紺碧の艦隊 2 (TOKUMA NOVELS)

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  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784191545403

感想・レビュー・書評

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  • 紺碧の艦隊2巻目も1巻目同様に都合のいい展開である。

    前世と違い、小説中の現世では、わが大日本帝国は科学力でアメリカを圧倒している。

    ハワイを制圧し、パナマ運河を破壊した1巻目で、米国の太平洋での海事活動を封鎖したのだが、工業力に勝る米国が早くも、ベーリング海に新たな艦隊を投入。

    しかしこの艦隊をおびき出し、航空隊を全滅させたあと、艦隊をそっくりそのまま生け捕りにしながら、艦隊ごと捕虜として米国に帰すという荒業の展開。

    これで大日本帝国の正義を訴えているという。

    いくらなんでも敵戦力をそのまま返してしまう戦争というのは、どういった戦略を考えても??

    それでも、歴史通り日本を初空襲させながら、実は科学力で先を行く日本が、それを迎撃するという展開に。

    都合がいい小説ではあるが、最近のむしゃくしゃする気分の中では、なんとなく気分がすっきりする感じがいいような・・・。

    ご都合でも何でも、読んでいてすっきりする感じは、作者の戦略にはまっているかも・・・。

    2巻目は、1巻目にも増して、解説が増えてきたのが気になるが。

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著者プロフィール

1933年小樽市生まれ。早稲田大学で心理学、北海学園大学で土木・建築学を修める。日本SFの第一世代の主力作家の一人。1970年、SF評論『術の小説論』、SF短編『大いなる正午』で「SFマガジン」(早川書房)デビュー。以来、執筆活動に入り現在に至る。単行本著作数180冊以上(文庫含まず)。1990年代の『紺碧の艦隊』(徳間書店)『旭日の艦隊』(中央公論新社)で、シミュレーション小説の創始者と見なされている。1972年、第3回星雲賞(短編部門)を『白壁の文字は夕陽に映える』で受賞2012年、詩集『骸骨半島』で第46回北海道新聞社文学賞(詩部門)2013年度札幌芸術賞受賞2014年2月8日~3月23日まで、北海道立文学館で「荒巻義雄の世界」展を開催。2014年11月より『荒巻義雄メタSF全集』(全7巻+補巻/彩流社)を刊行。2017年には『もはや宇宙は迷宮の鏡のように』(彩流社)を満84歳で書き下ろし刊行。2019年、北海道文学館俳句賞・井手都子記念賞、伝奇ロマン復活第一弾『有翼女神伝説の謎』(小鳥遊書房)を刊行(続編『高天原黄金伝説の謎』『出雲國 国譲りの謎』)。『SFする思考』で第43回SF大賞受賞・現在も生涯現役をモットーに、作家活動を続けている。

「2024年 『天蓋都市ヒカル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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