何が映画か―「七人の侍」と「まあだだよ」をめぐって

著者 :
  • スタジオジブリ
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本棚登録 : 78
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784195552728

感想・レビュー・書評

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  • 「世界のクロサワ」と呼ばれる映画監督の黒澤明と,海外でも絶大な人気を誇る宮崎アニメを作り上げた宮崎駿。二人の天才が映画作りについて語り合った対談集です。“対談”なだけに二人の本音がのぞける一冊となっています。

  • 黒澤映画初心者ですので、こんなに黒澤映画は作り込んでいるのかと驚きました。(当然の事ですが)多くのプロの仕事の集大成がシャシン(映画)なのかと、嬉しい驚きでした。黒澤監督が映画を撮ったあとに、「映画の登場人物ともう会えないのか」と感じる所がなぜか強く印象に残りました。
    しかし、宮崎氏とはこの対談を読む限り噛み合っていないように思いました。ほんとのファンだと本人前にあがっちゃうのかな〜。

  • 黒沢明の映画術を宮崎駿が聞き手として当然尊敬はあるのだが、に加えて嫉妬心やライバル心を隠し味として持って対談しているのが面白い。
    黒沢が言うには、とにかくディティールをこだわっていく。正確さではなく「自分が納得いく」のが肝心だとか。
    日本映画が最も元気だったときの最高傑作である黒沢明のスタッフたちが、黒沢明を「テンノウ」と呼び、尊敬と畏怖をもって接していたのが窺える付記がまた何とも面白い。スタッフは本当にえらいことがよくわかる。

    「馬が好きだから」
    「自分の思いはすべてフィルムに出ている」
    「映画を作ってる人間は写真(フイルム)がすべて」

  • 最近黒澤明の古い映画にハマっていて、その流れで読んだ。
    黒澤明監督の考え方、映画作りの方法論を知る上での手がかりもいろいろとあったし、やっぱりディティールへのこだわりとか似てるとこrがあるんだなあとか、同じ監督でありながら映画とアニメではそんなに違うのか、というような話もあるし、さすが巨匠の前では宮崎監督も小僧っぽいんだなあ、でもそこはちゃんと先輩を立ててるなあ、とか、その分(なのか)宮崎監督があとから一人でいろいろ言ってたり、いろんな点で興味深く読めた。
    でも、一番よかったのは、写真が豊富なことです。本当に! 「七人の侍」とか「羅生門」とかの話が出てるところでは、写真もちゃんと集めて載せている。いい写真が多い。

    まあ、徳間書店だし、鈴木敏夫さんが発行人です。
    やっぱり、鈴木敏夫さんの発案だったりするんでしょうか(笑)。
    さすが名編集者、名プロデューサーな感じ?

    繰り返しになるけど、動画、絵についての巨匠の対談だから、それについての写真、絵がいる、という単純な理屈をちゃんと大事にしてくれた本、という気がします。そこが好きです。

  • 以前、映像でこの対談を観たことがあるが、書籍化されていたので改めて読んでみた。

  • 黒澤明と宮崎駿の対談…といっても宮崎氏は、ほぼ聞き手。

    『テーマ云々はとうの昔に自分の中にあるもの。』
    『題名がスッとでないようなのは駄目だ。』

  • 2006/10/27購入

  • 分類=対談集(黒澤明・宮崎駿)。93年8月。

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著者プロフィール

(くろさわ あきら 1910−1998年)
日本を代表する映画監督。1943年『姿三四郎』で監督デビュー。生涯30本におよぶ名作を監督した。『七人の侍』(1954年ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞)など海外の映画祭での受賞が多く、映画監督として初めて文化勲章、国民栄誉賞を受賞し、1990年には米アカデミー名誉賞が贈られた。

「2012年 『黒澤明脚本集『七人の侍』』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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