丑三つの村

  • 徳間書店 (1984年9月1日発売)
3.64
  • (1)
  • (5)
  • (5)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 42
感想 : 3
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784195675939

みんなの感想まとめ

テーマは、津山事件を基にした犯人の心理と行動の深い考察です。著者は犯行準備や実行の過程を詳細に描写し、真実に迫る緊張感を持たせています。特に、犯行行動の描写は圧巻で、読者を一気に引き込む力があります。...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 青山生涯 1510076472 91/ニ/

  • 津山事件をよく研究され、とくに犯人の犯行準備や犯行行動を突き詰めて考察されています。

    ただ残念なのは犯行動機についてであり、「村の淫靡な風俗を憎んだ」のが主動機として書かれている点です。「こんな淫靡な村はなくなってしまった方がいいのだ」「あいつらは獣の牝と同じだ」と同族結婚を憎んでいたと描写されていますが、果たしてそれが動機だったかどうか疑問です。

    その後の研究により、動機は以下の2点だと思われます。
    1.財産簒奪
    名家であった都井家を祖父両親がほぼ同時に結核で亡くなったため、親族会議で莫大な財産そして名家の系統も分家に乗っ取られた恨み
    2.結核差別
    優等生で女性にももてていたのに、結核だという評判が立ったせいで村八分されていると思い込んだ。

    財産系統簒奪については最近の研究でわかってきたことであり、当時としては仕方がありませんね。

    本著の白眉は前述の通り犯行行動の描写です。

    どのように銃剣類を準備したか。
    どのように犯行に及び、その時に何を犯人は考えていたか。

    そのシーンはあまりにも真実に迫っていて、一挙に読み終えました。

    本小説は大ヒットし、映画にもなったそうです。

    本著と同時に購入したので、後程鑑てみようと思います。

  • 嫉妬と妄想の果ての惨劇(>_<)。
    八つ墓村からおどろおどろを取り除いたら、こんな切ない青春悲劇になった......

    弟とは作風がかなり違ってるね。
    必読。

  • 殺人シーンまでの引っ張り具合が上手い!!
    後は血みどろ...orz...

全4件中 1 - 4件を表示

西村望の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×