作者の少し極端な人物が現代日本になるとどうもしっくりこないような気がする。設定は伝奇ものらしいといえばそうだが、現代日本が舞台らしいオチになってしまった、という感じだろうか。
あとがき:「ちょっと長めのあとがき」。「SFアドベンチャー」1988年8月号から11月号連載
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
田中芳樹の作品
本棚登録 :
感想 :
