紺碧の艦隊: 運命の開戦 (TOKUMA NOVELS)

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784191544093

感想・レビュー・書評

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  • もう15年ぐらい前に読んでいた本を読み返してみた。

    本棚がもう一杯一杯になったので、古本屋に持っていこうか?ということでそれならばもう一度読んでみようと引っ張り出した。

    当時 沈黙の艦隊 という かわぐちかいじ の漫画が流行った頃だったと思う。

    戦時冒険SF小説というジャンルになるらしいのだが、今読み返してみると、なんとご都合主義のストーリーなのだろう。

    第二次世界大戦末期に戦死を遂げた山本五十六が、生まれ変わって別の現世に戻ってくる。

    別の現世でも前世と同じように時代が流れて、再び第二次世界大戦を戦おうとしているというセッティング。

    山本五十六だけではなく、別の現世には、同じように第二次世界大戦を前世で経験した同志が沢山日本に現れ、陸軍、海軍の要職につき、秘密裏に前世での失敗を繰り返さないために、新たな戦いを挑むというもの。

    もちろん前世の体験を、別の現世でトレースしていくので、失敗を繰り返さないというのは、かなり不公平な設定だが、そのばかばかしさがいい。

    それに第二次世界大戦がなぜ始まったのかという裏もそれなりにとってあるため、そういう意味だったのかと思わず、感心する場面も。

    記憶では話が進むにつれ、日本だけではなく他にも前世を生きた人が出てくるはずだが、なぜか日本にだけ要職に就く人が続出するのは、やはりご都合主義のSF小説ならではといった感じ。

    それにしても読み返しということをめったにやらないけれども、たまに読み返してみると、本の中身もさることながら、この本を読んでいた頃は、確かこんなことがあったなと、当時を思い出せる。

    全巻そろえたんだっけな?

    持っている分だけ読んでみよう。

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著者プロフィール

1933年小樽市生まれ。早稲田大学で心理学、北海学園大学で土木・建築学を修める。日本SFの第一世代の主力作家の一人。1970年、SF評論『術の小説論』、SF短編『大いなる正午』で「SFマガジン」(早川書房)デビュー。以来、執筆活動に入り現在に至る。単行本著作数180冊以上(文庫含まず)。1990年代の『紺碧の艦隊』(徳間書店)『旭日の艦隊』(中央公論新社)で、シミュレーション小説の創始者と見なされている。1972年、第3回星雲賞(短編部門)を『白壁の文字は夕陽に映える』で受賞2012年、詩集『骸骨半島』で第46回北海道新聞社文学賞(詩部門)2013年度札幌芸術賞受賞2014年2月8日~3月23日まで、北海道立文学館で「荒巻義雄の世界」展を開催。2014年11月より『荒巻義雄メタSF全集』(全7巻+補巻/彩流社)を刊行。2017年には『もはや宇宙は迷宮の鏡のように』(彩流社)を満84歳で書き下ろし刊行。2019年、北海道文学館俳句賞・井手都子記念賞、伝奇ロマン復活第一弾『有翼女神伝説の謎』(小鳥遊書房)を刊行(続編『高天原黄金伝説の謎』『出雲國 国譲りの謎』)。『SFする思考』で第43回SF大賞受賞・現在も生涯現役をモットーに、作家活動を続けている。

「2024年 『天蓋都市ヒカル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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