リア王密室に死す (徳間文庫 か 4-7)

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  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784195690451

感想・レビュー・書評

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  • 本書は二部構成です。第一部は、昭和23年学生が密室で殺される事件と、容疑が掛かった人物を救おうとする仲間たちのお話。第二部は現代の視点から密室殺人を再検証します。
    密室殺人一つだけなのでやや冗長な感じがしますが、トリックのアイデアがとても良いです。密室にする必然性も納得出来ます。
    また、第一部の青春劇の中にさりげなく散りばめられた伏線の回収が見事ですし、密室の真相が解けると速攻で犯人に辿り着ける構成も良いです。著者の代表作の一つだと思います。

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著者プロフィール

1928年岐阜県生まれ。慶應義塾大学文学部英文科卒業。出版社勤務を経て文筆活動に。52年探偵小説専門誌『宝石』に短篇「白い路」が掲載され、ミステリ界へデビュー。77年『透明な季節』で第23回江戸川乱歩賞を受賞。『海を見ないで陸を見よう』、『リア王 密室に死す』など旧制高校を舞台とした清冽な作品で注目され、『龍神池の小さな死体』『清里高原殺人別荘』『葉山宝石館の惨劇』等、巧緻な作品で、本格ミステリファンの記憶に残る傑作を多数発表。90年逝去。

「2023年 『梶龍雄 青春迷路ミステリコレクション2 若きウェルテルの怪死 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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