本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784192422147
みんなの感想まとめ
戦争の哲学や戦略を深く探求する本書は、古代中国の兵法を現代に伝える貴重な一冊です。著者は春秋時代の孫武と戦国時代の孫臏であり、長年の論争を経て、1972年に発見された竹簡を基に訳されています。内容には...
感想・レビュー・書評
-
漫画化もされたもう一人の孫子の兵法。
言わずと知れた孫子の兵法の著者は、
春秋時代の孫武、戦国時代の孫臏、
何れが書いたが長い間論争になっていたが、
1972年に出土された墓地から竹簡が発見され、
それが孫臏の兵法書だったことで決着が着いた。
この本はその出土した竹簡を底本に訳された。
ちくま学芸文庫から出ている金谷先生訳の本は
高値になっているが、こちらは比較的安価に入手できる。
欠損が激しくところどころ抜け落ちたり、
章ごと翻訳不可能になっている箇所もあるが、
それでも孫子の兵法と同様現代人を唸らせる内容が多い。
是非とも孫子の兵法とセットで読みたいところである。
この本が絶版状態になっているのは惜しい限り。
「戦わずして勝つ」がとても有名な孫子の兵法だが、
孫臏もその思想を受け継ぎ、戦争は慎重に行うべしとしているが、
天下を治めるには武力が必要で、戦うべき時は戦わなければならない。
力も無い者が儀礼で平和を維持しようとするのは綺麗ごとだと説く。
訳者が指摘するよう孟子のような儒家の思想への異論であり、
孫武の生きた春秋時代と違い、諸子百家の論争も激化していたことが分かる。
また、この本が訳された頃は儒教は遅れたアジアの象徴だったことも。詳細をみるコメント0件をすべて表示
村山孚の作品
本棚登録 :
感想 :
